BITPoint Weekly Market View( December. 11 . 2020)

ECB追加緩和発表!暗号通貨市場にも恩恵あり!

昨晩、EUの中央銀行、ECBが追加緩和策を発表しました。
今年の初夏にPEPPというパンデミック緊急購入プログラムと題した追加緩和を1兆3500億ユーロ(約168兆円)規模相当で緩和したのですが、今回はこの金額からさらに5000億ユーロ増額し、1兆8500億ユーロ(約230兆円)相当に変更を行いました。
この緩和策の期限は2022年の3月までとされています。コロナが完全に終息する頃を見込んでの期間でしょう。

欧州経済を中心に追加緩和された5000億ユーロの緩和マネーが流動します。将来的な物価上昇を見込んだ経済刺激策です。コロナが終息後、大きなインフレ経済が待っていると思われ、BTCのようなインフレヘッジ資産は是非とも長期で保有しておくべきではないかと僕は考えています。
また来週16日水曜日は、米国のFOMC(金融政策決定会合)です。こちらも緩和策発表、または今後の追加経済対策のスケジュールについての発言もあるのでは、との市場予想です。これらもクリプト市場を押し上げる材料の一つとなりそうです。
暗号資産を売却する理由が見当たらないため、まだまだ買い一辺倒の選択肢しかないと筆者は考えます。

BTCは調整フェーズに。

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本日もBTCJPYから分析していきましょう。本日は、30日移動平均線を挿入してみました。
ローソク足にタッチした白い線になりますが、しばらく高値圏でのもみ合いも続いたことから、1ヶ月間の平均価格まで追いついてきてしまったことになります。
30日間の平均価格が追いついてきたということは、この1ヶ月間レンジ相場が続いていることになります。投資家は一喜一憂したことでしょう。高値で買ったり、安値で売ってしまったり、トレードが難しい期間でした。このような相場はコアポジション持ったまま、少額でデイトレードを楽しむぐらいがちょうど良いのではないでしょうか。今週末も中長期ポジションはホールド継続、短期売買程度に収めたいと考えます。

まず、買いのポイントは平行チャネルラインの下限ポイントになると思われます。

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およそ182-185万円程度でしょうか?
このあたりから打診買いが良いのではと思います。思わぬ急落も想定する場合、直近安値の170万円前後のサポートラインを意識してその手前からの買いトレードも狙うと良いと考えます。ダメ元買い指値注文を出して放置で良いのではないでしょうか。
今週末の買いのポイントは、この2つをご紹介しておきます。
注意点としては、MACDのダイバージェンスです。価格が上昇しているのにもかかわらず、MACDが下落をしている場合、テクニカル的に高確率で相場は反転をします。
毎回この可能性が当たるわけではないのですが、注意をしておきましょう。
個人的な経験による言及になりますが、ダイバージェンス・反転失敗パターンは発生してから約10-15日営業日程度経過していると上昇の確度が上がります。
すでに発生から10日目に本日はあたりますので、もう数日この価格帯で小動きとなり、踏ん張れれば、上昇再開の可能性は大きく向上すると考えます。MACDは現在値からさらに下方向に動いていけば、ガス抜けと判断して、これはテクニカル的にポジティブな材料になると僕は思います。

ETHはBTCの値動きに合わせてポジションを取ろう!

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続いて、ETHJPYです。ビーコンチェーンやイーサリアム 2.0移行など、材料は多いのですが、ほとんどBTCJPYの値動きに依存している状態です。特段材料視されていないのでしょう。
引き続きETHもBTCと同様に連動した値動きを示すと考えます。
30日移動平均線も現在の価格と同じですし、前回の安値である5万円手前は騰落率的に似たような距離にあります。引き続き連動するのではないでしょうか。

並行チャネルは引きませんが、BTCの価格連動を想定すると、ETHJPYの最初の押し目は55000円近辺をイメージしておくと良いのではないでしょうか?また前回の安値である50560円付近がサポートですので、この手前に買い指値注文をスタンバイしておく。
BTC価格が170万円手前まで下落した際に、ETHもこの価格まで下落していれば、買いをいれるイメージです。
もちろん、中長期のETHポジションは継続、短期トレードは既述通りを個人的にはイメージしております。

スパークトークン配布確定後、セルザファクトなるか?

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最後にXRP分析です。
今日明日にかけてスパークトークン配布日確定となります。
このイベント通過後、セル・ザ・ファクトの可能性があり、価格が大きく崩れる恐れがあるので注意です。
今日あたりにポジションを閉じて、様子見ぐらいが良いのではないでしょうか。
先日の上昇の勢いから、個人的にはもう少し価格が上がるようにも感じておりました。理由としては、仕手筋が入っているような値動きを、ここ1ヶ月していたからです。
個人的な経験値を踏まえた言及なので、絶対とは言い切れませんが、地合いが悪くなってきているので、やはりポジションの縮小をしようと思います。
目先の注意点として、直近サポート48.67円を割り込みますとストップを巻き込んで大きく下落する可能性が高いです。
次の節目は45円と40円ぐらいだと予想します。XRPに限って、今週押し目買いは見送る予定です。
BTC、ETHの中長期ポジションは継続、短期トレードは既述通りのイメージを持っております。

ひろぴー

■執筆者プロフィール

CXRエンジニアリング株式会社
代表取締役 加藤宏幸

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。
ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や暗号資産取引所コラムニスト。
CXRエンジニアリング株式会社では、店頭FX取引業者や暗号資産取引所向けのシステム受託開発の請け負っている。
2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director も兼務。
Twitterのフォロワーは2万5000人程 @hiropi_fx(2020年10月現在)

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