BITPoint Weekly Market View(Dec.03)

        

<先週の相場振り返り>

仮想通貨市場はショートカバーもあり、ある程度の戻しが入った。
その後、相場は一巡し、売りと買いが交錯している状況だ。
今週は40〜50万円のコアレンジを想定した値動きとなるだろう。
先週末、G20がアルゼンチンで開催され、米中首脳会談が行われたが米国が中国に対しての追加関税を当面見送りと発表したことにより、サプライズとなった。

金融市場はリスクオンで反応している。現在、筆者は12月3日月曜日の午前中に執筆しているため、まだ確認できないのだが上海市場がオープンした場合、さらに市場全体はリスクオンで反応する可能性が高い。
もしかしたら、仮想通貨市場もつれ高になる可能性がある。
その場合はNY時間までに50万円近くまで再度持ち上げられるかもしれないので注視しておこう。

<今週の見通し>

しかしながら、G20にて、デジタル税について今回も議論された。
2019年中もこの問題が取り上げられ、国際的な枠組みとして議論を呼びそうだ。
デジタル税とはIT企業中心に、世界中に展開しているITサービスはもちろんであるが、その国でサービス展開をしているのにも関わらず、本社が他国にあることでそこで税の納めが発生しない問題である。
(※わかりやすくいうと、Facebookのサービスであろう。読者の皆さん含め、日本人の間でも多く使っており、Facebookは広告収入として利益を生んでいる。しかし、日本で得たであろう広告収入の売り上げに対し、納税義務が本国のみで発生するため、日本では納税義務が発生しない。この不公平な問題について各国間で議論が活発化している。)

英国はすでに導入を前向きに検討し動いているが、米国や中国はこれに難色を示している。
まず米国が反対している分には、実現しそうもない。但し世界的に機運が高まるとこの業界も含めてIT業界には向かい風となる。
念の為、来年以降、注意しておくべき問題になるだろう。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 12月3日 ~ 12月9日】
想定レンジ:35万円 ~ 60万円
コアレンジ:40万円 ~ 50万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコイン分析を始める。(以下、BTC)

今週の金融市場は、リスクオンで推移する可能性が高い。米中協議は明らかにサプライズとなったため、その恩恵を被りそうだ。
ただし、上値を買ってくる値動きは続かないと考えており、上がったところはマイニング企業から利益確保の売りがでるだろう。
50万円をバックに戻り売り戦略を基本として望みたい。
65万円割れからショート戦略を練っていたが、50万円を抜けた場合、一度全て利益確定の買い戻しとする予定だ。
再度、大きくショートカバーがでる可能性があるので、また値動きが落ち着いたポイントから売っていきたい。

1時間足に細分化してみると、

直近では、44万円にもサポートラインが引ける。
今週はここをブレイクすると、再び40万円近くまで下押しする可能性があり、ここが最重要ラインとなるだろう。
短期的な戻りの目処的には48万円台前半となる。ここを上に抜けてくると50万円まで追い込みそうだ。
さらに上を抜ければ大きくショートカバーがでる可能性がある。
53〜55万円まで一気にジャンプアップするはずだ。
その場合、反落しても次は50万円がサポートラインとなり、ステージ切り上げを予想している。
日足ベースでも戻しの局面に入りつつあるので、そろそろポジション量を落としていったほうが無難ではないだろうか。
戻り売り戦略は堅持するが、少しTrading Position量を落として望みたい。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 12月3日 ~ 12月9日】
想定レンジ:10,000円 〜 16,000円
コアレンジ:11,000円 〜 15,000円

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。(以下、ETH)

5,000円がレジスタンスラインとなる。
BTCと比較すると先週はアルトコインの下落のほうが目立った。回復率は悪く、また今年よく見られた値動きが増えそうだ。
アルトコインは特に資金が逃げていきやすい環境になりつつあるので、今週もETH投資は見送りとしたい。
BTCが50万円を超えていけば、ETHが15,000円の抵抗線を抜ける可能性があるが、また15,000円を割り込んでいくならば、弱さが目立ってくるはずだ。

投資はしなくとも、チャートだけはしっかりと観察しておきたい。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 12月3日 ~ 12月9日】
想定レンジ:10,000円 〜 30,000円
コアレンジ:16,000円 〜 27,000円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュ分析に移る。(以下、BCH)

一旦値動きは落ち着き始めたものの、BCH-SV側との論争は続くであろうからまだ買い向かう投資家はいないだろう。
あがったところは売られるので、投資は手控えたい。流動性が薄いコインの弱点がモロに付かれている現状なので、下方向でみている。
ターゲット的には1万円台前半程度ではないだろうか。

戻りの目処としてはレジスタンスラインが引ける26,000〜27,000円程度のラインで。サポートライン手前では短期的に買ってみるもの確かにありだが、反発力がどの程度のものになるかわからない。
投資を検討している方は、せめて一目均衡表の遅行線がローソク足に追いつくころがよいだろう。

まだ時間にして2週間程度かかる見込みだ。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 12月3日 ~ 12月9日】
想定レンジ:2,000円 〜 4,500円
コアレンジ:3,000円 〜 4,000円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTC)

続いてライトコイン分析に移る。(以下、LTC)
コアレンジは3,000円〜4,000円とした。
BTCで言えば、40万円〜50万円のレンジで推移したときと同じような値動きとなるだろう。
4,000円を超えた場合、基準線が上値の目処となる。おおよそ4,500円〜4,700円程度がターゲットだ。
但し、BTCより回復力があるかというとそうでもないので、BTCの勢いを図る際にLTCを見ておくと良いかもしれない。

3,000円を割り込んだ場合、ターゲットは2,000円とする。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 12月3日 ~ 12月9日】
想定レンジ:35円 〜 50円
コアレンジ:38円 〜 48円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析となる。(以下、XRP)

今年の最安値を唯一割り込んでいないXRPであり、極めて優秀な値動きとなっている。年初は暴騰の影響からか下落率はTOPクラスだったが、ここ数ヶ月は安定したパフォーマンスを保っている。
しかしながら、直近のサポートである36円近辺は要注意としたい。
仮にBTCが40万円を再度割り込んだとしても、XRPはまだ安値を割り込まないと考えている。
次に控える28円のサポートライン、また心理的節目である30円もワークするだろう。
XRPは日本が取引高1位のため、日本人主導のマーケットとなる。
そういった面からして、アルトコインの中でも底堅いのかもしれない。
急落狙いから買い戦略を堅持する。
今週は36円に打診買い注文を。
また30円でも打診買いの注文をセットし、深い押し目待ち戦略とする。

言ってみれば、XRP/BTCのロングといった感じだろうか。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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