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BITPoint Weekly Market View(Nov. 19 . 2021)

BTC重要サポートラインブレイク!
史上最高値はしばらくお預けなのか!?

今週に入り、暗号資産市場が崩れてきました。
これといった悪材料があったわけではないのですが、11月15日に成立した米インフラ法案では、暗号資産関連のなかに「ブローカー」という記載がありました。この「ブローカー」では、coinbaseをはじめ、米国の暗号資産取引所を当然指しているものだと思われますが、この「ブローカー」という表現に対し、税務報告として顧客情報開示を求める条項について嫌気がさしたように筆者は感じます。

どういうことかと申し上げますと、この「ブローカー」という定義が曖昧で、マイナーやウォレット開発会社、及びコインの開発元など、広義な解釈になることから、これらの事業者や個人にも報告義務が生じるなどと懸念が寄せられているとのことです。
既に、米国議員の複数名がこの「ブローカー」という単語の表現について、修正を求めているようです。

相場の反応を見ていると、やや過大解釈な気もしますが、日本の仮想通貨交換業者業界の中でも「トラベルルール」というものが来年にかけて全業者このルールが適用されることとなっております。この「トラベルルール」とは、購入したBTCを外部アドレスに送金する場合、本人の資金移動なのか、支払いなのか、など、チェック項目が設けられるようになるようです。

基本的にはAML対策に重点においた法律や規制が先進国で目立っている印象です。
しかしながら、イノベーションの阻害にもなりかねなく、業界規制団体と当局との協議は長引くのではないでしょうか。

話を戻しますと、このインフラ法案可決した翌日の火曜日から暗号資産市場は下落が顕著になりました。
おそらく、この米国のインフラ法案に嫌気がさして、相場下落の引き金になったようにも思えます。また市場ポジションもだいぶ買いに偏っていたと考えます。
少し深い調整となりかねなく、追加エントリーは様子見の時期かもしれません。

海外市場ポジション比率と金融市場

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出所:https://www.coinglass.com/ja

こちらは海外デリバティブ市場の顧客売買比率を現したグラフになります。

ご覧の通り、真っ赤です。買いトレーダーのロスカットは既に多く出ているようで、さらに言及すると、すでに今週半ばから売り比率にずっと傾いている状況です。
つまり、現物市場の投売りが断続的に続いているように思えます。
BTCやETHは直近24時間で5%強の下げに踏みとどまっておりますが、アルトコイン全般は7-10%下落しているものが目立ちます。
一度、資本がキャッシュポジションに戻っているようです。
この値動きは簡単に止まらないと考えておりますので、今週末に限っては様子見主体、かなり深い押し目買いトレードを推奨とさせてください。

BTCJPYフィボナッチ目安

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日足です。筆者の経験からしますと、急騰した年でも11月にちょっとした下落はありました。
2017年の時は85万円→60万円という30%程度の下落調整があり、その後、225万円の史上最高値まで駆け上りました。
2020年の11月も数日間にわたり、200万円→170万円という15%程度の調整があったのです。その後、ご存じ年明けには400万円を超える上昇を演じました。

その調整期間は、1週間程度で終わっておりますから、今回の調整幅はまだ20%にも満たない程度です。
よって、現状レベルの下落は、まだ十分許容範囲内と考えて良いでしょう。
さて、フィボナッチで押し目買いの目処をみていきましょう。
38.2%を少し割り込みました。わずかに下抜けて切り返す場合もあるので、まさに640万円前半は、買い場となります。次に50%の半値押しです。
この水準は606万円付近と600万円手前のプライスの節目でもありますから、ここは買いやすい価格帯でしょう。
また直近高値から約21%の下落になりますから、過去データの調整幅としてはベストなタイミングになるかもしれません。
今週末はこの2つのポイントを押さえて、相場を眺めていくと良いでしょう。

ETHJPYフィボナッチ目安

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次にETHJPY日足です。
直近高値から38.2%押しの水準で少し耐えております。BTCよりも下落幅がわずかに低く押さえられている現状です。
仮にBTC同様に割り込めば、次の押し目買いは50%の半値押しになりますので、こちらもあわせて意識をされてください。
現状、45万円からの買いエントリー、50%押しならば、42万2500円からの水準でのエントリーとなりそうです。

現状、テクニカル的にはベアな形状ではありますが、ポジティブな要因を申しておきますと、今晩は米国のSQとなります。(SQ:NYダウ先物限月取引決済日)

今年はこのタイミングを機に、米株はほとんど押し目を形成し、上昇トレンドの短期的な起点となる日が多いのも事実です。
同じく、BTC市場も連動して20日前後を境に切り返して上昇している月がほとんどになります。
みなさんもチャート上で日足週足、毎月20日前後で相場が切り返していることを確認されてください。驚くほど、このタイミングでBTCやETHは押し目買いチャンス期間となっていたと思います。

よってまさに、今回の下落は絶好の買い場にもなりかねません。もちろん、ポジション管理に気をつけていただきながら、追加エントリーの様子を伺っていただければと思います。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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