BITPoint Weekly View(Nov. 6)

        

<先週の相場振り返り>

値上がり幅は過去最高を記録した。 米CME(シカゴマーカンタイル取引所)がビットコインの先物取引を年内に開始することを発表し、これがきっかけで大きく値を上げた。 確かに、CMEは世界とつながっているだけに、大手投資銀行からの買い注文などが入りやすい環境になる。 これは現代の金融界から仮想通貨市場に資本が流れるダイレクトなチャネルができたと判断してよい。 ただし、これが本当に年内実現するかは定かではないし、2週間後に備えたsegwit2x問題を完全に無視している値動きだ。 週足ベースでチャートを見てみると20万円の上昇である。

1週間で20万円の上昇は過去最高の上昇幅となり、ビットコインの週足チャートはエビぞり状態である。 非常にめでたいことだが、こういった形状をした投資対象物の多くは過去に悲惨なことが起こったものばかりだ。 できるものならば、ここらで一度様子を見た方が良いかも知れない。

<今週の見通し>

ビットコインに限っては正直値動きが読めない。 根拠なき熱狂といったように、かなり相場に過熱感がある。 投資家の皆さんはぜひ注意して頂きたい。 現物をお持ちの方は一部利益確定をしてもよいかもしれないし、長期投資ならそのまま成行を見届けるのもよい。 新規でビットコインをここから買い始めるのは少し慎重になった方が良いと思う。 もう2~3週間かけてビットコイン価格が落ち着きどころを見つけた頃から再投資を始めていくほうが無難ではないかと考えている。

<BTC/円 レバレッジ市場 価格帯予想 11月6日 ~ 11月12日>

想定レンジ:700,000 ~ 1,000,000円 コアレンジ:750,000 ~ 900,000円

20171106_BTCJPY01

■出所 BITPoint MT4 BTC/円

先週のビットコイン価格は80万円を超えてMACDのダイバージェンスを完全に否定した。 かなり強い形状を維持している。 ボリンジャーバンドもバンドウォークを継続させて、まだまだこの角度で価格が上昇するのかとさえ見えてしまう。 ここで、週足を見てみよう。

20171106_BTCJPY02

これがまさにエビぞり式である。 もちろん、ここから価格が急落するのか?といえば保証もない。 まだ急騰継続の可能性だってある。 ただ、ボリンジャーバンド+2σラインから相当乖離したポイントで推移をしており、これから今週中にこの価格帯以上で推移をする可能性は非常に低い。

ボリンジャーバンド+2σの数値は、およそ76万円前後で推移をしている。 一度は今週中、この局面までタッチする可能性を考えたほうが現実的ではないだろうか。 短期的なデイトレを楽しむなら75~78万円あたりだろう。 この程度で考えている。

<ETH/円 価格帯予想 11月6日 ~ 11月12日>

想定レンジ:25,000 ~ 40,000円 コアレンジ:30,000 ~ 37,000円

20171106_ETHJPY

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアムはだいぶ落ち着いてしまった。 上昇することもなく下落することもなく、次の上昇局面を伺っているように思える。 他のアルトコインの多くは下落しており、まるでビットコインに資本を吸収されているかのような値動きになっていたがイーサリアムに関しては例外だ。

小生は今月下旬からイーサリアムの再投資を開始する予定で、そのタイミングを伺っているが、今回のようにビットコインの影響を受けなくなってきていると考えると、すでに短期的な投機資金は抜けきったと考えてよいかもしれない。 考えを改め始めており、少額現物を買い始めてみようかとも思っている。

<BCC/円 価格帯予想 11月6日 ~ 11月12日>

想定レンジ:58,000 ~ 85,000円 コアレンジ:60,000 ~ 80,000円

20171106_BCCJPY

■出所 BITPoint BCC/円

最後にビットコインキャッシュである。 Segwit2x問題に向けて一部の投資資金が逃避してきているように考えている。 2週間後に控えたビットコインの分裂は、従来のビットコインと2xコインに分裂するわけだが、リプレイプロテクションという機能が備わっていないため、分裂後のビットコイン送金がエラーを起こし、2xコインのみ送金したつもりなのに勝手にビットコインまで同じ枚数送られてしまうという現象が起こるようになる。

こういった混乱は今のところ不可避であり、市場は全くそれを無視した楽観相場が、現状、続いている。 こうしたことに気づいた一部の投資家は逃避先としてビットコインキャッシュを選んでいるようだ。 テクニカル的にも先週、先々週お話しした通りである。 直近のサポートラインは60,000円前後に推移をしており、下落した局面では一度ここで買いを入れたい場面となるだろう。

ビットコインキャッシュのほうがまだ上昇トレンドが若いため、今週はこちらを中心に考えたトレードプランがベターではないだろうか。 筆者としても、こちらのトレードをおすすめしたいし、自分自身もビットコインキャッシュ中心にトレードをしていく予定だ。

■執筆者プロフィール
H&Iトレード株式会社
代表取締役 加藤 宏幸(通称:ひろぴー)

FXトレーダー兼FXコラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
複数のポータルサイトにて執筆活動も精力的に行うなど、各種メディアへの出演も多数。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始した。


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