BITPoint Weekly Market View(Jul.30)

<先週の相場振り返り>

ブラックロック報道から2週間近くが経過するタイミングだが、市場の熱気は徐々に高まっているように思える。 8月か9月と噂されているビットコインETF(上場投資信託)の誕生を今か今かと世界中の投資家は待ちわびている。 米国のSEC(証券取引委員会)次第ではあるが、期待が膨らむ一方であろう。 こういった類のニュースには過剰反応しやすい環境にある。 また思わぬポジティブ材料には大きく反応しやすい地合いであることは間違いがない。 個人的にはNASDAQ(米国店頭株式市場)のビットコイン先物上場に期待した関連ニュースが流れた際、また大きく上昇するのではないかと考えている。

忘れられているかもしれないが、NASDAQも昨年の晩秋ごろにビットコイン先物上場に関する報道があった。 ビットコイン先物は2018年の前半になるかもしれない、といった内容だ。 だが、2018年もすでに後半に突入している。 そろそろ蒸し返しのニュースが報道されやすい時期でもある。 その際には思わぬところまで上値を伸ばすかもしれない。

<今週の見通し>

市場はビットコイン一択になりつつあるように思える。 やはり米国が認可したビットコインETFはインパクトが大きい。採用されるETF銘柄にもよるが、比較的大きなファンドが運営するETFなら人気が高まるだろう。 米国のSECに申請をしていたETFの中で、個人的に興味を惹いているものは、「Proshares」が申請しているビットコインETFおよび先物ETFには興味がある。 このファンドはリリースしている金融商品の中で、レバ3倍ETFやインバース系ETFをリリースしている商品が多く、ユニークであり投機家好みの商品となるからだ。

こういった投機家はレバレッジを掛けてくれるのでそれ以上にインパクトが大きくなる可能性がある。 そういった期待もあり、先行の買いがBTCに集まっていくように考えている。

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 7月30日 ~ 8月5日】 想定レンジ:85〜110万円 コアレンジ:86〜95万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコイン分析を始める。

現在90万円前後で膠着状態だが、土日のうちはぎりぎり90万円を割れないことが多かった。誰も手放すプレイヤーがいないのかもしれない。 そもそも出来高を確認すると、実は先々週と比較して薄商いであることがわかる。 急な価格上昇でしっかりと仕込めていない投資家が多いのだろう。 ここからさらに上昇を続けるならば、また薄いマーケットを抜けていくことになるので、案外早くに100万円に到達する可能性がある。 目先、110万円や120万円も予想外に8月には到達してしまうかもしれない。 近場をみた期待の声もまだ少ないように思えるため、おそらくまだ市場参加者は躊躇しているのであろう。 今週はBTCの買い戦略で行きたい。85万円をバックにあまり押さない可能性もあるため、90万円前後なら買ってしまってよいと考えている。 仮想通貨市場全体の時価総額があまり変わらないのにBTC価格が上昇していることを考えると、明らかにアルトコインからビットコインに資本が向かっていることが容易に想像できる。先週と同様に、BTC中心の買いポジションで今週も勝負していきたい。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 7月30日 ~ 8月5日】 想定レンジ:46,000〜60,000円 コアレンジ:50,000〜56,000円

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。

雲の下限が抵抗帯となっているためか、上値が重い。 出来高が増えているものの、値動きの勢いに欠ける。 7月の高値から程遠い水準に位置しており、BTCと比較すると明らかに上昇の勢いが違う。 「アルトドレイン」と呼ばれるように、アルトコインの資本からビットコインへ資本が流れている代表的な例かもしれない。

遅行線もせっかくローソク足の実体を上抜けて良好なサインの一つだったが、再びローソク足の下で推移を始める可能性がある。 当面、50,000円〜55,000円のコアレンジを中心に小動き展開を予想している。 イーサリアムETF!などと海外で報道が出てくると話は別だが、それはまだ先の話であろう。 ホールドでよいと考えているが、短期売買の優先順位は低めだ。 買継続で様子見としたい。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 7月30日 ~ 8月5日】 想定レンジ:85,000〜110,000円 コアレンジ:88,000〜98,000円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュの分析に移る。

ローソク足の実体が雲の中に突入してきた。10万円のレジスタンスラインとBTCやの100万円のレジスタンスラインとの比率を考えると見事にいっしょになる。 よってBTC価格に影響を受けやすい現在は、BTCが100万円を超えた場合、BCHも10万円を超える可能性がある。 BCHはボラティリティが高いので、もしかしたら11万円付近まで上値を伸ばすかもしれない。 その際は、持っているポジションを閉じたいと考えており、再度10万円から押し目買いを検討する。

雲の中である程度の日数を過ごした後に雲の上限を抜けてくるだろう。 そうなった場合、先日BTCでも起きた、「三役好転」というテクニカル分析が成立し、上昇相場に転じる可能性がある。 雲の位置関係上、それが起こるのはまだ来週半ば以降ぐらいに思える。 今週のBCH戦略は上昇したら利益確定を狙うイメージでいたい。もちろん、ホールドしていることが前提だが。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 7月30日 ~ 8月5日】 想定レンジ:8,600〜10,500円 コアレンジ:8,900〜10,000円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

目先1万円のレジスタンスラインが控え、一瞬抜けるも、大きく抜けていくには何か材料がほしいところ。 もしBTCが100万円を超えるタイミングがあれば、同じようにLTCも1万円を突破していくだろう。 ただしその後は雲の中に突入となるため、小動きの展開で予想をしている。 上昇幅はあるかもしれないが、下落もまた早そうだ。

どちらかというとBTCやBCHのほうを中心にトレードしたほうが効率良いと考えている。 LTCは今週様子見でいきたい。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 7月30日 ~ 8月5日】 想定レンジ:45〜60円 コアレンジ:48〜55円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。

どうしたものか?最も元気を失ってしまったコインの一つである。 ローソク足の実体は短く、コマ足となってしまった。 今年の最安値近辺でこの停滞は非常に厳しい展開かもしれない。 仮想通貨市場全体が盛り上がりつつあるのに、今年に最安値のサポートラインが引ける箇所でストップをしている。 今のコマ足はトレンドが発生する前の前触れでもあるが、それは上昇も下落もトレンド発生条件が同じだ。 下方向に進んだ場合、少し深く走っていく可能性がある。

出来高がそれなりにあるのだが、こうも狭いレンジであることには疑問が生じる。 海外の取引所では、ライバルコインにあたるステラ(XLM)が大幅な上昇を演じている。BTCと同様に非常に大きく値を上げているのが気がかりだ。

少し様子がおかしいので今週に限っては、XRPも様子見といきたい。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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