BITPoint Weekly Market View(Oct.09)

        

<先週の相場振り返り>

先週は目立った値動きもなく、市場全体は小動きの展開となった。
海外の取引所でもBTCの取引高が今年最低水準にまで落ち込んだところもあるようで、閑散とした状況だ。
しかし、チャート形状は悪くない。出来高が大きくなるときもあれば、こういった閑散相場も必ずある。大きなトレンドを終えてレンジ相場に移ったときやそこから反転する時期によくある現象で、現物の投資家も投げ売りがほぼすべて完了したときにでやすい値動きでもある。
BTC-FX勢の短期的なショート戦略もちらほら散見されるがストップロスがいないのか、自分たちの買い戻しでまた徐々に底堅くなってきていることに気づいているだろう。
徐々にレバレッジ勢も下攻めを諦めてくるかもしれない。

<今週の見通し>

SEC(米国証券取引委員会)によるビットコインETF承認に関する意見受付の期日は今月下旬となっている。
今年に入ってからは何度も意見を募集しており、承認には慎重な姿勢ながら真摯に向き合っている状況である。SECが過去にここまで承認の是非を先延ばしにしているのも珍しいようだ。
おそらく認可が出るとしてももう少し先のように感じる。流動性についても言及しており、安全性を求めているSECにとっては必要不可欠な項目なのであろう。
そう考えるとやはり米国のBakkt取引所をはじめ、投資銀行の参入も待たれる状況だ。早ければ11月、遅ければ年明けになると思われるBakkt 取引所のスタート時期が今後鍵を握るかもしれない。
そういった意味で今週は少しまだ様子をみる地合いとなる値動きが強くなりそうだ。

こういった面も踏まえて各チャート分析をしていく。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 10月8日 ~ 10月14日】
想定レンジ:70万円 〜 80万円
コアレンジ:72万円 ~ 78万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコイン分析から始める。(以下、BTC)

今週も基本押し目買いのチャンスを伺う。
トレンドラインのポイントから買いで入っていきたいところなので、今週はおおよそ72〜73.5万円ぐらいだろうか?
日によって、トレンドラインを徐々に切り上げてくるので、各自適当なポイントを見つけて買い指値を置くと良いだろう。
また一目均衡表の雲の上限が少しずつ切り下がり始めている期間に突入をはじめるのが今週になる。
明日以降、BTCチャート雲上限は80万円以下となりはじめ、来週には77.5万円付近まで下落する。この付近はちょうどこの付近はレジスタンスラインが引ける重要ポイントともなるため、抜けた場合は80万円付近まで上値を一気に伸ばす可能性がある。
その場合は、今度は77万円付近がサポートラインとして機能をはじめるだろう。
来週、または再来週あたりから75-80万円のレンジに切り替われば御の字ではないだろうか。
今週も基本押し目買い目線を継続したい。今週に限っては前述どおり、72〜73.5万円レベルからBTC買いを検討したいところだ。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 10月8日 ~ 10月14日】
想定レンジ:20,000円 〜 30,000円
コアレンジ:24,000円 ~ 28,000円

■出所 BITPoint ETH/円

続いてイーサリアム分析に移る。(以下、ETH)

先週は全体的に少しずつイーサリアムの出来高が上昇していた場面があり、少し不思議に思っていた。海外取引所でも出来高が少しずつ上っているところもあり、何かしらポジティブ材料が控えている可能性がある。今回の買い集めは非常に綺麗にやっている。かなりのプロ集団の可能性がある。もしかしたら好材料が控えているのかもしれない。この値動きには興味があり、買いを検討しようと思う。
ローソク足だけをみていても実際には死んだ相場となっており、売りも買いも参加しにくい形状だが、ようやくといっていいほど、ローソク足の実体が雲に近づいてきた。この価格帯を維持するだけでも今週中には雲の中に突入する。
少し目立った値動きが一つだけでもよいのでほしいところだ。
比較的長めの陽線が出た場合、チャンスとなるかもしれない。
遅行線もようやくローソク足をクロスしてきており、ボトム圏でのレンジ相場が長らく続いている証拠でもある。こういったときに上昇をすると、大きなトレンド発生へつながることも多い。
今週は25,000円レベルから打診買いを成行きで入ってしまっても面白いかもしれない。
買いから入りたいと思う。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 10月8日 ~ 10月14日】
想定レンジ:50,000円 〜 67,000円
コアレンジ:57,000円 〜 62,000円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュ分析に移る。(以下、BCH)

BCHのサポートラインは58,000円付近に引くことができ、先週はこのラインを防衛してきた。ここを割り込むと、相場が走りやすい状況なのだが、踏ん張りが利けば再び高値方面へ上昇が見られるだろう。
BCHも間もなく、雲の中に突入をし、次の上昇局面に備えた値動きとなりやすい。テクニカル的には遅行線もローソク足をクロスしており、雲の先端もまもなく捻れそうである。
三役好転の条件が揃いつつあり、あとはちょっとしたポジティブ材料の投下待ちといったところだろう。
先日からBCHは強めに買いを入れている。
BCH投資を検討されている方は58,000円のサポートラインを意識したトレード戦略で望むと良いだろう。

■参考:アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 10月8日 ~ 10月14日】
想定レンジ:6,000円 〜 8,000円
コアレンジ:6,200円 ~ 7,200円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

先週はようやく雲の中に突入したものの、少しはみ出してしまう展開となっている。
今週は現在の価格を維持するだけで自然と再突入する形なるが、これといって大きなポジティブ材料が長らく出ていないだけに期待感に薄さを感じる。
9月下旬の大きな出来高には気になるが今の所それを引き継ぐ勢いは先週みられなかった。
BTCやETHと比較すると見劣りがあるため、今週は見送りとしたい。
買いで入るとしたら雲を抜けて全体的に仮想通貨市場が活況に呈したころから連れ高期待を狙っての投資となりそうだ。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 10月8日 ~ 10月14日】
想定レンジ:40円 〜 65円
コアレンジ:50円 〜 60円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析を行う。(以下、XRP)

40-50円ゾーンを描写したが、下値の余地が比較的あるという意味である。
SWELLというRipple社主催のカンファレンスが10月1〜2日付けで行われたが、目新しい材料なく出し尽くしで売られた。
もう少し買い目線で期待をしていたのだが、2日目からの上昇力のなさで手仕舞いをし、XRPは売り目線に切り替えて現在に至る。
このまま高値圏で三角持ち合いを形成するか、50円を割り込み、サポートラインである40円まで下押しするのかはわからないが、このあたりからならぜひ買ってみたいと考えている。
ただし、50円台で推移が続くならばまだ一旦様子見姿勢としたい。
今週の値動きを想定するならば、天井圏で三角持ち合いを形成するか、または50円を割り込み40円台に突入するかを見極める展開となる。 テクニカル的には上昇局面の最中だが、70円付近を目処にダブルTOPも形成中だ。50円を割り込んだときは注意が必要だろう。
こういったことを考慮すると、XRP投資の下値の余地がやや広いため、あまり資金を割り振りたくないところだ。深い押し目を待ちたい。

今週はBTC, ETH, BCH中心の投資戦略で個人的には考えている。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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