BITPoint Weekly Market View(Sep.03)

        

<先週の相場振り返り>

先週、南米のアルゼンチンが政策金利を60%にまで引き上げた。
先月、金融市場で話題をさらったトルコの政策金利の比ではない。
インフレのリミッターが外れると通貨安が止まらなくなり、こういった現象は数年おきにどこかの国で発生する。
年初はベネズエラだったが、今回はアルゼンチンだ。南米諸国の通貨安が連鎖危機となりそうで、ブラジルもかなり警戒水準だと個人的に考えている。
先日、トルコでもビットコインに資金を移す動きが加速していたようだが、アルゼンチンの仮想通貨ユーザーも同様の行動に走っているだろう。
アルゼンチンペソは10年前、日本円と比較して1/6の価値まで減少した。
間違っても新興国の高金利を謳った投資商品には手を出さないで頂きたい。
それよりもビットコインであろう(笑)
新興国ではこういった仮想通貨需要があり、先進国では最先端のブロックチェーン技術の開発競争で相場が熱狂していくと予想している。
セミナーでも繰り返し発言させて頂いていたが、間違いなく人類初のグローバルバブルへの道を歩んでいる。大きな成長分野であることを再認識させられた週であった。

<今週の見通し>

さて、冒頭から話が逸れたがビットコインの値動きを中心に仮想通貨全体は上昇した。
BTCは80万円を回復し、堅調な値動きを続けている。
今週はある程度上値を伸ばしたら一旦小動きになると考えており、押し目を狙って行きたい展開だ。

下記、それぞれ分析をしていこう。

※以下、分析ツールは一目均衡表を使用している。
こちらのテクニカル分析ツールの使い方参考コラムは別途儲けてあるのでぜひそちらをご参考頂きたい。
アドバンスチャートと一目均衡表使い方

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 9月3日 ~ 9月9日】
想定レンジ:75万円〜85万円
コアレンジ:79万円〜85万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコイン分析を行う。

この週末に80万円を超えてきて、それでも売りに押されることなく80万円台をキープしている。
チャートに記載したピンク色で囲った部分に注目して頂きたい。
75万円を超えたタイミングでスロップロスが多発したようで、出来高が伸びているのがおわかり頂けるだろう。
これは戻り売り勢が最後に大きくとどめが刺された証拠かもしれない。
その影響からか、80万円からのレジスタンスラインでは売りが入りそうなポイントだが、値動き的にあまり入っているように思えなかった。
つまり、抜けたときに80万円を超えたストップロスが75万円超えと比較してあきらかに少ない。
レジスタンスラインはいくつか引くことができるが、本当に多くストップロスがあるポイントを見極めるだけで本来得る利益、または従来の損失を限定的にできる。

サポートラインやレジスタンスラインには今後も意識していただきたい。
さて、チャートの一目均衡表だが、先週のコラムでお伝えしたとおり、『三役好転』の条件が揃ってきた。
現在の価格を維持するだけでおそらく今週中に実現するだろう。

遅行線は既にローソク足を抜けてきており、時間の経過と共に80万円台で推移をすれば、雲を抜けてくる。そして前方の雲が捻れて、スリーカードが揃うこととなる。『三役好転』の完成となり、テクニカル的にさらに上値を伸ばしやすい展開となる。
今週もレンジ切り上げを願って75〜85万円のレンジとみるものの、コアレンジを79万円〜85万円でみておきたい。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 9月3日〜9月9日】
想定レンジ:29,000円〜38,000円
コアレンジ:30,000円〜35,000円

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。

BTCと比較してかなり元気がない。まだ底値圏で這いつくばっており、上昇の兆しがいまいち現れない。
イーサリアムのマイニング報酬が3ETH⇛2ETHへと減少なり、価格上昇要因だが、大した反応がみられていない。
まあ、こちらは中長期的にみればポジティブであることは間違いがないので、価格への影響はまた少し時を経てからではないだろうか。
基本的にイーサリアムは様子見でよいと考えているが、BTCの値動きに連動する程度であろう。
上昇した場合、4万円をバックに一度利益確定売りが入りそうだ。
雲の下限に上値を抑えられながらどこかのタイミングで雲の中に突入をしていくイメージを持っている。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 9月3日〜9月9日】
想定レンジ:60,000円〜83,000円
コアレンジ:65,000円 ~ 78,000円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュの分析に移る。

レンドラインを抜けて上昇を始めており、ボラティリティが高い分上昇幅が大きい。20%以上の上昇をみせている。
雲も薄いことから、もしかしたら今週末には、三役好転が出現する可能性がある。
先日、BCHはブロックサイズのストレステストを実施し、スケーラビリティ試験が好調な結果から買われはじめていた。
ようやくここへきて認識が広がり改めて再評価もされたのかもしれない。
今週のターゲットは目先8万円前後となるだろう。
雲を抜けていけるか注目となる。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 9月3日〜9月9日】
想定レンジ:6,000円〜8,500円
コアレンジ:6,700円 ~7,800円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

ローソク足の実体は基準線を超えてきており、BCHほどでもないが、ETHよりは形状が良好そうだ。
目先は8,000円にレジスタンスラインが引けるため、一度押されるかもしれないが、ここを超えてくると再び8,000〜10,000円のステージに回帰する可能性がある。
BTCの値動きに最も連動しやすく、市場での過小評価もされているようには個人的に思える。
もう少し動向を見守りたいが、出来高に目をやると興味深い現象が起きている。

直近、大きく急進したのにもかかわらず、ローソク足の実体は短い。
大きな売りと買いが交錯した証拠でもある。
大口の買いが高値まで上昇した売りポジションを吸収した形だ。
短期勢が再度このレベルから参入せざる得ない形状となっているため、今週はもう一段高となるかもしれない。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 9月3日〜9月9日】
想定レンジ:35円〜40円
コアレンジ:36円〜38円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。

なんとも表現しがたい値動きである(笑) 下落し、戻ったポイントでこの小動きをひたすら繰り返すXRPなのだが、なんとも読みづらい展開だ。
35-40円のレンジ相場としか言いようがない。
35円をバックに買い、38円ぐらいで買い戻しを繰り返していくと良いかもしれないが、週末に移行すればするほど、これがさらに小動きになり、そして最後はどちらかにブレイクをしていくように思える。
トレーディングはやりにくそうなので、XRPは個人的には見送りだ。
時間がある方でレンジ相場にトライするのは悪くないだろう。

今週はBTCをメインに。そしてBCH、続いてLTCの3コインを中心にするほうがトレードしやすいのではないだろうか。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


免責事項・注意事項

トップへ戻る