BITPoint Weekly Market View(Jul.09)

<先週の相場振り返り>

週末、小生の仕事都合上、北京と上海のブロックチェーンエンジニアリングチームを訪問する機会があった。 中国の大学は理系と文系の比率が5:5か6:4とのことで、非常に理系の比率が多い。 子どもたちの大人になったらなりたい職業ランキングは「科学者」が常に上位の1〜3位の間にランクインするそうだ。

日本と比較すると中国は本当に多くの理系の人材に溢れていることがわかる。(っと言いながら、小生は文系出身だが・・・・。)

大変羨ましい限りであった。日本は中国の人口の1/10を下回るが、さらに今後ブロックチェーン分野含め、理系出身労働人口の差は、さらに広がっていくだろう。 今回、接触したエンジニアリングチームもとても優秀な方々ばかりでブロックチェーン技術、発達の速度は非常に速いと肌身で感じた。 日本がこの分野で付き合うなら圧倒的に中国企業だろう。世界の仮想通貨取引所の上位を中国系企業が独占しているのもうなずける。 冒頭から話がそれてしまったが、今後中国初の仮想通貨やブロックチェーン技術には要注目すべきだろう。

さて、先週も小動きの展開を見せた。 仮想通貨市場での下落トレンドには一服感が出ており、出来高も閑散としてきている。 大きなインパクトを受けるニュースはまだ飛び出てないが好材料での反発待ちではないだろうか。 先週のトピックスとして個人的に目が行ったのは、スイス証券取引所にてシックスデジタル取引所というものを立ち上げると発表があった。 SDX取引所と略されるようで、この取引所の特徴は、分散型台帳技術をベースに作られた取引所のようだ。 これにより、従来の証券取引所の運営コストがかなり抑えられ、かつ安全に運用できる目論見なのであろう。 スイスは仮想通貨取引所やブロックチェーン企業スタートアップが非常にやりやすい国でも有名である。

この業界では、スイス、マルタ、シンガポール、香港が最も受け入れ体制に明るい。 これらのエリアが仮想通貨業界のスタンダートを着々と構築してきているため、上記4エリアからの情報発信には敏感になっておいたほうがよいだろう。

<今週の見通し>

今週の見通しに移るが、基本的には先週と変わらない。 横ばい推移、時々上値を伺う展開を見せるが、あともう少し充電期間が必要なような気もする。

相場が閑散とする時期は必ず必要で、現在はその期間に値する。 しかし、それも長くなってきたので、レンジ相場もそろそろ終盤に差し掛かってきているのではないだろうか。 以下、いつものように分析をしていく。

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 7月9日 ~ 7月15日】 想定レンジ:65万円 ~ 85万円 コアレンジ:69万円 ~ 76.5万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

先週の見通しを今一度ご覧頂きたい。

一目均衡表の使い方や見方が掲載されているので、まずそちらをご参照頂きたく。

今現在だが、下降トレンドラインを右に抜けてきており、第一ターゲットとなる75万円付近でやはり止められた。 しかし、そこまで押し目を作ることなく、上値を伺いそうな形状になりつつある。 ここを超えると、また近くに76.5万円〜というレンジスタンスラインがある。 これが結構やっかいな抵抗線だと考えている。 ここを超えてもさらに雲が存在するため、今後の値動きのイメージとしては、チャート上に記載したピンク色の矢印よりかは、黄色の矢印のほうが無難ではないかな、と個人的には考えている。 おそらく間もなく75万円は超えてくるであろうが、76.5万円近辺でまた一度下押しする展開があるだろう。 よほどの好材料のサプライズがない限り、簡単に超えていくことが難しいかもしれない。 6月下旬に小さなダブルボトム形状を作ったが、黄色い線の通り動けば、大きな反転を暗示するヘッドアンドショルダーを連想させる形状にもなる。

しっかりとした値固めを行い、再度75〜76.5万円のレジスタンスゾーンを突破し、雲の中で推移を続けるようなイメージも持って望むと良いのではないだろうか。

いずれにしてもレンジで考えている。 今週は利食いを優先に、76.5万円付近で一部利益確定を。 浅い押し目を狙い再度、買いで参入。70万円をバックに引きつけられるだけ引きつけてエントリーが良いように思える。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 7月9日 ~ 7月15日】 想定レンジ:45,000円 ~ 60,000円 コアレンジ:50,000円 ~ 56,000円

■出所 BITPoint ETH/円

代わってイーサリアム分析に移る。

下降トレンドラインにようやくタッチをしてきた。 BTCのチャート形状も考慮すると、ETHも簡単にこのトレンドラインを抜けてくるのは難しいかもしれない。 雲との距離も遠く、遅行線がローソク足を上抜いてきてもいない。 今週は見送りでよいだろう。 押し目買いのみを狙って、次週に向けたポジションを取りに行く程度でよいと考えている。 買うなら50,000円近辺からで打診売買程度で良いのではないだろうか。 個人的には、今週見送りにする予定だ。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 7月9日 ~ 7月15日】 想定レンジ:70,000円 ~ 100,000円 コアレンジ:80,000円 ~ 90,000円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュの分析に移る。

こちらはETHと比較して良好な形状になってきている。 下降トレンドラインをしっかりと右に抜けてきており、底堅さを感じる。 併せて、他のアルトコインよりも直近の下落率が大きかったため、上昇した場合はそれ相応のリターンに恵まれる可能性がある。 こちらは今週からコツコツと仕込んでいきたい。 時間軸を落としてサポートラインを引き、そこをバックに買うと良いだろう。 おおよそ、78500〜80500円ゾーンならば、個人的に買いで入りたいと考えている。 ターゲットはまずは10万円。なので97000円や98000円程度で利食いの指値を入れておくとよいだろう。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 7月9日 ~ 7月15日】 想定レンジ:8,000円 ~ 10,000円 コアレンジ:9,000円 ~ 9,600円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

こちらは長らく下落トレンドが続いていたが、一服感が出てきた。 しかし、他のコインと比較してまだ最も弱い形状をしている。 黄色の線は基準線26となるが、その線から最も乖離をしているコインであろう。 まだ下落トレンド最中の可能性があり、回復傾向に向かうのは他のコインより1歩遅くなるおそれがある。 こちらは様子見としてよいだろう。 今週、このまま横ばいで推移をし、遅行線がローソク足と重なってくるタイミングからなら買い向かっても良い。 ただし、時間的にそれがわかるのは今週末となるはずだ。 今から判断を下すのは難しいのでステイ。 ライトコインの追加や新規の買いを狙っている方が週後半から参戦を模索すると良いように思える。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 7月9日 ~ 7月15日】 想定レンジ:45円 ~ 65円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。

先週の分析では50円バックに買い、60円で利食いというイメージを発信させて頂いたが、時間軸がズレてしまった。 週後半からをイメージしていたのだが、週前半にその値動きが出てしまったため、エントリーすることができなかった。

しかし、懲りずに今週はXRPから入っていきたいと考えている。 理由の一つとしてボラティリティの低下だ。 XRPは非常に変動率が大きく、トリッキーであるが、最近はその値動きを見せていない。 短期プレイヤーが完全にいなくなった証拠であろう。 その場合、急上昇の際に再度参戦してくる可能性が高い。 彼らの行動を先回りして買いで入っておきたいと考えている。 今週も50円をバックに懲りずに60円前後をターゲットに指値をしておこうと思う。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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