BITPoint Weekly Market View(Feb.12)

        

<先週の相場振り返り>

ビットコインは昨年の安値を割り込む寸前から大きく反発。
35万円付近から40万円へと一時乗せるほどの上昇となった。
理由は、米SEC長官のロバートJジャクソンJr氏からの発言で、ビットコインETFの認可の優先順位リストの中に暗号通貨という項目が入っていたことがインパクトとなったようだ。
これはサプライズでもあるが、ボトム割り込む寸前のタイミングで出てきたことを考えると、都合が良すぎる。
ある程度準備された内容だったように感じるが、ボトムを割れさせたくない意図は強いと感じた。
米国のBakkt取引所リリース→市場の流動性向上が実現しないとビットコインETFは実現が困難なものと考えているが、SEC高官からこのようなポジティブな意見がヒアリング出来たことは市場への安心感が広がったに違いない。

<今週の見通し>

さて、米国政府機関閉鎖期間の延長期限は2月15日へと迫っている。土日を挟むため、事実上、17日までみたいなものだが、それまでに共和党と民主党の妥協案が出てこないとこれまた株式市場は愚か、仮想通貨市場にまで影響が出てくる。
今回のBakkt取引所リリースも政府機関閉鎖の影響を受けて稼働開始日が遅延をしている流れとなった。
ただ、先行きとしては暗い感じだ。
メキシコの国境壁予算を巡っては平行線を辿っているようで、協議は難航を続けている模様だ。
米国は来月、債務上限引き上げの問題にも直面するため、この与野党の分裂とねじれ国会は致命的となる。
意地の張り合いが米国債デフォルトにつながるとは考えにくいが、ぎりぎりまで協議は難航するだろう。そういった意味でまだ楽観視はできないと考えている。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 2月11日〜2月17日】
想定レンジ:350,000円〜450,000円
コアレンジ:370,000円~410,000円

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■出所 BITPoint BTC/円(レバレッジ)

ビットコイン分析を始める。(以下、BTC

先週、好材料が出てきただけにチャートの形状はよくなってきた。
正直、政府機関閉鎖の期間の延長だけは避けたいがこちらは出たとこ勝負になる。
解除となれば、株式市場も仮想通貨市場も好感するだろう。
テクニカル目線ではちょうど薄い雲が上方に存在するため、ここを抜けて推移を始めれば、上昇トレンドの可能性が大きく上昇する。
目先のレジスタンスラインは45万円であり、ここを大きく超えていきたいところだ。
出来高はあまり代わり映えしないが、先週は少し大きく跳ねている。市場が動き出す初動かもしれないのでよく見ておく必要があるだろう。
ストップは35万円、そしてターゲットは45万円となる。
もし政府機関閉鎖の延長が発表されたときの失望売りも計算に入れてリスク管理をして頂きたい。
このネガティブニュースに市場が織り込んでいる場合は35万円を割り込まないだろう。
ただ現在、市場は比較的ロングに傾き始めているため、意外にも正念場の週のように感じる。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 2月11日〜2月17日】
想定レンジ:10,000円〜17,500円
コアレンジ:12,000円~14,000円

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■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。(以下、ETH

こちらはBTCと比較して、陽線が多く出現している。
BTCが35万円を付けたのに対して、あれだけ弱かったETHが安値圏に突入しなかったということは、単なる売られすぎ水準に達している可能性が高い。
アルトコイン全体的にも反発のタイミングは近いように思える。
一目均衡表ベースでは雲の下限に差し掛かってきており、14,000円をクリアに抜けてくると「三役好転」となるだろう。出来高もまた少しずつ増えてきており、良好な兆しが見えている。大きな上昇に期待できる可能性が出てきたため、今週はETHの押し目買いを少し狙ってみると良いかもしれない。
個人的には12,000円をバックに買い、14,000円手前ではポジションを一部落としつつも、上抜けを期待したトレードプランで考えたい。

また話は変わるが、世界最大の取引所の一角、Binanceで取扱がある、TRXやBTTは直近大きく上昇をしている。ETHは元気なアルトコインに追随する形となるだろうか?
TRXはETHに類似するネットワークコインなのだが、最大の違いはトランザクションの処理量はこちらが上回っている。そのため昨年から徐々に資金がそちらに移動している状態であった。Dappsのアプリケーションは今や世界一のTRXなだけに、遅れを取るわけにもいかない。ETHの巻き返しにも期待したい。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 2月11日〜2月17日】
想定レンジ:9,000円~20,000円
コアレンジ:10,000円~15,000円

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■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュ分析に移る。(以下、BCH

こちらも完全に死んだ相場となっている。
しかし、前述した通り、繰り返しになるが、BTCが35万円に到達したのにも関わらず、昨年つけた9,000円台とは程遠い状態となっている。
もしかしたら、完全にボトムを付けた可能性があるかもしれない。
BCHはしばらく触っていなかったが、一発逆転の大穴狙いとして今から投資の準備をしておくことも面白い可能性がある。
毎週見送りとしてきたが、そろそろBCHの材料を探し始めようと考えている。
今週もBCH投資は見送りだが、注目銘柄としてウォッチ対象としておきたい。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 2月11日〜2月17日】
想定レンジ:3,000円〜6,000円
コアレンジ:4,000円〜5,000円

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■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTC)
先週は大幅な上昇となった。LTCの匿名プロトコル、「ミンブルウィンブル」の実装に併せて大きく上昇をした。
喜ばしい技術発展でもあるが、チャート形状や注目度が良好なだけに、過度に反応をしやすい。LTCは引き続き買い目線でいきたい。
現在、5,000円がレジスタンスとなっているが4450〜4500円がサポートとなるだろう。
ただし、ちょっと買われ過ぎ感も否めないので、個人的にはポジションを落とすことにする。
4,000円の手前からまた元のポジションに戻す予定だ。当コラムでご紹介どおり、3,000円前半から持っているポジションのため、利益は十分だろう。利食い千人力ということで、一旦利益確定としたい。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 2月11日〜2月17日】
想定レンジ:30円〜37円
コアレンジ:30.5円〜35円

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■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析を実施する。(以下、XRP

こちらはサポートとなっている3030.5円を先日一度トライしたが、大きな買いが入って、その後、一巡した値動きとなった。
30円台で待っていた筋が大きく買い上げたのだろう。
どちらかというと、防衛の買いに近い値動きだったと考えている。
なので、また30円台まで入ってくると、どこかの機関投資家からまた買いが入ってくるのではないだろうか。

今週はこの値動きに賭けて30.531円から押し目買いの指値注文を並べて待機しようと考えている。
イメージとしては、上昇トレンドが復活するという目線ではなく、あくまでレンジトレードを前提とした内容だ。
ストップは30円割れに設定し、3435円ゾーンで利益確定の売り指値をせってしておく予定だ。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


免責事項・注意事項

本相場展望は執筆者の個人的見解であり、株式会社ビットポイントジャパンの公式見解を示すものではありません。また、情報提供を目的としたものであり、ビットコインをはじめとするいかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。
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