BITPoint Weekly Market View(Jul. 02 . 2021)

大きなインフレ兆候、米国住宅価格はバブル期並へ
Bitcoinは追い風か?

今週発表された、米ケース・シラー住宅価格は14.9%(前年同月比)と過去30年で最高水準となりました。
これはリーマンショックが引き金となったサブプライムローン時と同等水準です。

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出所参考元: https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-06-29/u-s-housing-prices-surge-the-most-in-more-than-three-decades

しかし今回、明らかに違う現象は、コロナ緩和からくる急激な住宅価格上昇です。
価格上昇ペースは当然ながら過去最高で、住宅平均価格もBitcoinのようになってきたわけです。
ただし、市場規模は比べ物にならないレベルですので、このインフレ退治にはFRBもこれからかなり手を焼くことになるでしょう。
近代のバブルはほとんど住宅バブルが引き金となり、金融ショックを起こしてきました。
近い将来、それが現実味帯びてくるのではないでしょうか。
インフレヘッジ資産としては、Bitcoinは最もおすすめだと考えます。

MACDダイバージェンスは健在

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では本日もBTCチャートから見ていきましょう。
5月中旬から続いた下落相場から1ヶ月、ボトム圏内での推移は続いております。
米・Microstrategy社が500億円規模でBTCを購入したり、アーク・インベストメントがグレイスケールを通して、BTC ETFを購入したりと、クジラは着々と買い仕込みをはじめているようです。
SEC(米・証券取引委員会)へのBTC ETFの申請件数は10件を超えており、中でも最大手クラスのファンドからの申請が相次いでいることから、SECもそろそろETF認可せざるを得ない状況になってきそうです。
まだボトム圏での推移はかわらないと思いますが、今は底堅めのフェーズという認識に変更はありません。
買いポジションはもちろんキープ、アルトコイン投資は控えて、ポートフォリオの比率はBTCが中心です。
テクニカル的には、日足チャートはMACDがくっきりとダイバージェンスを発生させました。
一目の雲はかなり近い距離となってきており、今月にかけて、この雲の中に突入をしてくると考えられます。
大きなレンジ相場だと考えますが、じっくりと下値を切り上げていくようなイメージを持ってトレードです。

2つのサポートラインがポイント

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1時間足に時間軸を落とし、これから新規でBTC買いを狙われる方向けに週末の押し目買いポイントをご紹介します。
先月末からの上昇トレンドは一服し、高値は404万円前後をつけておりましたが、トレンドラインを右方向に抜けて短期的な下落トレンドとなりました。しかしながら、ポジション調整の下落程度で考えております。
押し目買いのイメージは、緑のサポートライン2つ。
360万円と367-368万円付近です。
1時間足ではヘッドアンドショルダーを完成させており、ここから少しの上昇で380万円のネックラインで上値を抑えられ、380万円から再び反落するイメージを持っております。
このシナリオ通りとなれば、次のチャンスは360万円台でやってきそうです。
週末の値動きはこのようなイメージで、押し目買い戦略を描いてみました。
個人的にエントリーするなら、既述した通りの値動きを一度待ってからエントリーを狙いたいイメージです。

ネックライン25万1500円がポイント

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ETH分析に移ります。
日足ではピッたりレジスタンスラインに抑え込まれて反落中、25万1500円が今後のターニングポイントとなりそうです。抜ければ上昇は加速しやすくなると思いますが、一度反落のイメージで押し目買いを狙うスタンスで良いでしょう。
ただし、日足レベルで下落トレンドの最中であることには変わらず、19万円を割り込めば、結構な下落になる可能性もあります。19万円割れではストップ注文がかなり集中すると思いますので、19万円をバックに押し目買いを狙うのは結構なのですが、損切り注文はタイトに置いたほうが良さそうです。
以前からコラムで申し上げておりますが、個人的にはEthereumトレードは7月中旬から再開を予定しております。
来週、再来週あたりから、具体的なプライスに言及できると思いますが、今週は基本見送り予定です。現状は少額の中長期買いポジションキープ、今週も追加のエントリーは控えめに、BTC中心のトレードを予定しております。
ボトム圏での、推移が続きますが、ファンダメンタルズは良好です。上昇トレンド再開を待ちましょう。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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