BITPoint Weekly Market View(Jun.18)

        

<先週の相場振り返り>

仮想通貨市場全般、軟調な展開で推移をした。 大きく反発することもなく、じり安展開に。相場の雰囲気的にあまりよろしくない展開がつづく。 サポートラインであるBTC70万円付近での反発は弱く、躍動感がない。 ダウンサイドリスクのほうが高いように思える。 持っているポジションの一部損切りを敢行し、先週お知らせした通り65万円で再度参入する体制を整えたほうが良いのではないかと考えている。

先週目を引いたニュースとしては、シカゴの先物取引所にて、BTCに続きETHの先物取引もスタートを予見させる報道が流れた。 SEC(米国証券取引委員会)からETHは証券として規制外であると認識が示されたことから採用に向けて動きがありそうで、これは業界にとってはポジティブになる。 シカゴのBTC先物取引量も開始時と比べれば徐々に取引高が上昇傾向にあるようで活気づいてきたようだ。 直近の先物価格と出来高を覗いてみた所、直近のBTC売買高がかなり多く、現在のサポートラインでの攻防が大きくあったようだ。 BTC取引の売りと買いが交錯した様子が見て取れる。 プロ達の目線も拮抗しているようだ。

<今週の見通し>

さて、今週の戦略だが主要コインの取引は様子をみて、XRPやBCHの取引中心の短期トレードに切り替えるよう、個人的に考えている。 今一度、底堅さを試しにいく動きが1度ぐらいはあるのではないかと考えている。 現在の値動きをみていると、先に下方向に仕掛けて下ヒゲをつけた後に大きな反発がないと流動性が戻ってこないようにも思える。 地合いが悪い。 目立ったファンダメンタルズがないため、テクニカル分析中心にみていく。

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 6月18日 ~ 6月24日】 想定レンジ:50万円 ~ 85万円 コアレンジ:65万円 ~ 76.5万円

■出所 BITPoint BTC/円FX MT4チャート

本日は非常にデリケートな局面のため、MT4を使って分析する。

テクニカルの設定は±2σと±3σで設定したボリンジャーバンドに中心線をSMA21に(移動平均線21日線・つまり3週間の平均値)。 またSMA30(移動平均線30日線・約1ヶ月間の平均値)を黒色に。オシレーターはMACDで設定している。 日足ベースで下落トレンドが始まってからボリンジャーバンドのSMA21線と-2σをバンドウォークするリズムで下落している。 もし反発が先の場合は、SMA21が抵抗帯として機能する可能性が高く、一旦売り逃げするなら、このチャートでいう約76万円付近になるだろう。 現物価格では約76.5万円に水平線が引けるポイントもあったので妥当なポイントであろう。

先に下落を許す形となる場合はこのまま-2σに沿って下落すると考えられる。 その場合は、買いから入りたい。 このチャートでいうと、第一サポートラインが68万円、第二サポートラインが63.8万円付近になる。

現物価格とレバレッジチャートはプライス表記が少し違うのでわかりやすく訂正すると、約70万円と約65万円がサポートラインとして意識されるであろう。 今週は65万円をバックに現物の買いを打診程度にポジションを取ってみると良さそうだ。 オシレーターのMACDはちょっと中途半端な位置と動きをしているため、方向感が出にくい環境であることは間違いがない。 直近の安値を割り込んでも下ヒゲを繰り返すよくわからない相場になる公算が大きい。 あくまでも打診買いポジションで望むと良いだろう。 ネガティブな材料が市場に投下されれば、この類ではないのだ。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 6月18日 ~ 6月24日】 想定レンジ:40000円 ~ 70000円 コアレンジ:50000円 ~ 62000円

■出所 BITPoint ETH/円

代わってイーサリアム分析に移る。

こちらもBTC同様に方向感が乏しい。 先週は意外にも出来高が膨れ上がったので売りと買いが入れ替わったのであろう。 安値を更新すると新規での買いポジションが逃げるため、少し警戒しておいたほうがよいように思える。 押し目を拾うなら少し距離をおいてからでいいだろう。 個人的に今週のETHは様子見姿勢でいるが、買いから入りたい方は目先5万円前後から距離を保って参入すると良いのではないだろうか。

もう一つ、注意点を付け加えておくと、EOS(イオス)という時価総額5位に位置している仮想通貨があり、こちらの開発元から資金調達のためETHを売却している報道が特に海外サイトで最近よく見受けられる。 数億ドル単位でウォレットから出金されているようで、市場で売却を徐々にすすめているようだ。 これが上値を抑える形となっており、実需の売り玉に連れて9万円からの下落が大きなものとなっている。 この売りは当面続く可能性が高く、注意が必要だ。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 6月18日 ~ 6月24日】 想定レンジ:70000円 ~ 110000円 コアレンジ:78000円 ~ 100000円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュの分析に移る。

今週短期的に勝負するならBCHだろう。もともと流動性が薄いコインなので、BTCが仮に65万円付近まで下落するなら、BCHは15%ぐらい下落する可能性がある。 買いを78000円付近から指値をいれておくと良いかもしれない。 少し深めの押し目を狙って短期的に勝負をしていく。 利食いは9万円の手前を想定している。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 6月18日 ~ 6月24日】 想定レンジ:9000円 ~ 11000円 コアレンジ:9500円 ~ 10500円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

現在、下落のウェッジを形成しており、上放れを待つ展開が続く。 先週や先々週も同じことを申し上げてしまうが、目立った材料がなく買い向かえるタイミングがない。 今週も基本見送りで様子をみたい。 出来高も死んでおり、ダウンサイドゲームとなっているため明らかに地合いが悪い。 買う理由が見当たらないので当面静観で良いだろう。 長期投資を心懸けている方なら買いで入っても問題ないが、短期的には材料が乏しいためと付け加えておこう。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 6月18日 ~ 6月24日】 想定レンジ:45円 ~ 70円 コアレンジ:53円 ~ 64円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。

ライトコインより緩やかな下落ウェッジを形成している。 今週は丸で囲った下限のライン近辺から買いを狙っていこうと考えている。

おおよそ45円〜50円近辺からだろうか? まだ距離があるが、BCHに負けないボラテリティがあるため、XRPでの短期トレードも楽しめる可能性がある。 反発も15%ぐらい狙ったトレードをしていきたい。 その場合、利食いは55円〜60円になるだろう。 今週のXRPは下落相場を想定しつつもイッテコイ相場を想定して取引したい。

まとめると、今週はBCHとXRPの短期トレード中心に、BTCとETHは損切り含めて押し目買いを。LTCは様子見としている。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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