BITPoint Weekly Market View(May. 27 . 2022)

大人気STEPNトークンが急落!第二のLUNA探しか?

歩いて健康を手にする+トークンを手にするSTEPNというサービスが日本でも大人気となっておりましたが、バブル崩壊の様相です。
昨晩、中国規制のアナウンスがあり、中国でのサービス提供が7月15日をもって停止予定となりました。
参考:https://coinpost.jp/?p=353693

GPSの追跡型アプリであり、iOSやAndroidで歩いた距離を追跡し、一定の距離を歩いた分に対してトークンが支払われる仕組みとなっておりました。
健康的にもなるし、少しお小遣い稼ぎにもなるしと、日本でも人気が高まっていた矢先でした。
YouTubeで検索すると多くの動画が出てくるほどです。

ゲーム内トークンGSTチャート

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STEPNガバナンスとトークンGMTチャート

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月初から比べて価値は1/5~1/9程度と大きく価値を毀損しております。
LUNAは1/800という凄まじい下落でしたのでまだ比較にはなりませんが、暗号資産市場の地合いが悪いだけに、売り込まれると大きく下落しやすい状況です。

筆者もITエンジニアリング会社を経営していることもあり、一定の理解をしているつもりですが、世界的にiOS(Apple)やAndroid(Google)でスマホアプリをリリースする際に厳格な審査が存在します。
特に仮想通貨系のサービスの審査は非常に厳しく、通過するのに非常に難易度が高いのですが、このSTEPNのアプリは正式にリリースをされていたことに疑問もありました。
ゲーム内トークン→アプリ外部でガバナンストークンに変換というスキームなら法的に抜け目?程度と個人的には考えておりましたが、中国当局からは規制が入ったのか、昨晩、急遽禁止というアナウンスとなりました。
GPSにて、歩いた距離を適切に測定するには、ウェブアプリでは精度が極端に落ちることから、このサービスはどうしてもiOSやAndroidアプリが必須のサービスです。
また見方としては、中国側はそもそも暗号資産取引が禁止されているので、利用規約上、Apple側やAndroid側の審査規定に抵触している部分が見つかったのかもしれません。
理由は定かではありませんが、今後この判断が覆る可能性は極めて低いと感じます。
STEPNは大きな市場を1つ失いました。一旦、大きく上昇していたマーケットは、大きく調整を余儀なくされそうです。

それにしても、こういったDeFi系サービスは爆発的な人気が出る反面、崩れると一気に大崩れという表裏一体というサービスが多いですね。
引き続き似たようなサービスも、トークン価値が大きく損なわれる可能性があります。
よってそれらの主要チェーンを担っているETHやSOL、AVAXなども売られやすい地合いが続くように感じます。

連れ安となっているETH

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今回はETHから分析していきます。 SOLやAVAX、BNBといったエコシステムが台頭していただけにシェアが徐々に奪われ始めていたETHですが、本格的にその下落が大きなものとなってきました。 4月には40万円以上まで回復を実現していたのですが、現在は22万円台と冴えない展開です。 今月の安値を割り込んできており、安値の目処が見えません。

長期チャートに切り替えますと、

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次のターゲットは昨年の安値である19万円となりそうです。
次々と、DeFiやGAME-Fiといったサービスが総崩れを始めているので、まだ止まらない可能性があります。
昨年、一昨年とETHを皮切りに、この市場は成熟してきました。
ITバブル崩壊時のチャートに似ておりますが、今は大きく調整を始める幻滅期に移行を始めたのかもしれません。
参考:ハイプ・サイクル理論(ガートナー社)https://www.gartner.co.jp/ja/research/methodologies/gartner-hype-cycle

イノベーションの成長には必ず後退期も存在しますので、今は個人投資家としては受け入れる時期ではないでしょうか。
ETHは個人的には今週からゆっくり買いはじめていたのですが、一旦様子見姿勢に再び切り替えて、19万円手前まで引きつけてから再びエントリーを模索したいと思います。
仮に19万円を割れるようですと、さらに大きく崩れるリスクがありますので、19万円手前からのエントリーも資金の半分程度にとどめた方が良いと考えております。
今週末も慎重姿勢を崩さず、様子見中心のスタンスです。

久しぶりにBTCのターンか?

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代わって、BTCチャート分析です。
DeFiブームとは無縁であるBTCですから、資本はこちらに一旦回帰するように感じます。
アルトドレイン相場がやってくる可能性も高いと感じ、買い始めるならBTCからでしょう。

前回のコラムから目線は変わらず、330万円のサポートラインをバックに買い下がるイメージです。
仮に割れても次のサポートは300万円になりますので、300-330万円ゾーンで買い入れる余力も残しながら資金配分されると良いのではないでしょうか。
米国株式市場もボトムアウトを示唆し始めるような底堅い値動きとなってきました。
6-7月は一度反発フェーズだと考えておりますので、BTCもその恩恵を受けて連れ高になると予想しております。
アルトコイン→Bitcoinの流れも久しぶりに見られるかもしれません。
向こう1週間はBTC中心に買いトレード戦略でいきたいと個人的には考えております。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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