BITPoint Weekly Market View(Jul. 29 . 2022)

米GDPは2期連続マイナス成長!緩和期待で株高、暗号資産高!

昨晩発表された米4-6月期GDPは-0.9%という結果になり、2期連続でマイナスとなりました。
経済的な観点からしますと、四半期で連続マイナス成長を記録しますと、その国ではリセッション入り(景気後退)と判断されます。
米国はまさにその状況になりました。
これを受けて米株、暗号資産は上昇、利上げペース鈍化期待でドルは売られました。

景気後退にも関わらず、リスクオンの値動きが出ている点については疑問かもしれませんが、先日からリスクオフは多少織り込み済みだったため、リスクオン方向に値動きが傾いたように感じます。

急騰を始めたETH

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本日はETH/JPYから分析を始めます。
市場は完全にリスクオン材料しか反応を示さなくなってきました。
こういった現象はマーケットでしばしば起こります。
悪材料が多すぎて、誰もが投げ売りを終えたあと、どれだけ悪材料が出てきても市場が反落しない現象が起こります。直近ではレンディングサービス系の企業の焦げつきが目立って破産申請が行われてもETHの下落が続かなかったパターンはまさにこのタイミングだったと考えられます。

今回は、6月の米CPI発表がきっかけでした。市場はインフレのピークアウトを予想し、そして米国の景気後退=利下げペース鈍化+追加緩和期待でETHは買われ始めたと個人的には解釈をしております。
チャートですが、現在、レジスタンスラインであった23万円を超えてきました。
これでボトムアウト濃厚でしょう。
8月のETH価格は23−28万円のレンジに切り上がったと考えます。
一目近郊表の雲の先端はプラスにねじれ、ローソク足実体も雲を抜けてきました。
「三役好転」シグナル転倒です。
MACDもプラス圏に。
リスクオフを警戒していたポジションの巻き戻しはまだ残っていると思いますので、ここで大きく解消されるフェーズにきたように思えます。

今週のFOMC利上げは0.75%となり、GDPはマイナス成長を記録。
おそらく、今週末の金融経済誌では、リセッションの文字、金融緩和期待、2023年利下げの可能性、9月の利上げコンセンサスが0.50%→0.25%に下方修正など、色々と出てくると思います。

これらは全て、米株、暗号資産市場にとってポジティブ材料です。
特にETHはよく売られたので、BTCよりもETH投資中心に比重を置いておくとパフォーマンスが良くなると考えます。

22万5000円の節目が休日のサポート

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ETH/JPY1時間足です。
単純ですが、すでにレジスタンスラインを抜けたので、今度はここがサポートラインになります。
こちらで拾うべきでしょう。
今週末のETH戦略は22万5000-22万6000円ゾーンでの押し目買い戦略が基本となりそうです。ストップは21万円割れを意識し、それまでは買い下がり戦略でも良いように感じます。1時間足の一目近郊表も当然ながら、上昇シグナル点灯中です。

BTCも335万円突破で上昇に弾みか!?

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つづいて、BTC/JPY分析です。
335万円のブレイクが待たれます。
前回の高値を超えていけておりませんが、ETHから出遅れていずれ高値を更新していけると考えます。
一目均衡表の「三役好転」シグナルはまだ点灯しておりませんが、ローソク足実体が、雲の上限を抜ければ、おそらく上昇加速に弾みがついてくるでしょう。
335万円のレジスタンスラインと重なっておりますので、ここはクラスターポイントとして認識されます。
抜けた時はBTCの上昇も結構加速しやすいと思いますので、期待したいところです。

基本ETH中心のポートフォリオですが、BTCの買いも問題ないと思います。
今週末はファンダメンタルズでも追い風報道が多く出てくると思います。
前回コラム更新に引き続き、強気目線を今週も堅持し、8月相場を迎えたいと思います。
ご参考まで。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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