BITPoint Weekly Market View(Oct.29)

<先週の相場振り返り>

今年最低水準のボラティリティで推移をしている。
ビットコインがこの1週間で714,000円〜726,000円のわずか1万円強のレン時で推移することは、直近1年で初めてかもしれない。
騰落率で言えば間違いないだろう。
閑散相場は別に悪いことでもないが、トレーダーとしては退屈で仕方がない(笑)。
それでも先週を通して、ポジティブなニュースはもちろん多かった。
例えばスウェーデンでは、中央銀行も揃って国のデジタル通貨発行を目指している。
暗号通貨eクローナ実装に向けて着々と開発が進んでいる模様だ。
スウェーデンはキャッシュレス化先進国で、前にもお伝えしたとおり、キャッシュカードや電子マネーの支払いの割合が90%を超えている国であり、キャッシュレス先進国である。2019年には実装を開始し、実用実験に踏み切る見通しだ。
またドイツでは、中央銀行がブロックチェーンベースでの証券決済システムの性能試験を一定水準クリアしたと発表があった。

世界最大手の投資銀行、ドイチェバンクのアルゴリズムトレードの速度は世界一として有名であり、アルゴリズムトレードの回数は秒間200万回まで耐えられるサーバー容量になっているとファンドトレーダーから聞いたことがある。
現状、トランザクション処理量世界TOPクラスのドイツでもこういったサーバー管理からブロックチェーン管理へと移行の動きが見られるのは事実であろう。
価格にはまだ反映されていないが、着々と日々、技術が進化している。
この技術進歩は当面止まらないだろう。

<今週の見通し>

さて、今週は月末であり、実際の為替相場が大きく動きやすい時期でもある。
特に31日のロンドンフィキシングの時間帯(ロンドン時間16:00=日本時間11月1日午前1:00)ではドル円も大きく上下するため、現状のビットコイン円の価格には多少影響が出るだろう。
3,000円〜7,000円は一瞬で上下に振れるかもしれない。これが引き金となり、どちらかにブレイクしたタイミングで動き出す可能性もあるので注意しておきたい。

今週もチャート分析をしていこう。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 10月29日 ~ 11月4日】
想定レンジ:65万円 〜 80万円
コアレンジ:69万円 ~ 75万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコイン分析をしていく。(以下、BTC)

先週のコラムでお伝えした通り、緑で囲った薄いポイントもあり、抜けるタイミングとしては好都合だったが上抜けは見送りとなった。
三角持ち合いになるであろう、トレンドラインをいくつも引けるが、依然として動きがない(笑)
幾度も引き直す作業の繰り返しになるが、一目均衡表もテクニカル的にすぐに「三役好転」、「三役逆転」の発動にもなりやすい位置にいるため、油断はできないのだが、勝負タイミングを短期的に模索するのは難しい局面である。
買い目線は継続だが、今週も買い指値の目処を70万円としたい。
サポートラインが引けるポイントでじっと待つ展開とする予定だ。
仮に先に725,000円あたりを上抜けた場合、買い指値を切り上げて、715,000円で指し直す戦略もありだろう。

先日も米国で開発が進んでいる『Bakkt取引所』のビットコイン先物のリリースも12月12日ごろと発表があり、期待が膨らんだが価格への影響は限定的であった。世界最大のマーケットは来年には出来上がっているだろうが、辛抱強く待ちたいところだ。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 10月29日 ~ 11月4日】
想定レンジ:18,000円 〜 27,000円
コアレンジ:20,000円 ~ 24,000円

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。(以下、ETH)

先週と変わらず横ばい推移。ただし、こちらは買いエントリーを実施していこうと考えている。
ローソク足の実態が小さいものの、下で買っては、上で売るといった作業の繰り返しが直近のローソク足で見て取れる。
上髭を残す回数が増えてきているので、レンジ相場を繰り返しトレードしている投資家が増えてきている証拠であろう。
なので価格が下がれば、まず最初に買い注文が入るため、底堅い展開が続く。
直近のレジスタンスが引けるようなポイントを上抜いてくると、売り抜けてしまったプレイヤーが高値でも買いに回り始めることで上昇トレンド発生となりやすい。 マイニング報酬も3ETH→2ETHへと1Blockごとに減るため以前より売り圧力が減ることには間違いがない。
となると、このテクニカル形状も間もなく変貌してくるだろう。
買いで入るなら、直近サポートラインとなるが、現状、ほぼ似たような水準なので、現在の価格から成行き買いでも良いだろう。
主要コインの中で注目が遠のいているタイミングこそ、投資をしておきたい。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 10月29日 ~ 11月4日】
想定レンジ:44,000円 〜 60,000円
コアレンジ:46,000円 〜 55,000円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュ分析に移る。(以下、BCH)

こちらは下降トレンドラインを間もなく右に抜けてくる。
三角持ち合い形成中だが、このタイミングでポジティブ材料が市場に投下されれば、上抜けのタイミングがやってくる。
こちらも今週は買い目線で臨みたい。
サポートラインとなる46,000円付近から買い指値をセットして押し目買いスタンスを堅持する。
直近ターゲットは雲の下限となるだろう。おおよそ54,000円〜56,000円ぐらいに到達するなら、一度利益確定でも良いだろう。
その場合は再び50,000円近辺からの買い指値の準備をして押し目買いを回転させていきたい。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 10月29日 ~ 11月4日】
想定レンジ:4,800円 〜 6,400円
コアレンジ:5,200円 ~ 6,100円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTC)

こちらは先行スパンの雲が下方向に向き始め、さらに膨れ始めている。
ローソク足の実体も徐々に下サイドにわずかであるが切り下げている。
まだ横ばいのETHやBCHでのエントリーのほうが無難であろう。
今週のLTC買いは見送りでいきたい。
まだ下落トレンドの可能性が大きいように見える。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 10月29日 ~ 11月4日】
想定レンジ:40円 〜 60円
コアレンジ:48円 〜 56円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。(以下、XRP)

現在、50円のサポートライン上沿いを器用に動き、踏ん張りを見せている。
ここを割り込んでも40円のサポートライン、または直近安値である43円付近で買いが入りやすい状況だ。
躍動感が他のアルトコインよりはあるため、やはり動き出すとしたらXRPからではないだろうか。
昨年もちょうどこの頃からXRPが口火を切ってアルトコイン祭りが始まった。
今週に至っては、上方向の雲が薄いポイントなっている。
60円はレジスタンスラインになるだろうが、ここを抜けると、また大きく上昇していく可能性すらある。
このシナリオで勝負をするなら、50.1〜2円で買いエントリー、損切りは43円の下付近にセット、ターゲットは60円で半分一度手仕舞い、半分は建値に切り替えて上方向のブレイク待ちといった戦略だろうか。

今週はETH、BCH、XRPにも注目しつつ押し目買いスタンスを堅持したい。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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