BITPoint Weekly Market View(Dec.17)

        

<先週の相場振り返り>

案の定、レンジ相場となり、少しずつ底堅くなってきた。
しかしもう少し戻すと考えていたが上値は重く、ジリジリと下値を切り下げている。
ビットコイン(以下、BTC)の安値は355,000円近辺と現在のプライスとあまり距離がない状態だ。
この値動きは以前のイーサリアム(以下、ETH)の値動きと非常に酷似している。
ETHのマイニング損益分岐点を割り込んでから、このような下値を徐々に徐々に切り下げていったことは記憶にあたらしい。
ETHのマイニング報酬が下がってから、悪循環に投入した経験を元にすると、BTCも同じ道を歩むのかもしれない。
マイニング事業者の撤退が相次ぎ、難易度調整が行われるたびに、少しずつ難易度が落ちるのだが、その瞬間反発するものの、結局はマイナーからの換金売りに押されるため、損益分岐点近辺まで戻っていく。
これの繰り返しだ。
これといった特段の材料もなく、苦しい展開となっている。
これで米国のBakkt取引所のリリースが延期となれば市場にさらなるダメージを与えることとなるだろう。

<今週の見通し>

今週も戻り売り相場のスタンスを堅持する。
各コイン、実体は小さくなってきたが出来高はまだ多い。
売りと買いが交錯している状態で、短期の買い手も損切りを余儀なくされているような値動きだ。
この悪循環から抜け出すには、完全に買い手が皆無となり、戻り売り勢の勢いも衰えない限りはボトムがやってこないだろう。
とはいうものの、特にテレビ・メディアで仮想通貨の現状特集のような番組が組まれ始めてきているので、一般世間のメディアが騒ぎ出すと見事に底を打つことが多いため、そういった意味では間もなくだと考えているが、超短期的にはまだ下目線だ。(※昨年は、誰でも儲かる、すごい!みたいな特集が組まれて放送されはじめたのが12月1月である。そして見事に天井を打った・・・笑。)

こういったファンダメンタルズを考慮して相場分析をしていく。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 12月17日 ~ 12月23日】
想定レンジ:30万円 〜 45万円
コアレンジ:35万円 〜 40万円

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■出所 BITPoint BTC/円(レバレッジ)

ビットコイン分析を始める。(以下、BTC)

ウェッジフォーメーションを形成中で、一旦↑に抜けるかまたはさらに底を割れるか判断が難しい局面となってきた。
戻りの目処は今週も40万円付近を想定している。
結局、先週の41万円のレジスタンスラインには程遠かったため、今週は40万円のレジスタンスラインを起点に考えていきたい。出来高は比較的旺盛なため、小生のような短期的な個人トレーダーが売ったり買ったりを繰り返しているのだろう。

1時間足に細分化し、週前半のターニングポイントも確認しておく。

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目立ったポイントでいうと、375,000円前後となる。
ここは山と谷を過去に形成をしたポイントで、レジサポLINEとしてワークする可能性がある。
現状から戻ってタッチすれば、一旦の売り場となり、超えて行けば、短期的なサポートLINEとしてワークするだろう。
月曜〜水曜にかけて注目しておくべきだと考える。1時間足なので、週末まで生きるLINEかわからないので、その点は予めご容赦願いたい。

直近の安値は355,000円となる。
ここを割り込んでも350,000円でもサポートなるように思える。
先週も安値を割り込むも、大幅なストップロスが確認できるような下落もなかったため、底堅さを連想させる値動きとなった。
今回の割れでも買いがあるかというとそういうようには特に感じないので、下落したとしても徐々に下値を切り下げていくイメージでいる。
今週もBTCショートポジションは継続で。戻りを狙った短期トレードなら37.5万円近辺から指値注文をセットしていこう。
ターゲットは33万円を意識する。ここが一つの節目だと考えているが、このままジリジリ下値を切り下げていき、到達してしまった場合は、おそらく30万円はおろか、さらに割り込む展開もあるのではないかと考えている。
ここから年末年始に向けては仕掛けやすいタイミングでもあるため、注意しておこう。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 12月17日〜12月23日】
想定レンジ:8,000円 〜 11,000円
コアレンジ:8,500円 〜 10,500円

