BITPoint Weekly Market View(Nov.12)

        

<先週の相場振り返り>

先週前半まで価格が上昇していたものの、週半ばから上値が重くなり、ジリ下げの展開となった。
ビットコイン(以下、BTCと表記)は75万円のサポートラインにも届かず反落し、現在は72.4万円前後で推移をしており、値動きが静かになってきた。
ビットコインキャッシュ(以下、BCHと表記)のハードフォーク論争は日に日に大きくなってきており、残す所あと3日となっている。
BCHのハッシュレートは乱高下しており、Bitcoin-ABC側とBitcoin-SV側でのメインチェーンの取り合い合戦が勃発しており、激しい舌戦もSNS界隈で繰り広げられている。
パブリックコインなだけに、マイナー側の論争も見届けなければならないのが非中央集権というコインの使命でもあるだろう。
パブリックチェーンは自然のままに、プライベートチェーンはある組織にて支配下に・・・・。
永年この論争は続くであろう。

<今週の見通し>

今週はBCHのハードフォーク論争が主流になるだろう。
今朝ほどでは、Bitcoin-SV側のハッシュレートが大幅に増強されていたようで、シェアの60%近くにまで上昇をしていたようだ。

Blockが分岐するタイミングが全てとなるので、なんとも言えない。

Bitcoin-ABCを支持する側もここぞ、というときにマイニング力を強めてくるだろう。(※ちなみに、Bitmain率いるジハン・ウー氏やBTCの神様として異名を持つロジャー・バー氏はこちら側についており、世界中のファンも多い。)

投資家としては見守る展開となっているが、PoWを採用している仮想通貨の時価はハッシュパワーも深く関係しており、価値を見出すための判断基準の一つとなる。
今週はこのハッシュパワー数値関係上、BCH価格は海外取引所でも大きく乱高下する可能性もある。
BCH投資をされている投資家は、ある程度の覚悟をして準備しておくべきだろう。
さて、前置きが長くなったが今週も各コイン分析していく。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 11月12日 ~ 11月18日】
想定レンジ:68万円 〜 80万円
コアレンジ:69万円 ~ 75万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコイン分析を始める。(以下、BTC)

先週前半は一目均衡表雲の中に突入し、レジスタンスラインとなる75万円に近づくことができたが、結局74万円台前半が高値となり、その後反落。
反落基調が続き、週超えとなった。
残念ながら、再び雲の下限を割り込んできており、しっかりと回復させるには73万円前後で推移をしたいところだ。
大きなサポートラインは70万円となるが、小さなサポートとなるのが72万円となる。71万円台では買いで入りたい。
今週もBTCは押し目買いを狙う。ターゲットは直近高値の74.4万円前後、そして75万円となるだろう。基本、先週の見通しと同水準のレンジ相場を意識した展開に今週もなると予想している。

【参考】先週のウィークリービュー

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 11月12日 ~ 11月18日】
想定レンジ:19,000円 〜 28,000円
コアレンジ:21,000円 〜 25,000円

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。(以下、ETH)

先週は上値を伺うも、上髭残したローソク足形状が目立った。
あがったところは売りが出ているのであろう。BTCもETHもそうなのだが、既存のマイニングマシンの損益分岐点より少し上の価格帯で推移していることが多いように感じる。価格から大きく乖離すると、やはり売っておこうといったマイナー企業の動きがあるためだろうか?
ETHに関しては2ヶ月以上、レンジ相場が続いているが、やはり値動き的にBTCによる連れ高を期待したいところだ。BTCも押し目の水準が近いことから、ETHも押し目買いで入っていきたい。
目安的には22,000円台からの買いで良いのではないだろうか。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 11月12日 ~ 11月18日】
想定レンジ:40,000円 〜 80,000円
コアレンジ:55,000円 〜 70,000円

■出所 BITPoint BCH/円

さて、ビットコインキャッシュ(以下、BCH)だが今週の想定レンジは正直参考にしないでほしい。
フォーク時点では特に大きな値動きがないだろうが、安定したBlockをある程度生成するまでは正直なんとも言えないからだ。
大型コインのフォークはBTCとETHぐらいしか業界も経験がない。
Bitcoin-ABCがメインチェーンになったほうが直近の値動きは安心感が広がるだろう。
米・poloniex取引所には、BHCハードフォークに先立ってBCH-ABCとBCH-SVという表記で先物取引がはじまっており、値動きを参考にするのも良いだろう。
ハッシュパワーがあがると、BCH-SVの価格が上昇傾向にあるということも付け加えておく。
さて、チャート分析なのだが、ファンダメンタルズ要素は一旦抜きにしてテクニカルだけでみてみる。
再び雲の中に突入をしてしまい、雲の下限を割り込む場合は下落が加速しやすくなるだろう。
そのデッドラインは55,000円で考えており、5万円を割り込めば急落もしやすいのではないだろうか。投資家は売買玉を引っ込めると思われるので、市場の流動性は薄くなるだろう。
逆にポジティブに推移を始めるとやはり雲の上限ラインを抜ける、6万円以上となる。
フォーク後、安心感が広がり、買いが入る可能性もある。資本の回帰となるため、この場合はポジティブに市場が反応しやすくなるのではないだろうか。
目先、6万円以上をキープ、7万円を回復させれば目先直近の高値である8万円付近まで値を戻せるように考えている。
いずれにしても、冒頭で申し上げた通り、BCH投資は慎重になりつつ覚悟を決めた金額で投資されることをおすすめする。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 11月12日 ~ 11月18日】
想定レンジ:5,000円 〜 7,000円
コアレンジ:5,200円 〜 6,400円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。(以下、LTC)

11月に入ってから比較的大きな上昇を演じたLTC、その反動もあり下落幅も大きかった。
LTCにとってこのテクニカル形状は正念場であるとも思える。先日はLTCにしては非常に珍しい上昇でもあった。
ここに反発力が生まれれば、大きく上昇させる余地も生まれるため、先週の高値を超えられるのではないかとさえ考えている。
目先のターゲットは6,500円となるだろう。
先日の高値と雲の下限が重なるポイントである。簡単に抜けていくことは難しいかもしれないが、ひとまずここが目処となるため、LTCトレードで仕掛けるならこの手前あたりを利食いのターゲットにすると良さそうである。
損切りは直近の安値で。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 11月12日 ~ 11月18日】
想定レンジ:48円 〜 70円
コアレンジ:53円 〜 63円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析となる。(以下、XRP)

非常に良好な形状となっている。アルトコインの中でも最近の値動きは非常に優秀だ。
現在、チャートに記載している通り、三役好転状態にもあるが、転換線と基準線のぎりぎりのポイントで推移をしている。割り込んでしまうと、一気にテクニカル形状が悪化してしまうため、なんとかここで踏ん張ってもらいたいのが本音である。
ただし、直近で引けそうなサポートラインの価格帯は53円台にあるので、最悪、ここで止まる可能性もある。
買いトレード継続でいくが、53〜54台で買い、または現在の水準の買いの2パターンで今週は望みたい。

先週のコラム通り、XRPは仕手筋が仕掛けてきてくれた。
ただし、この値動きからするとまだ消化しきれてない可能性もある。
もう一度ぐらいは上昇を期待した値動きがあるのではないだろうか。
ただし、しっかりと押し目買いができる期間を提供してしまったがため、上値は高値を超えていけるか否か、程度の水準で考えている。60円台に乗せたらコツコツ利食いを入れていくほうが良いかもしれない。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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