BITPoint Weekly Market View(Jan.07)

        

<先週の相場振り返り>

あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願い申し上げます。

金融市場では12日、ドル円が大きく急落し、フラッシュ・クラッシュとなった。
その後、3日金曜日の雇用統計後、FRB(米連邦準備制度理事会)パウエル議長の発言がハト派だったことを受けて株式市場が盛り返し、これに呼応してドル円、クロス円もリスクオンにて急騰となった。
これを受けてたまらず損切りを食らったトレーダーも多かったようだ。
さらに中国が預金準備率の引き下げを発表し、ちょっとした金融緩和実施となり、これも追い風となるダメ押しだ。この影響がビットコイン(以下、BTC)にどれほど影響がでるかというと、ビットコインもドル円の4%の急落の影響を受けて2万円近く下落を余儀なくされたというわけだ。
(※ドル円110円→105円となったため、BTC/USDBTC/JPYで大きく乖離が出た、という意)

BTC/JPYで見ているとチャート形状がいまいちであったが、BTC/USDでみると、そこまでチャート形状も悪くなく、寧ろ上値を伺うような形状にも見えた。

<今週の見通し>

仮想通貨市場の下攻めは一旦小休憩の様相を呈しており、少し上値を追う展開に切り替わったと判断している。
筆者はここ数ヶ月、下値方向の目線ばかりだったが、先週から相場への見方を変えた。
ボトムを当てるのは非常に難しいのだが、個人的にはビットコインが目先50万円を目指す展開、または上値をトライするような値動きをする方向にベッドし始める。

下記、それらの理由を踏まえてチャート分析していこう。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 1月7日 ~ 1月13日】
想定レンジ:35万円 〜 50万円
コアレンジ:39万円 〜 47万円

20190107-btc.png

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコイン日足分析を始める。(以下、BTC

39万円台をサポートラインとし、ここをバックに底硬さが伺える。
逆三尊の形状を始めており、ネックラインとなる47万円付近と50万円のレジスランスラインを上抜ければ大きなストップロスを巻き込めるだろう。
この10日間、出来高が減少傾向にあり、売りポジションも買いポジションも一巡した可能性がある。
戻り売りトレーダーと押し目買いトレーダーが拮抗し、さらに方向感をなくしたため、ポジションを一旦整理したプレイヤーも増えたからだろう。
こういったタイミングでは相場は来た道を一定の値幅戻りやすい。
つまり、日足の下落トレンドを一定の値幅調整する可能性が出てきたわけだ。

また当コラムでは過去に何度もご紹介してきた通り、出来高の減少には注目を置いてきた。
この出来高減少傾向が続いたあとからのブレイクアウトは大きく相場が走りやすい。
この傾向にBTCも徐々に近づきつつある。
今月の戦略は逆三尊形状成立に賭けて、戻り売りトレーダーのストップを狙う作戦である。
ストップは39万円台にセット(サポートライン割れ)、ターゲットは47万円の手前、そしてブレイクしたあとは50万円手前にもう一つ、そして50万円ブレイクに賭けたコアポジションをスイングして臨みたい。
また押し目買いの目処としては、

20190107-btc1h.png

こちら1時間足で検討をする。
チャートが左側に切れてサポートラインの山を記載していないが、42.5万円近辺にサポートラインが引けたため、押し目買いはこのポイントから買い下がるイメージでいきたい。
42万円や41.5万円からも先日から続いたレンジの上限にあたるため、この辺りまで今週下落するタイミングがあれば、ファーストタッチは押し目買いが入ってくるだろう。
特に今週前半はこのポイントに意識しておきたい。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 1月7日〜1月13日】
想定レンジ:12,000円 〜 20,000円
コアレンジ:13,000円 〜 18,000円

20190107-eth.png

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。(以下、ETH
次週、ETHの大型アップデート(コンスタンティノープル)を控え、期待の買いが年末から入ってきていた。
一時1万円を割り込む展開となり、割安感が出ていたが、力強い反発を久しぶりに見せてきたのがETHである。
この半年間、一目均衡表の雲の下限では繰り返し叩き落とされてきたETHだが、今回こそは値動きが違う。
現在、雲の中に突入し、そして長らく推移をしている。明らかに今までの上昇と力強さが違い、テクニカル形状も【三役好転】間近となっているため、さらに期待ができそうだ。
先端の雲も間もなく捻じれ陽転が期待できる。そのタイミングでローソク足が雲を抜けてこれば、大きな上昇トレンドなる。
アップデート日前後にて、「セル・ザ・ファクト」にも気をつけたいが、今週はまだ上値を追いかけやすいのではないだろうか。
押し目買いを狙って買い方向で勝負したい。短期勝負でいくなら15,000円をバックに買い戦略を立てたいところだ。小生もすでにETHは仕込み追えている。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 1月7日〜1月13日】
想定レンジ:13,000円 ~ 22,000円
コアレンジ:15,000円 ~ 20,000円

20190107-bch.png

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコイン・キャッシュ分析に移る。(以下、BCH

こちらは見送りとしたい。
正直、この値動きに情報がなく、非常に寂しいチャート形状になっている。
ハードフォーク後、Bitmain社の業績不振、BCH技術者解雇など、ネガティブな報道が目立った。
出来高もスカスカで到底現状の時価総額とは思えないほどの流動性だ。
暗号通貨市場、まだ時価総額では第4位となっているが、5位のEOS7位のLTCの流動性の1/3以下となっており、期待が持てない。
今週は様子見としたい。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 1月7日〜1月13日】
想定レンジ:3,300円 〜 5,000円
コアレンジ:3,600円 ~ 4,600円

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■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTC

世界最大手の一角、OKexがライトコインのレバレッジ取引を始めた。
この影響からか、値動きが活発化し、流動性が非常にアップした。
直近ではBCHはもちろんのこと、XRPよりも24時間の出来高が多い。
世界の株式市場もそうだが、Marketの流動性はほとんどがデリバティブ取引によって動いている。
投機がいるからこそMarketは安定するわけで、流動性が供給される。そして大きな資金も流れ込み、急落急騰の回数も減り、値動きは力強さを増すのだ。
今回のLTCは非常に良好な上場だったと伺える。
レジスタンスラインとなっていたポイントである4,000円を超えてきた。上昇トレンドに転換したといって良いだろう。サポートは3,000円をバックに5,000円をターゲットとしたい。リスクリワードを考慮すると、3,000円台後半まで下落する場合は、ぜひ買いで参戦したいところだ。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 1月7日〜1月13日】
想定レンジ:30円 〜 50円
コアレンジ:32円 〜 45円

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■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。(以下、XRP

こちらはETHLTCと比較しておとなしくなってしまった。
相場ではよくあることだが、他の銘柄が注目を浴びだすと、以前注目を浴びていた銘柄が静かになる。XRPもここ数ヶ月、アルトコインの中では一際輝いていたが、そろそろ休憩する番なのかもしれない。
大きな下落を唯一免れただけに、戻りの幅も限定的になる可能性がある。
もちろん、押し目買い目線ではあるが、比重を掛けるほどでもないかもしれない。
32円、36円のサポートラインをバックに押し目買い戦略で良いだろう。
今週は、BTCの短期トレードとETHLTCの現物押し目買いを中心に戦略で小生は行く予定だ。ご参考まで。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。

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