BITPoint Weekly Market View(Jan.21)

        

<先週の相場振り返り>

先週は3940万円台中心に小動き。
週末に40万円を突破し、ストップロスを誘発して41万円まで上昇するものの、大した値動きも続かず、今度は買いのストップロスを狙ったトリガー売りが入り38万円前半まで下値を下げた。
下落が続くようにも思えず、上下、ストップの狩り合いとなっている。
テクニカル的にも上昇の兆しが先日から見え始めていたが、またレンジ相場の様相が濃くなってきた。
米国政府の一部機関の閉鎖が間もなく1ヵ月になろうとする。
共和党と民主党の妥協案が見いだせず、トランプ大統領も頑なに意見を変えない。この週末もメキシコの壁建設予算の問題で、メキシコから入ってくる移民の中でも、若い世代の受け入れ条件を緩和した妥協案を提示する代わりに壁建設費用の予算案通過を試みたが、即却下となった。
米国はトランプ政権になってから2年、重要法案は通したので経済的な大きなダメージを被る内容ではないのだが、今回の壁建設費用を巡る問題は政府機関閉鎖期間としては過去最高最長記録となっている。
実はこの影響もあり、仮想通貨のBakkt取引所の認可や公的機関の事務手続きが遅れているのが現状だ。
Bakkt取引所リリースの目処は3月、と現在コンセンサスではなっており、依然不透明な環境であることも、市場全体上値を抑える展開となっている。

<今週の見通し>

再び40万円を割り込んでしまったビットコイン。
マイニングの損益分岐点近くに迫ったことで、またこの価格帯で推移を長らく始める可能性がある。多くのマイナーが離脱したことにより、ビットコインの難易度調整関係上、利益が出始めている業者やマシンが増えてきた。すぐにまたこの損益分岐点は切り替わるのでなんとも言えないが、しばらくこの付近でおとなしく推移をするだろう。
以下、テクニカル分析をしていく。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 1月21日 ~ 1月27日】
想定レンジ:30万円 〜 47万円
コアレンジ:37万円 〜 43万円

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■出所 BITPoint BTC/円(レバレッジ)

ビットコイン日足分析を始める。(以下、BTC

添付チャート、雲の先端は捻じれて陽線に期待をはじめていたが、残念ながらまた拡大を始めている。昨日の下落は一目均衡表的にはとってはちょっと嫌なタイミングでもあった。
楕円で囲った遅行線もローソク足の実体を下回り、テクニカル条件的には下方向へのバイアスがかかりやすい状態だ。
□参考:アドバンスチャートと一目均衡表使い方

また直近、雲の下限が41万円〜42万円付近で推移をしており、正直厄介でもある。この分厚い雲は日足にして、25日営業日ほど期間があるため、タイミング的にもまたしばらく時間を要しそうでもある。
ただ上値が重いのと同時に、下値も堅い。

ストップロスは既に消化しきっている可能性があると考えているため、短期的な急落はあるものの、その急落が時間的にも1〜2時間程度で終えてしまうものばかりであり、「消化しきっている可能性」とは、これが理由だ。

ここ数週間この傾向が強く、正直身動きが取りにくい状態である。

押し目買いの目線は変えないが、現状買い持ちのホールドでいきたい。
もしこれから買いで参入する場合は35万円をバックに現在の水準から買い下がる程度で良いだろう。但し、35万円を割り込めば大きな急落に発展しやすくなるため、損切りもきちんと入れて置きたい。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 1月21日〜1月27日】
想定レンジ:10,000円 〜 17,500円
コアレンジ:11,000円 〜 15,000円

20190121-eth.png

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。(以下、ETH

ハードフォークが当面見送りとなり、下落をしていたもののここへきて一服感も見られ始めている。
ETHのマイニング報酬が下がることは本質的価値の上昇のため、歓迎したいところだが、結局それも叶わず反落といったところだろうか。
仮想通貨のマイニング供給量は各コイン様々だが、やはり流通している総額に 対して、35%程度が限度ではないだろうか。(世界のGDP成長率のペースを考慮して。)
技術発展から入ってくる資金フローを上回ってしまうと、価格が上昇していたとしてもそれはバブルとして値崩れを起こしてしまう。
こういった理論に併せてマイニング供給量をコントロールしている暗号通貨は皆無だが、いずれ居心地のよいポイントに向かうだろう。
さて、12,500円にサポートラインが引けるが、ここを下抜けると下落幅が拡大するように思える。
1万円まで下値を模索することも考慮し、中長期目線では買い。短期的にはここを割り込む前提でしばし様子見が良いように思える。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 1月21日〜1月27日】
想定レンジ:9,000円 ~ 20,000円
コアレンジ:10,000円 ~ 18,000円

20190121-bch.png

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコイン・キャッシュ分析に移る。(以下、BCH

毎週と似たようなコメントで申し訳ないが、この値動きにコメントはできない。
完全に死んだ相場であり、BitmainBCH-SVからの動向がない限り、上にも下にもトレンドが発生しないだろう。時価総額の割には、出来高も非常に少なく魅力が劣っている。注目されていない証拠であろう。今週も様子見で。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 1月21日〜1月27日】
想定レンジ:2,500円 〜 4,500円
コアレンジ:2,900円 ~ 3,700円

20190121-ltc.png

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTC

ここ最近、非常に優秀なコインの一つである。BTCの上値が重いだけに、OKcoinからリリースされたデリバティブ取引が人気のようで、coinmarket.capを覗いてみても、XRPより取引高が多いことが伺える。本質的価値では直近、LTCは大きく評価されているようだ。また最近のZB.comが世界のLTC取引量を牽引しており、少しずつ注目度が上がってきている。
そんなこともあり、先日4,500円まで上値を伸ばしたライトコインだが、先日の下落幅も比較的狭いものとなっている。買いが優勢であることが終わり借り頂けるだろう。
今週もLTCは押し目買いを狙ってトレードしていく。直近3200円程度にサポートラインが引けるため、このポイント、もしくは節目の3000円より少し上あたりで買指値を準備しておくと良いだろう。
出来高も増加傾向にあり、既述した3つのコインの中で最も期待できるかもしれない。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 1月21日〜1月27日】
想定レンジ:30円 〜 40円
コアレンジ:32円 〜 36.5円

20190121-xrp.png

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析を行う。(以下、XRP

XRPBTC同様に小動きとなってしまった。
先月までBTCと連動性はなかったが、現在の値動きはかなり酷似している。
3436円レンジとなっており、サポートラインを控えて、ここを割り込んだ場合、32円まで下押しする可能性がある。
XRPは実用化として最も進んでいるネットワーク技術の一つでもあるため、下値は限定的だと考えている。
こちらも昨年のような派手な急落はあまりないと考えており、急落したタイミングではコツコツと買っていきたい。
目安としては3032円をバックに買い目線でいる。

今週、個人的にはLTCXRP中心の買い戦略で臨む予定だ。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


免責事項・注意事項

本相場展望は執筆者の個人的見解であり、株式会社ビットポイントジャパンの公式見解を示すものではありません。また、情報提供を目的としたものであり、ビットコインをはじめとするいかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。
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