BITPoint Weekly Market View(May. 07)

        

<先週の相場振り返り>

先週も仮想通貨市場が堅調。 BTCやETH、BCHなど、時価総額の大きいものが主に価格を上げた。 大人しかったLTCも比較的大きく上昇し、また新たな資本が市場に入ってきたように思える。

ファンダメンタルズ的には、米大手ゴールドマンサックスが取締役会を得て、仮想通貨市場参入が決まったと報道がされた。 取締役会にて決議されたということは、いよいよ本気モード。 企業として社内で大きく動き出し、仮想通貨トレーディング部などが出来上がっていく可能性も推測できる。 これを皮切りに今年は続々と大手投資銀行の参入が期待され、これは市場にとっては非常にポジティブとなるだろう。 大量の資金が流入することになるので、今の時価総額を大きく上昇させ、デリバティブ取引が最も盛んになっていく可能性がある。 特にレバレッジや先物市場などが成長する年となりそうだ。

<今週の見通し>

一方、5日土曜日には日経新聞により国内仮想通貨業者の審査体制がより厳格化されることが判明した。 GW明けにその内容が正式に発表される見込みのようだが、新たに業務改善命令や業務停止命令がくだされる業者が出てくるかもしれない。 それらを懸念して、今週は一部利食い圧力がかかりそうだ。 上昇トレンドのウェーブも少し荒くなってきたことから、今週は利食いを一部入れて、再び押し目を待つ戦略を練るとよいだろう。 あがったところは小まめな利食いを推奨しつつも、押し目はしっかりと買っていく戦略で基本考えている。

各コイン、チャートをみていこう。

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 5月7日 ~ 5月13日】 想定レンジ:90万円 ~ 120万円 コアレンジ:95万円 ~ 110万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコインはドル建てで10,000ドルの壁が厚く、抜け切れていない。 それに伴ってBTCの円建ても109万円を超えられずにいる状態だ。 直近は、その節目となるポイントを日足ベースでも2度跳ね返されているので、もう一度押し目を作って準備してからでないと高値をクリアに超えて行くことは難しいだろう。

イメージ的には添付チャートの楕円で囲ったポイント付近まで下落を考えている。 その場合、上昇チャネルレンジを形成し、少しダウンサイドリスク気味になるのではないだろうか。 このタイミングで現物の売り物がある程度出て、値動きが軽くなれば再び上昇となるだろう。 上値が重いタイミングなので市場参加者を振るいにかけられる週かもしれない。 上昇トレンドラインを割り込むことになるが、大きく下落するようには考えていないので、浅めの押し目から入っていきたい。 特に95万円前後からとなるだろう。

但し、日経新聞報道通り、金融庁から国内業者向けに更なる厳格な規制が設けられる場合はこの類ではない。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 5月7日 ~ 5月13日】 想定レンジ:75,000円 ~ 90,000円 コアレンジ:80,000円 ~ 88,000円

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。

こちらもトレンドラインを引いてみたがBTC円と比較しても上昇トレンドに勢いがあることがお分かり頂けるだろう。 ETHの場合は、トレンドライン付近で一度追加の買いを入れておきたい。 ざっと78000~81000円近辺だろうか?

週の後半になればなるほどトレンドラインの位置が上昇してくるため、想定をするのが難しいがそのあたりだと考えている。

但し、このまま少し上昇をした場合は利食いを入れておくとよさそうだ。 BTC円があのような形となっているため、ETHも影響を受ける可能性がある。 トレンドラインを右に抜けてきてしまった場合、もう少しだけ押し目が深くなる可能性があることも考慮しておくべきだろう。 出来高も特に大きく増えてもいないので、引き続き堅調に推移すると考えている。 今週もETH中心のポジションで考えている。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 5月7日 ~ 5月13日】 想定レンジ:14万円 ~ 21万円 コアレンジ:17.8万円 ~ 20万円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュの分析に移る。

こちらはBTCやETHと違って出来高が上昇傾向になる。明らかに高値掴み合戦が始まっており、ここから参入は上昇すればリターンは大きいが、下落すれば損失も大きい。

上昇トレンドが成熟をした形状と値動きになりつつあるので、今週も一度深い押し目が来ると考えている。

先週は上昇していたが、その前に10%以上下落する局面もあった。 今週は1日で10%以上下落してくる場面があると考えており、その場合はラインを引いた17.8万円付近のサポートラインを割り込んだらそれが起こる可能性が高い。 BCHの買い戦略をたてるならば17.8万円付近で打診買いの指値注文を入れ、割り込んだが少々様子見をし、16万円台ぐらいから買いを入れ始めるぐらい余裕をもって行動したい。 BCHも高値圏にて、大きなレンジ相場を演じそうだ。イッテコイ相場になる可能性が高いので、高値掴みと底値離しには注意して頂きたい。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 5月7日 ~ 5月13日】 想定レンジ:15,000円 ~ 22,000円 コアレンジ:16,000円 ~ 20,000円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

出遅れていたライトコインがようやく動き出した。 今週、BTCやETHが下落するとしても最も下落幅が少なくなる可能性があるのはLTCだ。

まだ新規のポジションが遅れて入ってきたばかりなので下落したとしても値幅も限定的だと考えている。 こちらは買い持ちでOKではないかと考えている。 利食いはせずにホールド推奨としたい。 直近の上値の目処は19000円程度のレジスタンスラインだ。 先日、一瞬ここを抜ける展開となったが、結局押し戻されている。

再度、この上値を伺う展開に期待したい。 次のトライはおそらく上抜けてくるだろう。 週後半~来週あたりで期待をしたい。 こちらも押し目買いを考えて16000~17000円ぐらいでは入っていきたい。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 5月7日 ~ 5月13日】 想定レンジ:70円 ~ 120円 コアレンジ:80円 ~ 105円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。

5つのコインの中で唯一高値を超えられなかったコインがXRPだ。 先々週あたりに出来高が盛り上がっていたこともあり、先週はその取引量が抑えられたと考えられる。 これは良い兆候でもある。 注目がBCHやETHに向いているタイミングなので、今週のXRPの押し目は買ってみても良いだろう。

直近の出来高が減少しているのですでに先週何割か市場からポジションが抜けたと考えられる。 その場合、今週下落したとしても下落率が他のコインより低い可能性がある。

この推測が当たった場合は、買い向かうと良いだろう。 ETHやBCHが10%を超える下落日にXRPが5%程度ならば、少し強気で買ってみると面白いかもしれない。

個人的な投資戦略で恐縮だが、まとめると、 BTCは通常通り、押し目買い。(普通) ETHは上がったところは少し利食い+押し目買い。(利食いもしつつ、強気継続) BCHは下落幅に警戒しながら、押し目買い。(少々警戒・慎重に。) LTCはホールド。(楽観視) XRPはステイ+下落率次第で押し目買い。(様子見+チャンス?)

こんなところだろうか。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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