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BITPoint Weekly Market View(May. 14 . 2021)

米国物価上昇が圧倒的!前年同月比CPI+4.2% PPI+6.2%からリスクオフ!?
仮想通貨市場を道連れに。

掲題通りです。テスラ社にて、BTC決済がペンディングになった報道についての見解とどちらか迷ったのですが、こちらの報道は仮想通貨サイトでは多く出回っているため、そちらに譲ることにしました。
今週末のコラムネタとして、金融市場で最もインパクトがあった米・CPIの結果から考察するBitcoin下落についての話をピックアップします。

米・CPIとは、消費者物価指数のことで、黒田日銀総裁がよくインフレ率2%を目指す、とよく発言されていらっしゃる言葉なのですが、このCPI(消費者物価指数)のことを指していることが多いです。

米国は今年4月、CPI(消費者物価指数)は、前年同月比で+4.2%という結果になりました。
すでにこの発表がある前から株式市場は大幅反落していたのですが、それに追い打ちをかける結果となりました。このCPIが発表される前日にすでに米株が崩れ、日経も大幅に崩れ、仮想通貨市場も当然連れ安になっていた状況でして、すでにこの結果が市場に漏洩していたのかもしれません。

なぜCPIが上昇すると株が下落するの?と疑問に思われるでしょう。
各国のCPIが前年同月比+2.0%を超える月日が数ヶ月から半年経過すると、各国の中央銀行は政策金利を引き上げる傾向があります。

米国は十分その条件を満たしつつあるのですが、2.0%の基準を大幅に上回るため、利上げを2-3回程、連続で行わないと2.0%以下に抑え込めないレベルの水準であることから、金融緩和はもうないだろう、という思考が市場に働いたのでしょう。おそらくこれが大きな売り要因になったように思います。

そして昨日には、PPIという卸物価指数が発表されました。こちらは企業の仕入れ物価指数平均になります。

つまり、企業の仕入れが上がれば、販売品は値上げをせざるを得なくなってきますので、物価が全体的に上昇する、というわけです。さらにCPI上昇要因になります。
その数値であるPPIが前年同月比+6.2%という内容だったため、数ヶ月先もCPIが高止まりする可能性が高いわけです。
さすがにFRBも政策金利引き上げを実施せざるを得ない状況になってくる可能性は高そうです。

そこにタイミング悪くテスラ社のBTC決済中止報道があったため、仮想通貨市場全体が急落したというわけです。
金融緩和はもうない、テスラはBTC決済を取りやめ!

今週は仮想通貨投資家にとってはちょっと踏んだり蹴ったりの週だったのではないでしょうか(笑)

先週のコラムではそろそろ利食いを入れたり、マーケットに警戒を始める時期だと書かせて頂きましたが、その雰囲気が出てきたように感じます。
来週から5月後半に移りますが、僕が最も注意している時期ですので、まだまだマーケットは荒れる可能性があります。しばらく利益確定優先でキャッシュポジション比率を高めるターンではないでしょうか。
本日に限っては逃げ場探しのチャート分析をしていきます。

BTCはネックラインを割り込みそう!?

20210514-btc01

BTCは先月の安値510万円付近まで下値を伸ばしました。
510万円を割り込みますと、次のサポートラインである、457万円付近まで下値を掘り下げそうです。
この価格帯にまでは十分あり得ると考えておりますので、戻った所は売りでも良さそうです。
向こう数日、順調に価格を戻し、チャート上でいう下降トレンドライン付近まで回復するとしたら、こういった下値をみた利益確定売りが複数出てくるでしょうから、上値は重くなると考えます。
一目均衡表の雲の付近でもあり、ねじれも起こっていることから、次の510万円トライは下抜けする可能性が高いと考えます。

米系ファンドはBTC投資の準備を着々と進めており、ぜひ大きく下がったところは買いで入る気満々でしょうが、入ってくるとしたらやはり350-450万円ゾーンからではないでしょうか。
MACDも陰転し、下落トレンド入りを示唆する形状になりつつあります。
今週は持っているポジションの縮小を推奨と致し、戻りの目処は580-600万円付近として記載をさせて頂きます。
レバレッジトレードでショート戦略も短期的にはありだとも考えます。

ETHは35万円からの買い狙い

20210514-eth01

ETHJPY分析に移ります。
本当によく上昇しました。一時48万円付近まで上値を伸ばしました。直近浅い押し目で入れるようなテクニカル的なポイントがないため、判断が難しい局面です。同じく現状価格から戻ったところは売りでも良いように感じます。

この短期的且つ急上昇トレンドが始まったのは4月からでして、その際立った安値から高値までフィボナッチを引いてみると、押し目の50%ラインは35万円付近となります。
直近高値から25%ほどの調整を想定して買うならこのラインからになります。
また1-2月ごろの乱高下相場では、ETHは35%の調整を演じました。
同じボラティリティで計算すると、その場合はちょうど61.8%押しの32万円付近になります。この価格帯水準まで押し目を我慢して、この水準から大きく勝負に出るのもありでしょう。

今月後半から6月にかけて大幅な調整が入る場合は、この価格帯で大きく買いで入りたいと個人的には考えております。

いずれにしても今週末から利益確定売りを優先し、大きな調整相場に期待した深い押し目買い待ちに戦略を個人的にはシフトしていく予定です。

総じて、持っているポジションは戻ったところで利益確定を。その後の反落を狙った調整相場を想定し、深い押し目買いを狙う戦略に切り替えたいと思います。ご参考まで。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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