BITPoint Weekly Market View(Jul. 09 . 2021)

中国IPO規制が打撃?金融市場は総じて軟調な展開に。

5月頃から中国は仮想通貨規制に乗り出しておりましたが、株式市場でもその傾向が出てきました。
こちらは、5月のIPO規制に関するBloombergの報道です。
『中国が本土外上場ルール強化検討』
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-07/QSQ9EJDWRGG401

それが今週、中国版ウーバーイーツ、滴滴出行が米国で上場を果たしたタイミングでアナウンスがありました。
これを受けて大幅安に。波紋を呼んでおります。
これまたひどいことに、中国国家インターネット情報弁公室(CAC)は、中国国内で展開するアプリストア運営各社に、滴滴のアプリのインストールできないよう、除名するよう命じたようです。これでは本国での売上収入に大きな影響が及ぶと考えられます。

一部の報道によりますと、中国政府は、滴滴にIPOの先送りを命じていたようです。そして、それを無視した行為への報復行為に及んだのかもしれません。
中国政府は、海外市場でのIPOを目指す上場企業各社にも延期要請を出しているようで、滴滴出行はその見せしめに使われていたようです。

これを受けて、株式市場、為替市場、仮想通貨市場、今週半ばから全面安です。
せっかく底入れのチャート形状をしていたのですが、雲行きが少し怪しくなってきました。

チャート分析していきましょう。

高値と安値を同時更新も...。

20210709-btc01

日足です。
高値と安値を直近更新し合い、ボトムの合図と以前書かせて頂いていたと思うのですが、案の定、方向感をなくし、横ばいでの推移が続いております。
しかしながらこのまま横ばいの推移が続きますと、上昇だけでなく、下降トレンド再スタートのエネルギーも溜めかねないので、400−450万円ゾーンで推移をはじめてほしいものです。
MACD先週と比べてより、0.00ラインに近づいてきました。
相場の上昇下落エネルギーがニュートラルになった証拠です。
ですので、ここから再度安値を更新する値動きを見せる場合はかなり注意が必要になります。
安全をみて、個人的には今週末は少しポジションを落として様子見姿勢を強めたほうが良いという判断をはじめました。
1時間足でその目処についてご紹介していきます。

370万円台が逃げ場か?

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1時間足です。
365万3000円と371万5000円付近にラインを引いてみました。
水平線を引いた過去の値動きにブレがあるのは、ドル円レートも下落しているからです。
ですので、ドル建てですと、より整合性が取れた水平線になっているので、そこまで気にされないでください。
金融市場がリスクオフですので、株式市場もドル円、クロス円も下落しております。
仮想通貨も円建てですと、よりその影響を受けやすい状況です。

話を戻しますが、値動きが荒い状況が続いております。
戻り売りやポジション縮小を狙った参考レートをお知らせすると、371万円付近にて、一度買いポジションの縮小を。
そしてレバレッジトレードを用いた短期的なショート戦略もありだと考えます。
またもう一つボラティリティが高く思いの外、価格を戻すとしたら、緑のレジスタンスライン381万円付近でしょう。ただし、同じくドル円レートの影響もあるので、378万円ぐらいでイメージしておいたほうが良さそうです。
いずれにしても380万円にかけて上昇があれば、一旦持っているロングポジションは2割ぐらい縮小しようと考えます。レバレッジトレードで週末に限ったデイトレードを楽しむのも良いでしょう。その場合、この水準からショート戦略も「アリ」として付け加えておきます。

ETHは安値割れるか?

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Ethereum分析に移ります。
こちらも少々やっかいな形になっております。
緑のレジスタンスラインが引けたのですが、ブレイクして数日間上サイドで滞在しました。
海外の戻り売りしていたポジションは一掃されているでしょう。
そこからの反落のため、戻り売りの利食いは入ってきにくそうです。
むしろ、ここからリベンジ新規ショートエントリーが入ってくることを考えると、より下落が加速しやすくなる可能性があります。
よって、今週もEthereumの押し目買い戦略は見送りとし、もう1週間様子をみたいと考えます。

Ethereumレバレッジサービス開始

BITPIOINTでは、来週13日火曜から、Ethereumのレバレッジ取引サービスが開始されます。

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出所:https://www.bitpoint.co.jp/news/info/info-2021070602/?atnct=bt-p_0100o6ux00lb88-6f0a1a62a315b976a99b74a0c773093e

来週からはEthereumのレバレッジ取引も考慮した上でショート戦略も配信できると思いますので、お待ち下さい。
マーケットビューが一段と書きやすくなるので、筆者としても大変うれしいサービスです(笑)
間に合うのであれば、こちらでEthereumの戻り売りトレードもありだということも付け加えておきます。

まとめますが、金融市場は総じて警戒感が強まっております。
仮想通貨市場はその連鎖反応にて、下落圧力がかかっておりますので、今週に至っては「資産に守る」を重点においた配信内容となりました。
非常に難しい運用フェーズです。みなさんも無理のない運用を心がけて、次の大相場チャンスまで待ちましょう。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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