BITPoint Weekly Market View( February. 26. 2021)

長期金利1.5%超えで金融市場に動揺、走る!
BTCも巻き添え食らうのか??

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出所:Trading view 米国債10年利回り

長期金利が急騰中です。
米国債10年ものが売り込まれ、金利の上昇に拍車がかかってきました。
年初0.9%程度だったものが一気に1.5%となると市場は警戒するでしょう。
このペースなら3月末には2.0%に到達している可能性もあり、ここまで上昇してしまうと市場全体がより一層の警戒感が高まりそうです。

仮想通貨しか取引されたことがない投資家さんの場合、何を言っているかわからないかもしれません。長期金利を説明すると一言では語れませんが、簡単に説明を入れておきます。

長期金利といえば、基本的には米国債10年物の利回りのことを指します。(20年債や30年債もあります。)

長期金利は緩やかな上昇は歓迎されますが、急激な上昇については、金融市場は嫌います。
短期的に長期金利が急上昇すると、極端なインフレーションが起こる可能性があり、物価上昇率が賃金上昇率を上回る可能性があることから、景気後退=悪いインフレとなるわけです。
自販機のペッドボトル150円が300円になると皆困るわけで、全ての小売店でこういった値上げの現象が起こるようになります。これは昨年コロナ向け経済対策と称し、大規模な金融緩和を世界的に実施した、後遺症です。民衆にお金をばら撒いているため、その資金で物を買ったり、株式や暗号資産といったアセットに資金が向かうからです。
どちらかというと貨幣の本質的価値がさがり、物価が上昇しているように思わされる現象です。

そして給与所得水準が維持となれば、人々の生活は徐々に苦しくなります。これが悪いインフレの怖さであり、その兆候が出始めていると市場は警戒をしているというわけです。

さて、しかしながらですが、個人的にはBTCはコモデティに分類されると考えており、こういったインフレ経済には非常に強い資産ヘッジ手段になると考えます。

仮に長期金利上昇にて、一時的にBTCが下落した場合、そこは大きな買い場となると考えております。BTCはデジタルアセットとしての地位を築いており、この流れは永らく続くでしょう。
ぜひ当コラムを通して、少しでも資産運用やインフレヘッジ手段として皆様のヒントとなれば幸いです。
さて、先週更新しましたコラムですが、結果的にさらに高値を上昇して550万円→616万円となりました。そして急落となっております。まだ慎重な姿勢を崩さず、今週もチャート分析をご紹介していきたいと思います。

急落したものの、1月の下落幅よりはまだ小さい

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BTCJPY日足チャートです。一目均衡表とフィボナッチを引いて分析します。
約616万円を高値に急落しました。現在の安値は480万円前後と22%の下落となっております。
1月の下落は1月11日に26%の下落を演じましたので、騰落率でいうと、この規模だったということです。
ただし、まだここから下値を割り込む可能性は十分残っていると考え、深い押し目買いを狙うべきだと考えます。
先週のコラムでは、480万円台の割り込みは要警戒と書かせて頂きました。
現在その警戒水準を少し下回ってから反発をしましたが、さらにここから割り込むようなら、下値を伸ばす可能性は高いと考えます。
参考:https://www.bitpoint.co.jp/news/market/bitpoint_weekly_view_20210219/

日足サポートの434万円水準を向こう一週間は絶好の押し目買い水準とし、この手前から買指値注文を推奨したいと思います。

上昇トレンドのウェーブは、トレンド成熟とともに徐々に荒くなっていくものですので、前回の下落幅26%は上回ってくる前提で投資戦略を練ったほうが無難だと考えます。
434万円まで下値を押す場合、ちょうど高値から30%の調整という計算になりますので、ちょうど良い水準とも考えられます。
またフィボナッチの61.8%押しの水準とも重なっており、テクニカル的にも条件が重なっておりますので、絶好の買い場となるかもしれません。
この価格帯まで押せば、市場はかなり悲観的になってくると思いますので、出動のタイミングだと個人的には考えます。

アルトコインの下落幅はより大きなものとなるので要注意!

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代わって、ETHJPY日足分析です。

こちらはBTCより大きな調整となると予想できます。基本的にアルトコインの調整幅はBTCを毎回上回ることから、BTCが30%で想定するなら、ETHは40%ほどの調整を警戒しておくべきではないでしょうか。

直近高値は21万円台後半です。ここから40%の下落が入ると、約12万円代後半となります。ですので、このあたりからしっかりと押し目買いできる余力を残し、相場に臨まれると良いと個人的には考えます。
そして基本的にはBTCに値動きは連動すると思われますので、仮にBTCが440万円付近まで下落したら、ETHもそのタイミングで買いを狙うと良いのではないでしょうか。
ただし、そのタイミングを読んで、運良く購入できるとは限りません。
その場合は、買い指値注文機能をうまく使って頂ければと思います。

上記の仮説を含めて12万円台後半から買指値注文をイメージしています。
逆に12万円を割り込んで推移を始めると、一目の雲を下回ることになるので、テクニカル的には「三役逆転」の可能性もあります。アルトコインは崩れると本当に脆いので、想定外の深い押しを形成するケースも少なくないです。
過去にETHは50%調整して、そこから高値を大きく更新していった事例もあり、油断はできません。資金管理に十分余裕を持ってうまく対処できるよう心がけてください。

裏を返せば絶好の投資機会にもなりうるので、辛抱強く待つべきでしょう。
ここ数週間、警戒感を強めたコラムに仕上がっておりますが、ようやく待望の下落相場が始まりました。
どこかで絶好の買い場はやってくると信じて、資金に余裕を持って投資チャンスを伺ってみてください。
今週末はBTC,ETHの深い押し目買い戦略を推奨させて頂きました。ご参考まで。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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