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BITPoint Weekly Market View(Dec. 03 . 2021)

オミクロン変異株拡大に伴い上値が重い展開

先週の金曜日、金融市場が急遽、急落に転じました。
南ア発の変異株、オミクロンと名付けられ、感染拡大が各地に広がっております。
スパイクタンパク質に32箇所の変異がみられると話題になっており、デルタ株の2箇所と比較して圧倒的な変異数です。さらに、感染拡大速度も類を見ない速度のようで、南アでは一気に感染が拡大をしております。
11月中旬では1日あたり、200-300人程度だったのにも関わらず、12月2日現在では1日あたり、11535人の感染者が確認されており、その拡大速度はデルタ株を圧倒的に凌駕しております。

参考元:https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/south-africa/

週末には1万人の感染者超えが予測されており、この速度ですと、来週末には1日あたり10万人近くの感染拡大につながっている恐れがありそうです。

この感染速度が世界を震撼させており、各国政府が慎重な姿勢を示しているのです。
報道を見ていると、「感染症状は軽い」とされており、特に金融市場のニュースではこのような内容が目立ちます。合わせて、Bloombergやロイターに配信されているニュースを見ていると、株は買い場というコンテンツが多く散見されます。
しかしながら、少しずつ米株市場も下値を切り下げてきており、仮想通貨もそれに習って少しずつ下落をしてきている状況です。

致死率が高くなくとも、感染速度が早ければ、それなりに政府は対応を迫られます。よって経済活動の制限を余儀なくされることから、やはり各国の経済指標は徐々に悪化してくるでしょう。
そうなりますと、目先短期的なリスクオフ相場は十分ありえるのではないでしょうか。

1000人のアンケートでは、86%が買い目線?

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11月28日から30日までの期間限定にて、個人Twitterアカウントでこのようなアンケートをとりました。

1037票の投票をいただけましたが、投資家の方々は、買い場と感じている人が27.4%、買いたいけれど、資金がない(つまり多くは買い持ちしている。)投資家が21.2%、様子見だが、ポジション清算するか、買い増しするかお悩みの方が34.9%と最多でした。

34.9%の方も買い持ちしている+さらに買い増すか、悩んだ末決済する人といったつまり、「現状とりあえず、買い目線」でいる人がこれほどの割合でした。
売りで見ている人は16.5%とかなり少ない印象です。

よって、ほとんどの投資家はすでに買い持ちをしており、買いに偏っていることがこのアンケートからお分かりいただけます。

個人的には、これだけ不確定要素が強いファンダメンタルズ状況で、買い目線の投資家が多くいらっしゃるということは、少々危険な状況かもしれません。

ファンダメンタルズの環境認識では、本結果を踏まえ、しばらく買いトレードを実践してきましたが、今週よりポジションを縮小する必要があると個人的には考えます。

徐々に上値を切り下げている

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BTC/JPY日足分析です。
11月初旬から、徐々に上値を切り下げてきておりました。780万円前後をつけた史上最高値から605万円前後までの調整を得て、ここから反発できそうな形状でしたが、上値は重いままです。

今週は一時669万円まで回復をしましたが、上髭で終えている日が散見されます。
上がったところでは、売りが出てきている証拠でしょう。
筆者と同じく、警戒感を強め始めている投資家も少なからず存在しそうです。彼らが売り逃げの準備をしているのでしょう。

またこの日足の出来高からもお分かりいただけるように、8-9月時期は出来高が多いですが、高値圏にある10-11月では比較して、少し出来高が減少傾向にあることがお分かりいただけますでしょうか?
短期的に投資家が買い切った証拠になります。
よって、一定幅の調整を余儀なくされるかもしれません。
個人的には近々ポジションを縮小し、かなり深い押し目買いを待つべきだと考えます。
目先、605万円のサポートラインと577万円付近のサポートライン、そしてトレンドラインに注目ですが、ここは一旦買い場になるであろうと認識しつつも、いつもよりポジションは控えめで指値注文されると良いでしょう。
しかしながら、577万円すら割り込む状況ならば、速やかに損切りを入れて、且つ持っているポジションをさらに縮小すべきだと考えております。

ETHも強いが...。

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ETH/JPY日足分析に切り替えます。

BTCと比較して優秀な形状をしておりますが、前述通り、コロナ感染拡大が長引けば、いずれ下落してくるでしょう。
ETHを除けば、アルトコインはベア形状となっており、TRXやBAT、XRPなど、いずれもビットコインよりも弱気形状となっております。
ETHだけ助かるということはありませんので、下落率は少ないものの、一定の調整は余儀なくされると思います。

さて、ポイントとしては44-45万円のサポートラインでしょう。ここまでの下落は買い目線で問題ないのですが、割り込み始めると、ストップを巻き込んで下落しますから、一気に40万円方向に走ると思います。

買いトレードのみで挑戦する場合、現状プライスで少しポジションを縮小、45万円をバックに買い下がり、上がったところは売っていく戦法を。
しかしながら44万円を割り込む場合は、近い位置にストップをセットするなどして、フットワーク軽く動ける体制を整えておくことが重要ではないでしょうか。
週末のお休み中も時間が取れない方は、ポジションを縮小して、変異株騒動が落ち着いてから買い直す程度の心づもりで結構だと思います。
しばらく強気目線でおりましたが、今月より、筆者は少し弱気目線を入れて慎重姿勢を強めたいと思います。ご参考まで。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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