BITPoint Weekly View(Sep. 11)

        

<先週の相場振り返り>
 
先週も突拍子もない出来事があり、コイン運用資産が右往左往した。
月曜日の夕方から何か雲行きが怪しい値動きとなり、中国当局からのICO規制が入り暗号通貨市場が急落。
NEOOMGといった最近の人気急上昇中だったアルトコインは半分以下の値段まで急落した。
その後落ち着きを取り戻し始めた頃、今度は中国の『財新』という報道機関からビットコインなど仮想通貨取引の全面停止報道が流れて市場は一時パニックとなった。
この報道に信憑性は未だ不透明だが、今後の動向に注目をしておかなければならない。
※財新:中国の製造業購買担当指数(PMI)を発表している報道機関で経済指標を発信する重要なメディア機関
 
<今週の見通し>
正直非常に予測するのは難しい。
BTC円は40万円程度の下限を見ておきたいが、また突拍子もない中国からの発表があれば急落するので許容範囲の現物のみ保有して様子見が賢明だろう。
 
先週はBTCのレバレッジ取引で戻り売りを推奨していたが、今週のレバレッジ取引はやらないほうが無難だ。
明らかにボラテリティが高すぎるため、値動きがかなりチョッピーとなる可能性が未だ高い。
せめて今週ばかりは少額の現物買いと大きな押し目買いチャンスを待ったほうが良いように思える。
 
BTC/円 レバレッジ市場 価格帯予想 911日〜917日>
 
想定レンジ:330,000円~520,000
コアレンジ:400,000円~500,000

■出所 BITPoint MT4 BTC/
 
BTC円の分析をしていく。
先週の記事でMACDがダイバージェンスしているとお伝えした。
やはり同様のタイミングで相場が下落をはじめて深い調整が始まる合図であったことがわかる。
 
この調整期間を終えるには、MACD0.00ライン付近まで到達する必要がある。
先行指標のEMA12はもう3日営業日程で到達しそうだが、EMA26はもう1週間程度かかるだろう。
そういった意味で、今週の新規買いは週末頃から入ると無難なのかもしれない。
MACD0.00ラインまで到達すると、既存の市場ポジションが多く逃げ切った後になるため、それ以降の下限ブレイクは失敗に終わりやすい。
 
例えていうなら6月頃のMACDを参考にすると良いだろう。
20万円前後を割り込めなかったタイミングであり、過去の記事でここは買い場と書かせて頂いた通りである。
この当時もMACD0.00ライン付近で推移をしていた。
 
但し、MACDでは時期的なものが判断しやすいが、どこまで深く押すかは小生にもわからない。
そういった場合、フィボナッチも引いてみるとわかりやすい。
直近のこの上昇トレンドからフィボナッチを引いてみると、レポートラインとフィボナッチの50%戻し、61.8%戻しがおおよそ重なってくる。
 
こういった条件が重なるポイントをクラスターと呼ぶ。
そのクラスターのポイントが約3839万円と3334万円前後になる。
現物のBTCと多少異なるかもしれないが、おおよそこのあたりを目処とみておいて頂いて結構だろう。
個人的な絶好の買い場は336,000円~340,000円のラインだろう。
 
もし落ちてくるならここはかなり気合をいれて購入したいと考えている。
そういった意味もあり、まだ勝負のときではないため、資金配分を十分に検討して二つのポイントで買いを入れられる準備はしておくべきである。
 
 <イーサリアム円>
ETH/円 価格帯予想 911日〜917日>
想定レンジ:25,00040,000
コアレンジ:30,00035,000

出所 BITPoint  ETH/
 
次にイーサリアムの日足を分析していく。
正直、今回の中国ICO規制は痛烈な痛手となる。
理由はイーサリアムを通して資金を集め、イーサリアムを資本金としてICOトークンなどを生成していたため、この動きが鈍化してしまうということは、今後イーサリアムに入ってくる資本の量は明らかに減少するだろう。
 
そういった意味では、上値はビットコインより重たくなってしまったかもしれない。
また韓国もICOには懸念を示してきており、先日、米国の証券取引委員会(SEC)までもが注意喚起を行っていた。
これで日本も規制の枠組みを検討などと報じられれば、さらに厳しい状況に発展するだろう。
VAという疑似株式を発行しビットコインで取引するVALU社によるVALU問題も起きたばかりであるし、何かと関連付けられたり連想させられたりする可能性の方が高い。
なのでイーサリアムはしばらく様子見が良いのではないだろうか。
 
小生も長らく持っていたポジションを手仕舞いしてしまった。
その資金の引っ越し先はBCCとなっている。
 
<ビットコインキャッシュ円>
BCC/円 価格帯予想 911日〜917日>
想定レンジ:45,00070,000
コアレンジ:50,00068,000

■出所 BITPoint  BCC/
 
最後にBCC円になる。
お気づきになった方もいるかもしれないが、先週レンジ相場で耐えたアルトコインである。
他のコインは壊滅的だったのにも関わらず、このBCCはそこまで影響がなかった。
むしろ、週後半では高値を更新するなど、力強さを見せつけた感じがある。
 
というのも、元々注目されていないコインというのは投資家の資金が当初から入っていないため、投げ売りがされにくいという意味である。
 
よって、BCCの投資家の注目度はまだまだ低く、世界中の取引所で上場しているのにも関わらずほとんどの投資家が買い持ちしていないのがBCCであろう。
 
なのでこういったところにチャンスが転がっている。
少し上昇を開始すれば、世界中の投資家が注目をはじめ資金を投じ始める環境も既にできているのはBCCだけである。イーサリアムより優位な投資環境であることは間違いない。
 
この値動きを予め先回りしておくならば、『今』少しでも買って塩漬けしておくと良いのではないだろうか。
マイニング報酬面ではビットコインより明らかに優秀であるため、マイナー好みのコインであることも付け加えておく。
 
中国企業が独占的にマイニングしているため、ICOのように規制されるとは考えにくい。
むしろ、中国はコイン資源国のような立ち位置を狙い始めているため、BCCの発展はプラスでしかない。
このチャンスを見逃すとは考えにくいので、こういった意味で個人的には期待をしている。
今年中に1度ぐらいは中国系の投資家筋が投機的な材料を市場に投下してくるのではないだろうか。
面白い上昇があると期待して、少額でも良いのでぜひ投資してみて頂きたい。
 
 
 
 




■執筆者プロフィール
H&Iトレード株式会社
代表取締役 加藤 宏幸(通称:ひろぴー)


FXトレーダー兼FXコラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
複数のポータルサイトにて執筆活動も精力的に行うなど、各種メディアへの出演も多数。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始した。


 

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