BITPoint Weekly View(Jun. 19)

        

<先週の振り返り>
 
ビットコインは値幅の大きい行って来い相場を演じた。
史上最高値接近後、大きく戻されて25万円台前半まで落ち込んだ。
その後、何事もなかったかのように30万円台を回復。
しかし、その後揉み合い相場となっている。
 
ビットコインのスケーラビリティ問題が再び浮上にし、81日からビットコインの分離(フォーク)が避けられない状況になってきている。
フォークといえば、昨年のイーサリアムのハードフォーク問題が挙げられるが、今のところ結果的には全て上昇をしている。
残り1ヶ月半を切ったというのにビットコインはさらに高値を目指そうとした値動きも多く、驚くほどに底堅い。
 
市場の楽観視がどこまで続くか、はたまた5月末や先週の値動きのような相場を続けて市場参加者を振り払った後に上昇していくのか、予想するのは難しいが、最終的には上昇していくのではないかと個人的には考えている。
 
 
<今週の見通し>
さて、非常に難易度の高い相場になってきた。
今までチャート形状でダブルトップを大きく作りに行く値動きを見せたことがなく、しかも騰落率が30%を超えるようなレンジ相場も始めてである。
 
正直この値動きは投資家にとっては非常に判断が難しいと思われる。
 
先日はついに33万円台の高値で再度下落を余儀なくさせられた。
ダブルトップ完成には20万円を割りこまないといけないので、まだまだ距離があるが、最悪の用心だけはしておきたい。
 
現状、個人的には大きな持ち合い三角形など、大きなレンジ相場が続くような前提でトレードをしていこうと考えている。
ビットコインチャートをみていこう。
 
BTC/円 価格帯予想 619日~625日>
想定レンジ:200,000円〜350,000
コアレンジ:250,000円~320,000

出所:BITPoint
 
ビットコイン円の日足になるが、参考にすべき形状は今年の3月の形状であろう。
 
当時も史上最高値からの反落であった。
ダブルトップを形成後、ネックラインを割り込みさらなる下落となった。
 
今回も注意したいのが記載した直近安値のサポートラインを割り込んだときの威力は計り知れない。
ストップはこのラインのすぐ下に置いておいたほうが懸命なのかもしれない。
 
本当に大きく下落するならば、15万円付近にサポートラインが引けるのでそこから買いで入りたいと考える。
 
たださすがに今からそのプライスについて論じるのも難しいので、現状は直近のサポートラインだけを注視しておけば良いのではないだろうか。
 
今週はラインで示したとおり、高値圏の大きな揉み合い相場になるのではないかと考えている。過剰取引は避けて少額でじっくり買いホールドするスタンスで臨む予定である。
 
 
ETH/円 価格予想 619日〜625日>
想定レンジ:28,000円〜50,000
コアレンジ:30,000円〜46,000

出所:BITPoint
 
こちらはビットコインと比較して非常に堅調に推移をしている。
 
先週、米国のNASDAQ市場が崩れたときに暗号通貨市場も大きく崩れた。
 
暗号通貨市場の資金の多くの調達先が米国のニューエコノミー企業であるため、影響を受けた可能性がある。
 
ただの偶然なのかもしれないが、相関性を示したのは今回が初なので今後も注視していきたい。
 
韓国では、イーサリアムの取引が非常に盛んなようで、つい先日、韓国のBTC取引所の4割近くがイーサリアム/ウォンの取引高となったようだ。
これが牽引してイーサリアムの価格が猛烈に上昇した模様。
 
現在、韓国も米国、日本、中国に次ぐ世界第4位の市場となってきており、
インドの取引高も急増していることから、暗号通貨市場の主役マーケットはアジアになりつつある。
 
ビットコインのフォーク問題から、資金の逃避先はイーサリアムになる可能性もある。だからすでにチャート形状で差が出始めているのかもしれない。
今から数週間の間はビットコインより、イーサリアムをコツコツ買い入れる戦略も頭に入れておこう。
 
 
 




■執筆者プロフィール
H&Iトレード株式会社
代表取締役 加藤 宏幸(通称:ひろぴー)


FXトレーダー兼FXコラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
複数のポータルサイトにて執筆活動も精力的に行うなど、各種メディアへの出演も多数。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始した。


 

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