BITPoint Weekly View(Apr. 17)

        

<先週の相場振り返り>
 
先週のビットコイン市況は珍しくおとなしい週であった。
価格も12万円台後半から13万円台後半と1万円のレンジで終始する展開であった。
北朝鮮の地政学的リスクをはじめ、金融市場での動きが活発でありリスクオフ相場の様相であった。
NYゴールドが上値を伸ばしていたのに対し、BTC/USDが上値を伸ばしきれなかったのは筆者としては少々悔しい。
リスクオフの立ち位置を確立しつつあると考えているため、もう少し買われても良い展開だったのではないだろうか。
資産逃避先は『ビットコイン』の地位を完全に確立するにはもうしばらく時間がかかるのかもしれない。
 
<今週の見通し>
 
ビッグカメラがビットコイン決済を導入したことは海外のメディアでも大きく報道されたようだ。
海外ビットコインサイトを通じても中国語や英語などでそういった記事を見かけた。
またロシア報道機関によると、ロシア政府は「2018年からは仮想通貨に対して法的整備を手掛けてマネーロンダリングの防止に努める」との方針を明らかにしており、各国も徐々に日本や中国の規制をベースに法的整備が進んでいきそうだ。
このロシアの報道で先週は少々ビットコインが下落する場面があったのかもしれないが、これは長期的にみれば明らかにポジティブ材料である。
ユーザー保護につながるため、買い仕込みのチャンスにもなるであろう。
 
 
<BTC/円 価格帯予想 4月17日~23日>
 
想定レンジ:120,000円〜145,000円
コアレンジ:128,000円〜140,000円
 
<BTC/JPY 日足チャート>


(出所:BITPoint)
 
想定レンジは先週と同じ程度と考えたい。
コアレンジも同様の予想だ。
 
しばらく地政学的リスクでメインの金融市場が荒れているため、ビットコイン市場では静観姿勢が強い。
出来高も特に膨れることもなく、おとなしい。
 
しかし先ほど紹介したように目先はポジティブな材料が多いため、どちらかというと上昇目線で変わりはない。
急な価格の上昇と共に出来高がついてくると、毎度紹介しているように買いが買いを呼ぶ展開となるため、上昇スピードが早まるであろう。
 
また中国のビットコイン関連業者間では4月下旬を目処にユーザーのBTC送金規制が解除されるという観測もあるようだ。
日本同様に登録方式を採用し、ユーザーの身分証明書など必要な書類の提出を完了させたユーザーからビットコイン取引(送金)の規制が解除される模様であり、これもまたポジティブな材料となりつつある。
 
中国の取引量が戻ってくれば、また活発に値が動くであろう。
 
<BTC/USD 日足チャート>


(出所:BITPoint)
 

(出所:BITPoint MT4ドル円日足チャート)
 
BTC/USDとドル円の日足チャートである。
 
ドル円が先週3%前後下げたため、BTC/USDのロングのほうが安全だったのかもしれない。
先週はWSJのインタビューにて、トランプ大統領の通貨高牽制があり、イエレン議長を支持する旨の発言があり、どちらにとってもドル安要因であった。
 
市場コンセンサスでは、イエレン議長は来年解任になる見通しのほうが優勢であったため、サプライズ感が強かったのであろう。
 
イエレン議長が再任となれば、FRBは無理に利上げを急ぐ必要がなくなると共に、バランスシート縮小も最も急ぐ必要がなくなる。
 
そうなれば、FOMCの利上げ速度が鈍化すると共に、トランプラリーから相当織り込まれてきたドル高の先食いが大きく消滅することになるであろう。
 
こういったバックグランドを考えると、BTC/JPYの長期投資も良いが、BTC/USDのロングも現物で持っておくと良いのではないだろうか。
 
今週も地政学的リスクが燻りつつあるので、ドル安目線で考えるとデイトレードもBTC/USDのほうが効率がよさそうだ。
 
 
 
 



■執筆者プロフィール
H&Iトレード株式会社
代表取締役 加藤 宏幸(通称:ひろぴー)


FXトレーダー兼FXコラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
複数のポータルサイトにて執筆活動も精力的に行うなど、各種メディアへの出演も多数。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始した。


 

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