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BITPoint Weekly Market View(May. 21 . 2021)

来週はConsensus2021, まだまだ下落に警戒か?

来週はCoindeskによる、米最大の仮想通貨カンファレンス、Consensus2021が開催されます。
今年もコロナ下ということで、オンライン開催の模様です。
https://www.coindesk.com/events/consensus-2021

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スピーカーには、マイクロストラテジー社のCEOマイケルセーラー氏やARKインベストメントのキャシー・ウッド氏、世界最大のヘッジファンド、ブリッジ・ウォーター率いるファンドマネージャー、レイ・ダリオ氏など、金融業界でも有名人物が名を連ねます。
個人的に注目しているのが、レイ・ダリオ氏からの発言で、元々彼はBTCには少し否定派だったのですが、昨年からBTC強気派に転じています。

ファンドマネージャー観点からの発言だと思うのですが、Bitcoinを金融商品観点として、規制をもう少し強く求めるような発言をされたり、AMLを意識した暗号資産による資金移動に関する厳格な制限についてコメントを残している過去もあります。

そして例年、4月は相場があがりやすいのですが、このConsensus開催日前後に市場が下落する傾向があります。
期待の買いが先行した後、セル・ザ・ファクト、事実で売れという相場の格言通りとなっているわけです。
今週の急落は貯まっていたポジションの損切りが主な要因だと思われますが、引き続きこれらのイベント期待で上がったところは利益確定売りに押されるように感じます。

先週のコラム通り、利益確定優先の記事を書かせて頂きましたが、まだ本命の買いは温存しておいたほうがよいかもしれません。

次の押し目はどこか?

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BTC日足分析です。
フィボナッチエクスパンションで分析しますと、1.618でピッタリと止められておりました。
その手前にある1.272で、個人的には買指値を入れたのですが、それをオーバーシュートするほどの下落でした。
この長い下ヒゲで価格が推移した時間は1-2時間程度しかなく、それぐらい一瞬の時間だったというわけです。
次の押し目を狙うのは難しいのですが、まずはダブルボトムを形成しにいく前提にて、買指値注文で対応すると良いでしょう。
今週の安値は、ドル建てで申し上げると3万ドル付近となります。ここを割り込むと海外勢も総悲観となりそうで、トレンド反転を謳う記事も出てくるかもしれません。
また金融市場では、今週のFOMC議事録にてテーパリングを示唆する理事が何名かいたとのことで、FRBも利上げ地ならしに入りつつありそうでして、これも一時的なBTC下押し材料になります。
そうなりますと、当然株式市場も調整が入るでしょう。よって、BTC市場でもまだ警戒は必要となるわけです。この値動きには、もうしばらく注意すべきではないでしょうか。

ETHは高値から60%近くの下落!

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ETHJPY分析に移ります。
非常に強烈な下落でした。
48万円まで上昇したのも正直驚きでしたが、そこからの急落も強烈なものです。この下値までの下落率は60%近くに及びました。
これにて、個人的に懸念しているのが、DeFi市場での資金の焦げ付きです。
DeFiが始まって、ETHがここまで短期間で下落するのは初だと思いますし、リクイディティマイングやレンディングサービスにもかなり痛手を被っている組織は複数あると考えます。
週明けぐらいから、これら類の悪材料が出てくる可能性もあり、ETH投資は、まだ少し控えめにしておいたほうが無難ではないでしょうか。
押し目を狙うなら、トレンドライン近くからの指値注文を出して、かなり深い押し目を狙い、指値注文して、放置しておく程度の温度感で良いと個人的には考えます。基本的には見送り、BTC主体の押し目買い目線です。

ようやくBTCドミナンスチャートは反転か?

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出所:Trading View

最後に、BTCドミナンスチャートをローソク足で表現してみました。
本日、最もお伝えしたい内容です。
年初からひたすらアルトコインが強い相場がつづきましたが、そろそろボトムを打ちそうです。BTCに資本が回帰するターンのように感じ、ドミナンス比率は、BTCが50~55%方向に戻りを見せる局面のように感じました。

こういった急落などの市場へショックを与えるような値動きがありますと、マーケットではゲームチェンジが起こりやすいです。次の主役がアルトコイン→Bitcoinへと変わる可能性があるわけです。
しばらく、アルトコインの上値が重くなると予想し、今年前半でよく上昇したコインや時価総額の小さなコインは、一服感が出るように感じます。

アルトコインが下落、または上昇しないのに、Bitcoinだけ上昇する相場は、2-3年仮想通貨投資をしている皆さんならば、何度も見てきた光景ではないでしょうか。
そのターンが、個人的には如実にやってくるように考えております。
よって、先日から申し上げている通り、再びBTCにポートフォリオ比重を高めて運用していきたいイメージを持っております。
急落をしてくれたため、資金を追加してでも買いに入りたい価格帯でもあります。
また今年後半の大相場に向けて、BTCをコツコツ仕込んでいくターンだと考えております。

まとめますと、BTCの深い押し目買い、ETHは控えめに。BTCドミナンス反転を意識したポートフォリオの調整を。
こちらが個人的な仮想通貨トレード戦略になります。ご参考まで。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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