BITPoint Weekly Market View(Jun. 11 . 2021)

BTCは歴史的に出来事が大きかった1週間!国家のいくつかが法定通貨として議論!

エルサルバドルという中南米の小さな国で、Bitcoinが法定通貨として認定されました。
世界初の出来事です。
またこの国家では、地熱発電にてマイニングセンター設立にも意欲を示しており、これらのサポートをするのが、Bitcoin研究開発で世界最先端をいくBlockStream社です。
Lightning networkというBitcoinのサイドチェーン技術の第一人者組織としても有名です。
参考:https://blockstream.com/categories/en/lightning-network/

極めてわずかな送金手数料でマイクロペイメントを実現させられる技術をすでに確立しつつある彼らですが、国家と組めた時点で、むしろ十分な説得と勝算があるのでしょう。陰から支えるBlockStream社にも大注目です。

そしておそらく、今後もこのような小さな規模の国家で導入が検討されはじめるでしょう。
すでにこの報道を受けて、トンガやウクライナでも反応がありました。
新興国はインフレリスクと米ドル支配から逃れたくて仕方がありません。
Bitcoinをはじめとした暗号通貨がこの先、救世主になると考えます。
昨晩、米国のインフレ率はついに5.0%代に乗せてきましたが、インフレ懸念はすぐそこまで来ています。
エルサルバドルやトンガなど、こういった動きに、急ぎを見せはじめたのは、このためかもしれません。実に理にかなった行動だと個人的には思えます。
国家が準備金としてドル資産の一部をBTCに移し始めるため、やはり買い圧力になると考えます。

BTC週足はボトムアウト示唆?

20210611-btc01

今日は週足からです。
方向感がイマイチわかりにくい相場の場合は、なるべく大きな足から見ていきましょう。
週足では下ヒゲちょんちょん相場が4週間続いております。
これはボトムの合図でもあり、今週土曜日もこの価格付近で引ければ、次週から週足レベルでも上昇ターンに移行するように感じます。

仮に反発する場合は、次のレジスタンスラインの511万円付近がターゲットとなると予想します。
そろそろ下落相場にも飽きが来ており、あまりショートもしたくないような値動きのため、仮に420万円を再び上抜けて来ますと、来週早々から一旦の上昇相場に転じると考えます。

日足で具体的なブレイクタイミングを見ていきましょう。

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日足に時間軸を落とします。
冒頭でご紹介した通り、エルサルバドルやトンガの報道により、BTCはここ数日反発しました。
本日は上ヒゲをつけて陰線を形成中ですが、土日以降、直近高値である420万円を突破できれば、この下降トレンドラインも右方向に抜けてきますので、テクニカル的にも買いやすくなるでしょう。
ボトムアウトの合図だと考えます。
MACDは5月の安値をローソク足が少し割り込めませんでしたが、ダイバージェンスとしては、ニアミスぐらいでしょう。それでも一定の威力はあると思います。売られすぎ水準と取っても悪くない形状ですので、買いと判断しても良いと思います。
またエルサルバドルのニュースで隠れてしまっておりましたが、再びマイクロストラテジー社がBTCの社債を発行したようです。
その額4億ドルだったのですが(440億円)、なんと1日で16億ドルの申込みがあったようで、あっという間にクローズとのことです。
どちらかというとこの結果に反応して水曜日の夜から反発が入ったようにも思えます。
よって、こちらもちょっと雲隠れしてしまいましたが、好材料でしょう。

ちょっとBTCに資本を吸収されているか?

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Ethereum分析に移ります。
先日まで値動きに力強さがあったのですが、一連の報道を受けて、注目がすっかりBTCに再び移ってしまいました。
よって、アルトコイン全般軟調です。ETHだけは特別強かったのですが、他のアルトコインと同様に上値が重くなってきていると思います。
正直、ここからまた元気を取り戻すかはわかりません。
アルトドレインターンが強めにやってくるようにもやはり考え始めておりまして、申し訳ないのですが、前回、前々回コラムで申し上げたETHに比重を置いたロングトレード戦略を一旦緩め、BTCとETH、5:5程度の運用に戻したいと運用スタンスを変えていきたいと思います。
個人的なポジショントークになりますが、ETHの比重を落として、BTCの比率を上げる処置を取りたいと思います。
おおよそ、成行きで処理を始めるつもりです。
他のアルトコイン投資はなし、時価総額の大きなBTCとETHで運用を続けます。
レンジの広い難しい相場です。
みなさんも改めて、週足などでご覧頂き、気持ちを落ち着かせてみると良いことがあると思います(笑)
「木を見て、森を見ず」相場ですね。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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