BITPoint Weekly Market View( January. 29 . 2021)

BTCはディセンディングトライアングル
買いは見送り、金融市場の動向に注視!

今週の金融市場ではFOMCイベントがありましたが、市場の反応は限定的でした。
話題は、米ゲームソフト販売会社のゲームストップ株の暴騰劇場でした。
ロビンフッダーと言われる、個人投資家がヘッジファンドの空売りを一気に討伐する仕手筋戦です。

SNS上で団結を求め、ヘッジファンドの空売りポジションを強制ロスカット水準にまで追い込んだようです。
1株20ドルにも満たなかった個別株は昨晩、500ドル手前まで急騰し、そして大暴落となりました。

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わずか2週間での出来事です。
実は金融バブルの終焉では、こういった今までありえない出来事がよく起こります。
金融詐欺や事件の報告件数が増加傾向にあり、実態に伴わない株価が大幅に吊り上がったり、界隈では煽りや妬み、罵り合いが数多く起こります。Twitter上でも最近よく見かけるようになりました。
個人的には呆れておりますが、こういった局面では決まって、市場にリセットボタンが押されます。
上がったものは下がり、下がったものは上がります。
昨年のコロナ経済で各国の中央銀行が犯してしまった断続的且つ大規模な金融緩和、大規模な政策金利カットが原因でしょう。もちろん、当時はどうしようもなかったため、株価を下支えするために、ジャブジャブにお金を刷ったのです。そしてそのツケが間もなくやってくるように個人的に考えます。

実態経済と大きく乖離した株式市場の上昇が、未来永劫続くわけではありません。一度は大きな調整局面を迎える時期が近づいているように感じます。そして暗号通貨市場も例外ではないでしょう。

もちろんBitcoinをはじめ、暗号資産信者である筆者にとってもこのようなことを執筆することには少々心苦しいですが、やはり市場価格が常に正しいです。
大きく成長を遂げる時期もあれば、行き過ぎた価格修正が起こったり、逆に過小評価される時期だってあります。
本日の相場分析は、その警戒感を表現しているのだと、お察しください。
長らくロングポジションを推奨してきましたが、長期ポジションを除く、短期トレードの買いポジションを筆者は大幅に手仕舞いをはじめました。
しばし、金融市場が落ち着いたころからまた参戦を予定しております。

BTC日足はアセンディングトライアングル

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日足分析です。
三角持ち合いの中でも下方向に抜けやすい形状がアセンディングトライアングルです。
一見、何度もサポートラインで止められて反発されておりますが、しっかりと右肩下がりになっているため、徐々に買い方が追い込まれやすい形状をしているのが特徴です。

円建てで300万円前後を3度も止められましたが、4度目のトライでは抜ける可能性が高いです。
長年相場をやっているとわかるのですが、3度まで止められるラインはありますが、4度も止められて、大きく相場が反発をしたことは滅多にありません。
次回、もしサポートラインに追い込まれた際には、大幅に下落するリスクは高いと考えております。よって、リスクリワードも考慮した結果、一度、この価格帯で手仕舞いを考えました。

日足ベースでは、下降トレンドライン上限付近に推移をしておりますので、短期的に売りやすい価格帯です。レバレッジ取引でショート戦略に切り替えるのも良いでしょう。
1時間足で戻り売りの目処をご紹介していきます。

レジスタンスライン360万円をバックに売り

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1時間足です。
おおよそ300-360万円のレンジ相場でしょうか。しばらくこの価格帯で推移する可能性もあります。上に抜けて大きく反発をしない限りは、戻り売りトレードが良さそうです。
日足では高値が徐々に切り下がっているため、上がったところは買いが入ってこない、且つ売り注文が断続的に入ってきているのでしょう。
ちょうど良い価格なので、筆者的には360万円のレジスタンスラインをバックにこの価格帯からショートを狙い、一部300万円手前で利益確定、さらにサポートラインブレイクのシナリオを前提に週末は持ち越して様子を見たいと考えました。

思惑通り下落するならば、ショートエントリーした価格に建玉のストップ注文を変更し、リスクフリーで勝負したいところです。

ETHはMACDがダイバージェンス継続

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続いてETH日足分析です。
強気の姿勢をしばらく続けましたが、未だに日足でダイバージェンスが発生しております。
DeFiブームでETHの需要は継続しておりますが、DeFiトークンの上昇もGME株ほどでもありませんが大きく買われています。
今回の金融市場にて、リスクオフ相場がやってきた場合、その影響は受けやすいでしょう。投資家はどこかの市場で損失を被った場合、その手当のために含み益のポジション精算するものです。
暗号資産の含み益はそれらに充てられていきますので、自ずとDeFiトークンのプレミアムもETH価格が下落すれば悪くなるでしょう。

このように連鎖をはじめる可能性が少なからずあるように感じます。
少し行き過ぎた価格調整フェーズに警戒感を強めたいと思います。

ETHもBTC同様に現在の価格帯でポジションを精算し、深い押し目待ちを狙います。
押し目はトレンドラインを引いておりますが、もしも大きく急落した場合、止められるであろうポイントは、7万円のサポートラインになります。
ダメ元前提で指値注文をセットしておこうと思います。
個人的なイメージですが、7-10万円ゾーンで買い直せたら御の字だと考えます。

昨年秋ごろから買い一辺倒の強気でコラムを執筆して参りましたが、今週より、トーンを落とします。繰り返しますが、長期ポジションは精算しなくて良いと思います。
あくまで短期トレードを狙ったコラムになります故。

短期ポジションを手仕舞い、深い押し目買い、デイトレレベルでBTCをショートし、レバレッジトレードを楽しむフェーズに移行したいと思います。レバレッジは0.5-1倍に押さえての少額トレードにて、筆者は行う予定です。ご参考まで。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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