BITPoint Weekly Market View(Dec.10)

        

<先週の相場振り返り>

仮想通貨市場は総じて安値を更新。
その後、週末にかけて少しずつ値を回復したが相場の雰囲気は良いものではない。
特に先週ネガティブだった材料は、米国の証券取引委員会(通称:SEC)のビットコインETFの承認見送りである。
12月末を目処に審査を終える予定だったのだが、先週の時点で来年2月末に判断期限を延期と報道がなされた。
これを受けて、ビットコインは30万円台に突入。
その後、SECからもETFの承認の目処は不明確であり、承認時期に期待を寄せるものでないと言明もあり、駄目押しとなった。
つまり、「当面ありませんよ。」と遠回しに言っているようなもので、トーンがかなり落ちていることが伺える。
こういったバックグランドは相場にかなりの重しとなり、上値を抑える展開となった。
地合いが悪いだけに、短期的にはまだ下値を模索する期間が数ヶ月ほどあるのではないだろうか。

<今週の見通し>

毎週見通しが下方向で申し訳ないのだが、今週もレバレッジ取引を基本に戻り売り戦略を実施したい。
トレードは順張りトレードが基本なので、日足や週足で下方向に向かっているならば、やはり売り戦略で考えるのが無難だろう。
各通貨ペア、チャート分析をしていく。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 12月10日 ~ 12月16日】
想定レンジ:300,000円 ~ 500,000円
コアレンジ:360,000円 ~ 450,000円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコイン分析を始める。(以下、BTC)

一目均衡表もしっかりと「三役逆転」を維持し、下落トレンドとなっている。
直近の上値の目処は50万円のレジスタンスラインとなっており、価格の回復が見込めたとしてもこのあたりではないだろうか。
まだ10万円ほどの差があり、遠い距離のように思える。
日足ベースではもう少し近い距離のレジスタンスラインが引けそうもないので、1時間足でみていく。

BTC1時間足

1時間足に時間軸を落とすと情報量も豊富だ。
現在、41万円にレジスタンスラインが引けるため、今週前半はここがキーポイントとなるだろう。
超えれば短期的に上昇トレンドがより明確となるので、サポートラインとして機能するだろう。
すでに高値と安値を切り上げ始めているので、超短期的に買い戦略もありかもしれない。テクニカル的にはすでに「三役好転」となっている。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

その場合は395,000円での買いから入り、41万円超えを視野に、43万円を最大のターゲットとして勝負ができそうだ。

日足ベースを中心に考えると、逆に41万円と43万円をポイントに、指値のショート戦略が無難だろう。
スイングトレードを狙いならこのあたりから短期的なエントリーを行っていくと良いかもしれない。
個人的には、43万円、少しショートカバーが強く入った時を想定して45万円の手前からもショートが撃ち込めるような資金配分で臨みたい。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 12月10日 ~ 12月16日】
想定レンジ:8,000円 〜 14,000円
コアレンジ:9,000円 〜 12,000円

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。(以下、ETH)

14,000円近辺に上値の目処があるが、ここから30%以上の上昇を演じないとたどり着かない水準だ。
イーサリアム(以下、ETH)も今年前半は非常に強く、優秀であったがマイニング報酬の減額→マイナー離れ→ブロックチェーンの本質的な価値下落
この構図で現在に至る。
ETH/BTCでみても下落傾向なので、本当に弱気な状態が伺えるのではないだろうか。
ETHは今週の買い戦略は見送り。
1万円もあっさり割れてしまったことから心理的節目も決壊状態である。
次のターゲットは5000円となるため、ETH投資は当面買い控えたほうが良さそうだ。
基本的にはBTCのレバレッジ戦略で進めていこう。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 12月10日 ~ 12月16日】
想定レンジ:7,000円 〜 18,000円
コアレンジ:10,000円 〜 15,000円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュ分析に移る。(以下、BCH)

同様にビットコインキャッシュ(以下、BCH)も先月の初めには6万円もあったコインが5分の1の価値となってしまった。
マイナー論争は終結を宣言しつつも、マイニングを止めることもせず、意地の張り合いが続いている。
マイニング世界最大手Bitmainも資金繰りが相当苦しくなってきているようで、BCHの売却に走って資金調達に動いているようだ。
そういった意味で、断続的な売りが続いており、市場にあるコインの価値はだだ下がりとなっている。
すでに時価総額は2,000億円程度にまで落ち込んでいるが、それでも2,000億円の価値がついている。
BCHの技術が500億円相当なら、まだここから単純計算で1/4の価値になるので、やはり買い向かうのは控えたほうがよいだろう。
PoWのアルゴリズムを採用しているコインは特に軒並み下落しているので、注意が必要だ。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 12月10日 ~ 12月16日】
想定レンジ:2,000円 〜 3,500円
コアレンジ:2,200円 〜 3,000円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTC)

3,000円のレジスタンスラインが控え、BTCとほぼ連動した値動きを演じている。
6,000円台からの下落からちょうど半値となっているが、重要サポートラインを割れてから下落率もほとんどBTCと連動している。
基本的にはBTCが反転形状にならない限り、LTCも買えないため、こちらも投資は見送りとする。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 12月10日 ~ 12月16日】
想定レンジ:28円 〜 40円
コアレンジ:30円 〜 38円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップルをみていく。(以下、XRP)

先週のコラムでも申し上げたとおり、買いのサポートラインも近い段階まで来ている。
決してXRP贔屓しているわけでないが、XRPの価値が再評価されてはじめているので、やはり買うならXRPだけの選択肢となる。
時価総額もいつの間にか2位となっており、ETHが値をさげるため、日に日に差がつきはじめている。
時価総額1位のBTCとはまだほど遠いが、今年の最安値を割り込んでいないことから、またどこかで市場全体が勢いづくならこのXRPからではないだろうか。
34円にレジサポラインが引くことができ、今週はここが起点となって反発したり、下落したりする可能性が高い。
今年の安値は28円前後であるので、ここからこのラインは意識して臨みたい。
攻撃的に行くなら28円の手前から買い。
ブレイクした際に、ローソク足が長い下ヒゲで終えるタイミングも想定して、急落最中もどっしり腰を据えて投資するタイミングを伺うのも良いだろう。

今週も戦略は同じでBTCのレバレッジ戻り売り戦略を。
またXRPは深い押し目買い戦略中心で考えていきたい。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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