BITPoint Weekly Market View(Feb. 26)

        

<先週の相場振り返り>

仮想通貨市場はじり安の展開となっている。 ビットコインは昨日、100万円を一時割り込む展開となった。 アルトコイン各種もやや軟調な展開で推移をしている。 またファンダメンタルズで大きな動きがあったのがベネズエラのデジタル通貨発行が話題を呼んだ。 ペトロという通貨を国が発行し、ICOまで実施されプレセールにて割引まで実行される模様だ。 ICOでの受付は、米ドル・ユーロ・ビットコイン・イーサリアムとなっている。

ベネズエラは米国からの経済制裁を受けており、ひどいインフレに見舞われている。 主要産業のほとんどが原油依存しており、3~4年前からの大幅な下落により経済も崩壊状態である。 ベネズエラの原油は重油とよばれ、最も石油精製しにくい油の一種でもあるため原価が高い。 この国家がインフレ対策にデジタル通貨を導入するということは世界中から注目を浴びることになるだろう。 今後の動向に注目である。

<今週の見通し>

現在はビットコインはサポートラインが引ける重要な節目に位置しているため、絶好の買い場であると考えている。 先週のコラムを読み返して頂きたいのだが、ちょうど待っていたサポートラインまで押し目がきていることが確認できるだろう。 今週は週前半で勝負をしかけていくことになりそうだ。

但し、ライトコインはすでに買い場から反発してしまっているため、ホールド戦略となる。 以下に詳細を記載していく。

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 2月26日 ~ 3月4日】 想定レンジ:95万円 ~ 130万円 コアレンジ:100万円 ~ 120万円

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■出所 BITPoint BTC/円(現物)

日足を解説していく。 先週は130万円をブレイク失敗の反動からじり安展開が継続した。 直近で65万円から130万円近辺と大幅下落からの大きな調整の戻しとなったが、今度は大きく戻し過ぎた反動での下落と捉えることができる。

ここから想定できるパターンとしては、ここで反発をするなら逆三尊形状(リバース・ヘッド&ショルダー)が考えられる。 その場合は、ちょうどこの100万円を節目に反発し、130万円を超えて行くことになるだろう。 130万円を越えれば150万円まではかなり早いと考えている。 再びやってくるであろう強い上昇相場に備えて準備をしておきたい。

またもう一つのパターンとして、100万円を割り込んだ場合は、95~96万円前後が再びサポートとなりやすい。 直近の上昇の半値戻しにあたるため、買いが入りやすいだろう。

このパターンで考えると、逆三尊形状ではなく、三角持ち合いを形成していく可能性がある。 その場合は、例えば95万円を皮切りに、115~120万円、100万円、110万円とジグザグと動いて最終的にどちらかの方向にブレイクをしていくことになるだろう。 このパターンも念のため考慮しながらポジションのリスク管理をしていくと良さそうだ。 出来高も減少してきていることから、まだ当面小動きの展開が予想される。 大きく勝負することを避け、コツコツを分散して買いを入れて様子をみる戦略を継続する。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 2月26日 ~ 3月4日】 想定レンジ:80,000円 ~ 110,000円 コアレンジ:85,000円 ~ 105,000円

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■出所 BITPoint  ETH/円

続いてイーサリアム分析に移る。

ビットコインチャートと比較すると、下落が緩慢なこと。また出来高も直近ベースと比較するとだいぶ落ち着いていること。 現在はサポートラインから少し上で推移をしている。 ちょうど買い時となる。 先週と同じく、今週もイーサリアムの買いを中心に考えている。 理想の値動きはこのままレンジ相場に移行を願って様子を見届けたい。

いつも申し上げている通り、出来高の低下傾向とレンジ相場のセットは必ず注視しておこう。

11万円を上値ブレイクしてくると次は14万円前後のレジスタンスラインが引けるポイントが目標となる。このあたりを一旦の利食い目処としたい。

逆に8万円を割み込み且つ出来高が急増していた場合は損切りを実施したい。 明らかに違う流れが出ているからだ。 その場合は7~7.5万円前後から再参入を狙う。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 2月26日 ~ 3月4日】 想定レンジ:10万円 ~ 18万円 コアレンジ:11万円 ~ 16万円

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■出所 BITPoint  BCH/円

ビットコインキャッシュの分析に移る。

ビットコインとそっくりな値動きでさらに出来高まで似てきている。

ただ、どうもビットコインキャッシュはここ最近元気がなかったことから大きく上昇をしていくイメージがつかない。 17.5万円の高値ブレイクからの値動きに注目をしたいと考えており、今のところ見送りで予定をしている。 ブレイク後の上昇の勢いを見てから買いをはじめようと考えている。 投資判断としては様子見姿勢を貫く。

押し目も10万円付近を目処に最も慎重な姿勢で臨みたい。 まだイーサリアムやビットコインの方が買いやすいように感じる。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 2月26日 ~ 3月4日】 想定レンジ:18,000円 ~ 30,000円 コアレンジ:20,000円 ~ 27,000円

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■出所 BITPoint  LTC/円

最も元気なライトコインの分析に移る。

ライトペイの決済システム導入や米国最大手コインベース取引所での取り扱いが期待されていることから、買い期待が強い。 ビットコインや他のアルトコインと比較して反発力があきらかに強いのも、このためだ。 当面は19,000円~20,000円のサポートラインをバックに買いを継続したいと考えている。 27,000円の高値を超えてくると上昇に弾みがつきそうだ。 3月相場を牽引してくれるコインと考えて個人的に期待をしている。

出来高も減少傾向にあるが上昇しているということはほとんど買いで反応していたことになる。 他のコインが軟調に推移をする中、上昇するということは明らかに何かある証拠である。 この値動きに注視し、上昇トレンドを期待して買い仕込み継続で良いだろう。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 2月26日 ~ 3月4日】 想定レンジ:75 ~ 120円 コアレンジ:90 ~ 110円

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■出所 BITPoint  XRP/円

最後にXRP分析に移る。

こちらは1時間足になるが、ボトム圏で這いつくばっているように思える。 買いやすそうではあるが、木曜日から3月1日に移るため、ripple社からロックアップ分の放出がなされる可能性が高い。 今週に限っては見送りとしたい。 市場に出回っている時価総額の10%程を供給するため、実質金融緩和になる(XRPは現在の時価総額3.6兆円規模だが、市場に流通させているXRPの量は約1兆円程度しかないため)。

上がったところは確実にリップル本社からの売りがぶつかるため注意をしておこう。 今月の売却量も10億XRPとなるとなるため、およそ1000億円の売りが入ってくる。 これを飲み込むほどの買いが無いと上昇することがないということになる。

トレーディングするとなれば、短期的な逆張り反発を狙うことが得策かもしれない。 70円台や80円台に指値買いを入れて置き、90円台で利益確定を狙うと面白いかもしれない。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FXトレーダー兼FXコラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
複数のポータルサイトにて執筆活動も精力的に行うなど、各種メディアへの出演も多数。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。自身のWebサイト(Bitcoin-FX)でも積極的に情報発信を行う。
近著に『トレードは週1回! 少額でも月30万円儲かるビットコイン革命』。


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