BITPoint Weekly Market View(May. 7. 2019)

        

<先週の相場振り返り>

GW中はビットコインが高値圏で揉み合いとなった。
60万円以上で推移する期間が長くなっており、この価格帯に定着感が出てきている。そのため、下落トレンドに繋がりにくい相場環境となっている。
非常にチャート形状も良好になってきており、65万円をクリアに超えていくと、週足レベルでテクニカル的にボトム圏を完全に脱出することが確定的となるだろう。

一方で、ちょっとした波乱もあった。
10日間程前はBitfinexとテザー社の問題でUSDTがやり玉にあげられたが、毎度のことのようにUSDTから資金が逃げ、BTC高につながっている。

テザー社、損失隠しの疑い
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-26/PQJTC86JIJUO01?srnd=cojp-v2
出所:Bloomberg

世界のレバレッジ市場は、BTC/USDTが大半であり、世界中の取引所もBTC/USDやBTC/JPYのカバー先として、BTC/USDTを参考にしたり、時にはカバー先のリスクヘッジとして活用していることが多い。
今回、1USDT=1USDという相関関係が崩れるタイミングとなり、USDT→BTCに資本の逃げる動きがあった。
10日ほど前の値動きはこの類であり、テザー社問題の速報が流れると急落するものの、徐々にUSDTから資金が逃げるため、その逃げ先となるのが一度BTCを経由しないといけないことが多い。
そのため、結局全戻しとなるのであろう。
これにBTC/USDTをレバレッジ市場にショートしたプレイヤーの損切りも重なって価格上昇にも貢献してしまったというオチだ。
今後もこのテザー問題は蒸し返しになってくる可能性は高いが、徐々に耐性もついてくるだろう。
市場は毎度似たような材料には反応しなくなってくる傾向があり、株式市場でも為替市場でも同じだ。次回ぐらいからはさらに反応が限定的になると考えている。

<今週の見通し>

さて、5月も相場はブル目線でいきたい。
1年に一度のイベント、Consensus2019がニューヨークで開催される。
https://www.coindesk.com/events/consensus-2019

暗号通貨業界の式典的イベントであり、これをキッカケに大きく市場が動き出すこともある。イベント開催1週間前を控え、市場の期待は膨れ上がる一方だろう。
値動きは先に織り込むため、先回りした買いが入りやすいのではないだろうか。
来週より、今週の値動きのほうに注目して頂きたい。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 5月7日〜5月13日】
想定レンジ:550,000円〜700,000円
コアレンジ:580,000円~660,000円

20190507-btc.png
■出所 BITPoint BTC/円(現物)

以下、ビットコイン分析を行う。(以下BTC表記)
冒頭でもお話したように、週足レベルで65万円が強力なレジスタンスラインとして控えている。
ここが注目となる。
超えた場合は、65−70万円のステージにレンジを切り上げると想定しており、今週は65万円をクリアに超えられるか超えられないかで大きく相場の見通しがズレてくる。ジリジリと高値を切り上げていることを考えると、ショートカバーは少ない反面、新規の戻り売りも少ないように感じる。

現在の値動きは、買い方の高値づかみからの浅い損切り売りオーダーと、断続的に入ってくる新規の浅い押し目買いオーダーが拮抗気味となっているのではないだろうか。
こういった場合、添付チャートのようなウェッジ形状を形成しやすい。
どこかのタイミングでまた大きく上昇すると勢いが増していくだろう。
買いポジションは継続で、下手に売買を避け、67万円〜70万円で少額の利益確定を狙うと良いように思われる。
浅い押し目で入っていくなら60万円〜61万円からではないだろうか。
基本、ポジションキープのスイングトレードで良いと思われる。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 5月7日〜5月13日】
想定レンジ:17,000円〜23,000円
コアレンジ:17,800円~20,900円

20190507-eth.png
■出所 BITPoint ETH/円

続いて、イーサリアム分析をする。(以下、ETH)
ETHの先物取引スタートが意識され、昨日から大きく上値を伸ばし始めた。
今週はこのETHの買い戦略中心で考えたい。
BTCは直近高値を超えていたが、ETHはまだ超えていない。
出遅れで動き出す可能性が高いため、21,000円超えを狙ったトレードが良さそうだ。
21,000円をクリアに超えられると次のターゲットは25,000円になる。この手前を利益確定のひとまずの目処として戦略を立てていく。
押し目買いの一番深いところだと18,500円〜19,000円になる。かなり強気で攻めていきたい。
20,000円を超えて21,000円を超えてしまうと買うに買えなくなってしまうので、ダメ元で19,000円〜現在の価格帯で買うのも意外にありだと考える。

ストップは16,500円付近を目処に、リスク2,500〜3,000円、リワード5,000〜6,000円でトレードしていこうと個人的には考えている。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 5月7日〜5月13日】
想定レンジ:25,000円 ~ 39,000円
コアレンジ:27,000円 ~ 34,500円

20190507-bch.png
■ 出所 BITPoint BCH/円

続いてビットコインキャッシュ分析に移る。(以下、BCH表記)
ハードフォーク問題が再び浮上し、先日は下落トレンドになった。
ただし、相場の雰囲気が良いことから、価格は上昇傾向にある。しかしながら、ハッシュウォーは継続的であり、マイナー同士だけの殴り合いに付き合っている暇はないので今週はBCH投資を見送りとしたい。
敵対と考えられるハッシュパワーは3〜4割前後と強い勢力も存在している。
ヘッドラインやハッシュパワーでかなり振り回される展開が予想されるので、しばらく様子見が賢明だろう。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 5月7日〜5月13日】
想定レンジ:7,200円〜10,000円
コアレンジ:7,300円〜9,000円

20190507-ltc.png
■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTCと表記)
一時、非常に勢いがあったLTCだが、現在は一服感が漂う。
11,000円からの調整で7,000円台はズバリ買いだったかもしれない。
日足ベースでは一目均衡表が下落トレンド入り間近を示唆しているが、個人的にはブル目線を堅持している。
一目の雲の中で推移をもうしばらくした後に上昇トレンドに回帰するイメージをもってトレードしていきたい。
今週の買いの目処は8,000円前後から。
ターゲットを10,000円、損切りは7,000円割れで考えている。
9,000円を超えていけると雲を突破するため、案外10,000円タッチは早いのかもしれない。
BTCの値動きに引っ張られやすいため、BTCのチャート形状にも注意しながら取引していこう。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 5月7日〜5月13日】
想定レンジ:30円〜38円
コアレンジ:31円〜36円

20190507-xrp.png
■ 出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析を行う。(以下、XRP)
こちらは完全にトレンドレスの状態が続いており、今週も見送りと考えている。
上がったところは売られ、40円を大きく超えて反発していく様子が伺えない。今年の最安値更新もあと僅かとなっており、資本が明らかに流入してきていないのがよくわかる。
XRPとBCHは今週見送りとし、基本はETHトレード中心にBTCとLTCトレードをバランスよく混ぜていく感じ個人的には考えている。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。

免責事項・注意事項

本相場展望は執筆者の個人的見解であり、株式会社ビットポイントジャパンの公式見解を示すものではありません。また、情報提供を目的としたものであり、ビットコインをはじめとするいかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。
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