BITPoint Weekly Market View(Mar. 4. 2019)

        

<先週の相場振り返り>

先週は市場全体が比較的小動きに終止し、市場を牽引する主要コインはレンジ相場でとどまった。
先週月曜日早朝、急落から始まった相場で様子見姿勢を強めたが、その後下値は切り下げることもせずに落ち着いた値動きを演じている。
これだけ踏みとどまれば値固めがすすみ、また買い指値も売り指値も充実してくるだろう。
再び上昇相場に期待して、今週から短期トレードも買いで参戦していきたい。

<今週の見通し>

中国株が堅調である。
本日も上海証券取引所のオープンは大きな日足陽線でスタートしている。正月明けから中国政府は量的緩和を立て続けに実施しており、明日から始まる全人代(全国人民代表大会)に向けて景気を上向けるための処置が行われているのであろう。中国経済の資金投下量はやはり他国と比較して圧倒しているため、この中国株上昇は暗号通貨市場にも恩恵が再びあると考えている。
昨年の中国株は下落続きであったが、今年は非常に上昇力があり、この1年間停滞していたマネーが再び動き出しているのではないだろうか。
米中貿易戦争も金融市場は少しずつ飽きがきている状態で、リスクオフ要因が強いのだが、特に円も買われることもなく株も大きく売られることもなくなった。
米株式市場も強いため、しばらくこの状態が続くのかもしれない。
こういった意味で、世界の暗号通貨市場に再び資本が流入する可能性が高いのではないだろうか。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 3月4日〜3月10日】
想定レンジ:390,000円〜470,000円
コアレンジ:410,000円~450,000円

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■出所 BITPoint BTC/円(レバレッジ)

ビットコイン分析をはじめる。(以下、BTC)
先週更新のコラム通り、急落の影響も考えて、40万円を押し目買いのサポートとして考慮していたがここまで下げることはなかった。
一時43万円台に乗せる場面があったものの、週後半から42万円台で停滞する値動きに終始した。
直近、43万2,000円の高値を超えて更新したとしても大きく走りだすような形状ではない。先行スパンの雲も陽転しているのだが、薄い状態が続いているため、少しまたレンジを切り下げるとテクニカルの格好が悪くなってしまいそうだ。
ローソク足実体が転換線を超えるまで相場の勢いは続かないと考えている。
今週のBTCは個人的には見送り姿勢を強めにとる。
買い指値を準備しておくなら、再び40万円の手前からだろう。サポートとしては現在の下限の雲が役に立つと考えている。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 3月4日〜3月10日】
想定レンジ:13,000円〜20,000円
コアレンジ:13,600円~17,000円

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■出所 BITPoint ETH/円

BTCと比較すると、このEthereumは値が垂れてきているように思える。(以下、ETH)

先日、ETHのハードフォークアップデート名、コンスタンティノープルが無事終了したこともあり、材料出し尽くしの売りが少し入っているように思える。
今週はETHの押し目買いから狙っていきたい。
もう少し下押しすると考えて直近サポートラインの13,700〜13,800円ゾーンから準備をしておきたいところだ。
一目の雲を下抜けない前提のトレードプランを個人的には考えており、雲の下限の12,000円までは買い下がるような資金配分で行くとよいだろう。
上値が垂れてきているものの、出来高も減ってくれば尚◎だ。
市場の注目度がもう1歩下がったタイミングで買いに入りたいと考えている。
今週は12,000〜13,700円ゾーンは買いで。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 3月4日〜3月10日】
想定レンジ:10,000円 ~ 20,000円
コアレンジ:12,000円 ~ 17,000円

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■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュ分析に移る。(以下、BCH)

過去の下落トレンドが大きなものとなったため、チャートを少し縦長に伸ばしている。
この1ヶ月半のレンジ幅は11,000〜17,000円が値幅となっているものの、BTCとそっくりの値動きをしていることから、材料は特になくBTCの連れ高、連れ安状態が続いている。基本的に情報や材料に乏しいので、見送りとしたい。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 3月4日〜3月10日】
想定レンジ:4,000円〜6,500円
コアレンジ:4,700円〜5,800円

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■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTC)
BTCと比較して、やはり上昇力が強い。
今週もLTC主体の買いで考えている。
先週は戻ったところを売り抜ける戦略でお伝えしていたが、今週は押し目買いを狙う戦略で考えている。
直近サポートとなるポイントが4,700円前後となるだろう。
ここを割り込むとヘッドアンドショルダーのような形状を形成してしまうため、このポイントを割り込むのであれば損切りをしたいが、基本このサポート付近から入っていきたい。
以下、1時間足で細分化分析を実施する。

LTC1時間足短期的な押し目の目処は?

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個人的なトレード戦略になるが、この1時間足は一目均衡表の雲が陰転しそうで、ローソク足も雲を下抜けそうという場面になっている。
短期的には「三役逆転」となるため、直ちに買い向かうような形状ではない。
2日ぐらい様子見となるが、緑色で示したサポートライン前後をバックに底堅いレンジ相場を形成したタイミングからなら買いで入っていきたいと考えている。
時間にして週後半だろうか?
ETH同様に、LTCは買いの準備をしたい。ひとまず2〜3日様子を見てサポートラインで逆三尊やダブルボトムを形成するような値動きが出現したタイミングから指値をセットしていく予定だ。
4日月曜から指値注文は避けて、一旦値動きをみてからエントリー注文を出すようにする。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 3月4日〜3月10日】
想定レンジ:30円〜38円
コアレンジ:32円〜36円

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■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析を行う(以下、XRP)
米国最大手、CoinbaseにXRPが上場した。
大きな上昇が期待されたが、市場の反応は驚くほど限定的だった。
日足を御覧頂いてもお分かり頂けるように全く買いで反応もしていない。
やはりすでに興味を示している投資家は買いきっている可能性が高く、市場の注目度が低いことが判明してしまった格好である。

正直、このCoinbaseへのXRP上場について、過去にBCHやETCなどの上場があった際には大きく上昇した経験はあるが、今回の上場後の動きはXRPホルダーにとってはちょっとショッキングだったかもしれない。
XRPの注目度は日本が最も投資家が多く、米国人からすると関心がない事項なのだろう。
こういったファンダメンタルズで強気材料だったのにも関わらず反応がなかったことは弱気材料として捉えざるを得ないだろう。
価格上昇はBTCの連高になる以外、期待が持てないため、一旦様子見としたい。
30円割れれば今回こそは投げが強くでる可能性があるため、押し目買いはしない方向で考える。
買い持ちしている場合は、35〜38円に上昇する場面があったら一旦ポジションの縮小してみても良いかもしれない。
テクニカル的にレジスタンスラインの手前の売りが入るはずなので、他のコインに資本を移動させたほうが良いように個人的には考えている。

まとめると、今週はETHとLTCの押し目買いを狙いといきたい。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。

免責事項・注意事項

本相場展望は執筆者の個人的見解であり、株式会社ビットポイントジャパンの公式見解を示すものではありません。また、情報提供を目的としたものであり、ビットコインをはじめとするいかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。
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