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■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。(以下、ETH)

ETHは出来高が比較的多く、実体が小さいことから売りと買いのトレードが旺盛な傾向にある。
諦めた売りもあれば、ここがチャンスと考えて買い向かってきている動きがちょうど5分5分なのだろう。
BTCの連れ安となれば、短期で買い向かったプレイヤーがまた損切りさせられる可能性が高いため、まだ下値を切り下げる可能性がある。
今週も現物の買いは見送りとしたい。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 12月17日〜12月23日】
想定レンジ:7,000円 ~ 10,000円
コアレンジ:8,000円 ~ 9,500円

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■出所 BITPoint BCH/円

今回の急落の根源となったビットコインキャッシュ(以下、BCH)分析に移る。
この相場崩壊の元凶となったが、とても憎らしいコインである(笑)
こちらも当面買いは見送りで。Bitmainからの換金売りが最も激しいため、あがったところは売られるだろう。またBitmain社のIPOも価値が半減しているものと見られる。
資金調達失敗に陥る可能性もあり、新発売のマイニングマシンであるS15も売れ行きは悪いのではないかと考える。Bitmain社の悪材料はこれからさらに出てくると考えているので、BCHが下げれば下げるほど、こちらも業界にとってはネガティブに働くだろう。
BCH投資も見送りとしたい。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 12月17日〜12月23日】
想定レンジ:2,000円 〜 3,500円
コアレンジ:2,500円 ~ 3,000円

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■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTC)

毎週毎週見送りが多かったが、ようやく先日目新しい値動きが出てきたので紹介ができる(笑)
BTCと比較して、LTCが強く推移する場面があった。
日足ではわかりにくいので1時間足でみていく。

20181217-ltc1hjpy.png

こちらが1時間足だが、非常に大きな陽線が現れた。
BTCの上昇と連動性があったものの、その上昇幅は他のコインと比較して圧倒している。
もしかしたら、何かポジティブな材料が控えているのかもしれないし、欧州あたりで買い材料となるニュースがあったのかもしれない。
特にLTCに関してはウォッチをしていなかったため、これからのリサーチになることをご了承いただきたいが、反転形状としては良好である。
2,800円のサポートラインをバックに短期的な買い戦略もありだろう。
BTCが調整の戻し局面とタイミングが会えばLTCは上値を追うこととなりそうだ。
市場全体はまだ下落傾向であると考えているが、Wavesというアルトコインは上昇傾向にあり、上がっているものは上がっている。
第二のWavesとして動き出すか注目であろう。
※Wavesは時価総額も大きく、ご興味あったら検索して頂ければと思う。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 12月17日〜12月23日】
想定レンジ:28円 〜 36円
コアレンジ:30円 〜 34.5円

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■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析となる。(以下、XRP)

毎週書いているが、PoWのアルゴリズムではないため、XRPはやはり底堅い値動きをする。
やはり買いで直近狙うならこのコインであろう。
まだなんとか今年の最安値を割り込んでおらず、時価総額2位の暗号通貨なだけに、その存在感をキープしてほしいところだ。
28円をクリアに割り込むと、下値は拡大しそうだが、まだ10%強、下落幅に余裕があるのでBTCの33万円のサポートラインとタイミングが非常に合いそうだ。
強気で買いで向かうなら28円の手前から買い指値をセットしておくべきだろう。
しかし、逆指値はお忘れなく。
目先は36円近辺に引けるレジスタンスラインである。
もしうまく拾って含み益があるなら、このラインの手前でクローズできれば立派なトレードとなるだろう。

今週も基本的にはBTCのショート戦略中心に。XRPの押し目買いを打診売買程度に留めて、もしかしたら大穴のLTC狙い、こんなところではないだろうか。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。

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