BITPoint Weekly Market View(Mar. 25. 2019)

        

<先週の相場振り返り>

先週の相場は至って小動きであった。
ビットコイン(BTC)は44万円前後で揉み合いの展開、アルトコインも総じておとなしい週ではなかっただろうか。
それはともあれ、金融市場がやはり不安定な値動きとなってきている。
英国のブレグジットは今週決着が決まりそうだが、プロレス政治となっており、日を追って状況が変化し、為替市場ではポンドが相変わらず乱高下となっている。
また先週はドイツのPMI(製造業の最重要指標=製造業購買担当者景気指数)が44.7とギリシャショックやリーマンショック後のレベルに悪化し、EUの中で最も要であるドイツがここまで減速してしまうと、EU全体がリスクオフ方向に動きが出始める。
また、EU内の2019年3月発表のPMIも47.6とこれまた悪い。
PMIは50を堺に景気の良し悪しを判断するのだが、中国景気減速と欧州景気減速と世界全体の成長速度が劣化してきている。
オセアニアも徐々に悲惨な状態となっており、中国・欧州発のリセッションの可能性が今年出てきた。
製造業の経済指標が悪化すると、雇用や失業率に影響が出てくる。
労働者の賃金も減少し、小売指標やインフレ指標が悪化と続いていくのが常だ。
そのかわり、ゴールドが値を持ち直してきており、円高基調にもなりつつある。

暗号通貨市場は今の所堅調だが、リスクオフ的資産の立ち位置を今年気づけるか注目である。

<今週の見通し>

先週と変わらず見通しを堅持したい。
特にライトコインは押し目を作らず安定的となっている。
今週もこの価格帯を踏ん張ることができれば、オシレーター系テクニカルもアク抜けし、再び上値を追いかける展開が予想される。
それはともあれ、まだ押し目をつくる機会は今週に限ってはあると考えているため、慎重にトレードしていきたい。
その他のコインはBTCに連動した形となっており、これといったアクションが取りづらい。
以下、各コイン分析をしていく。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 3月25日〜31日】
想定レンジ:400,000円〜500,000円
コアレンジ:410,000円~470,000円

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■出所 BITPoint BTC/円(レバレッジ)

以下、ビットコイン分析を行う。(以下BTC表記)

10日間ほど、この狭いレンジで推移をしており、
出来高も徐々に減少傾向にある。
売りも買いも一巡しつつあると考え、この価格帯が落ち着きどころなのかもしれない。
サポートラインを引いたが、今週も変わらず425,000円付近で考えている。
上値の目処は45万円、そして47万円であろう。
47万円を超えると大きな上昇相場に転じると考えている。

押し目の目処は引き続き、サポートラインか一目の雲を頼りにプランを組んでいくと良いだろう。
具体的な再上昇のタイミングを想定してみよう。

20190325-btc-1h.png

BTC/JPY1時間足に時間軸を落とす。
この数日、じり安展開の影響を受けて、1時間足は三役逆転となっていた。

現状は現在の水準から43万円付近にかけて底堅い展開を維持できるかになる。
時間にして1〜2日程度であろう。
タイミングとしては、またローソク足が陰転している雲を抜けて行くかが鍵となる。
逆三尊の形状+ローソク足が雲の中で推移をはじめると日足レベルの買いシグナルに発展しやすいタイミングかもしれない。
今週前半はこの値動きに注目しておくべきだろう。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 3月25日〜31日】
想定レンジ:13,000円〜18,000円
コアレンジ:13,800円~16,500円

20190325-eth.png
■出所 BITPoint ETH/円

続いて、イーサリアム分析をする。(以下、ETH)

BTC同様に出来高が減少しつつあり、市場の注目度は低い。
これはまたチャンスと捉えると良いだろう。
値段にして、おおよそ14,600円付近が雲の下限がサポートラインとなりやすい。
ここを抜けてしまった場合は13,800〜14,000円付近のサポートラインとなる。
2段構えで準備して買指値をセットしておくと良いように感じる。
上値の目処である18,000円まではまだ30%程距離があり、上値の余地は十分にある。
基本的には先週同様の戦略を堅持。今週もETHの押し目中心で狙っていきたい。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 3月25日〜31日】
想定レンジ:13,000円~20,000円
コアレンジ:14,000円~18,500円

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■出所 BITPoint BCH/円

続いてビットコインキャッシュ分析に移る。

2月の大きな上昇から押し目を形成中だが、今までの値動きとはやはり違う。
ボトムアウトした可能性が高い。
売りを入れるプレイヤーもほぼ皆無となった可能性があり、長期ポジションの存在と新規の買いしか出てこないと思われる。
一目均衡表の形状は5コインの中で最も良好であり、出来高も活況なのがお分かり頂けるだろう。
トレンドラインを引いてみたが、ここのポイントまで押し目がくるのはまだ時間がかかりそうだ。

先週の高値が直近の高値であり、18,500円がターゲットとなるがここを超えていくほうが早いように思え、浅い押し目を狙っていきたい。先週の安値が16,000円付近で引けるため、入っていくなら17,000円台前半ぐらいからだろうか?
今週はこのあたりから押し目買いを狙う予定だ。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 3月25日〜31日】
想定レンジ:5,000円〜7,500円
コアレンジ:5,500円〜7,000円

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■出所 BITPoint LTC/円

先週様子見していたライトコイン分析に移る。(以下、LTC)

高値圏で推移しており、トレンドラインに今週タッチする可能性がある。
上昇の確度が急なため、この調子で上がっていくとはあまり思えない。
出来高が減少しているのはよい傾向だが、高値でこの水準にあるよりかは、押し目を作った後に出来高が減少するほうが望ましい。
アク抜け感はあるので、買指値を切り上げてセットするが、基本的には深い押し目もあることを想定してポジションコントロールする。
買指値の目処は5,500円〜6,000円にかけてのゾーンとする。
基準線付近まで下落してくれると個人的には買いやすいと考えている。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 3月25日〜31日】
想定レンジ:30円〜38円
コアレンジ:32円〜37円

20190325-xrp.png
■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析を行う。(以下、XRP)

変わらずレンジ相場が続いており、エントリーしづらい展開だ。
XRPに限っては今週見送りとしたい。
買うとしたら32〜30円のサポートラインからの買いだろう。
今週、価格をあげられないと、雲が再び陰転してしまうので、こうなってしまうと下落リスクのほうが高くなってくる。
ETHやBCHのほうがチャート形状良好なため、こちらの押し目買いを前提にトレードしていきたい。
ライトコインはもう10〜15%下落後からの押し目待ちと言ったところだ。
基本的には底堅い展開であるイメージを持っている。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。

免責事項・注意事項

本相場展望は執筆者の個人的見解であり、株式会社ビットポイントジャパンの公式見解を示すものではありません。また、情報提供を目的としたものであり、ビットコインをはじめとするいかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。
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