BITPoint Weekly Market View(Jul. 08 . 2022)

Mt.Gox債権者へBTC返金開始

2014年に破産したマウントゴックス(Mt.Gox)ですが、ついに債権者へBTCが返還されるそうです。
その枚数、およそ15万BTCということで、およそ30億ドル相当になります。
約4000億円相当のBTCが世界中の投資家に向けて返金されるようです。
投資家の判断によりますが、おそらく何割かは返却されたBTCを換金し、出金手続きに入ると思われます。

しかしながら、それが例えば8割方換金されたとしても3000億円程度です。
一時的な売り圧となるでしょうが、今の流動性ならば吸収してしまえると思います。
そこまで悲観的になるような内容でも無いように思えます。

BTCは一旦調整上昇開始か?

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BTC/JPY日足分析から始めます。
本日、大きく上昇をしております。
DeFi市場で荒れたレンディングサービス企業の破綻や救済がある程度一巡したようで、買い戻し優勢となりました。
世界の最大手取引所、FTXやBinance社などが一部の企業に対しては救済を表明しており、これらの企業が業界を救っていると言っても過言ではなさそうです。
今週末はしばらく反発の地合いが続きそうです。
チャートは下降トレンドラインを目指す展開だと予想します。
またレジスタンスラインである335万円付近に上値の余地はあるかもしれません。

ただし、上がったところは売り場になると予想します。
あくまで短期的なショートカバーの単発で終わりやすい相場だと思いますので、下手に買いでついていくトレードは、現状は見送っても良いと思います。
特に今晩は米国雇用統計です、指標が悪化の場合、今期末あたりからリセッション入りの可能性が高まってきますのでリスクオフ相場となるでしょう。欧州経済もかなり雲行きが怪しく、新規フローが入って来にくい状況だと感じます。
もう少し待ったほうが良いのでは無いでしょうか。

ETHJPY日足分析

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続いて、ETH/JPYチャート分析です。
こちらは下降トレンドラインをすでに右に抜けて来ました。
BTCと比較しまして、下落トレンドの角度が急であったことから、右方向に抜けてくる時間が早かっただけでしょう。
一目の雲まではまだ距離があり、一目の雲に触れるまでは、基本この価格帯での推移が続くと考えます。
現在、直近高値のレジスタンスライン付近まで上値を伸ばして来ました。
個人的には抜けてくるのだろうと感じますが、そのショートカバーで上がったところが売り場になるように思えます。
短期勢の利益確定と新規の売りが入って来やすくなりますので、そのタイミングにて買いで入っていくのは得策では無いように思えます。
しっかりと押し目を待つこととし、現状価格ではETH買い戦略は見送りとんしたいと思います。
個人的には深い押し目待ちを狙い、12-14万円レベルからの買いを狙っていくイメージです。

ここ最近、悪材料が出ても暗号資産マーケットはそこまで反応を示さなくなりました。
よって、底割れしても値動きは限定的だと考えて、12-14万円のぎりぎり手前から買い向かうイメージです。

今週末から来週にかけては値固め相場が続くでしょう。ボトムレンジでの値動きを当てるのは非常に難しいため、もう少しマーケットを観察し、株式市場とも相談して、買いのタイミングを伺うフェーズだと考えます。
暗号資産は昨年11月に天井をつけまして、株式市場よりも早くTOPをつけました。
おそらくボトムも株式市場よりも早くつけると考えておりますので、いずれにしても底がそろそろ近くなって来たように思えます。またMt.Gox債権者への返金が終わるまではそこまで強気になれないのが本音です。
以上、今週も慎重な姿勢を堅持したいと思います。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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