BITPoint Weekly View(Apr. 10)

        

<先週の相場振り返り>
ビットコイン市場は予想通りジリ高で推移。
堅調の様相が伺える。
4月に入り、世界各国のビットコインポータルサイトは日本において改正資金決済法(通称:仮想通貨法)が施行されたことを大々的に報じていた。
実用化に向けた動きでは、ビックカメラが海外旅行者をターゲットとしてビットコイン決済の取扱いを始めた模様。
クレジットカード決済の場合、為替両替手数料を大幅に取られるため、ビットコインで決済したほうが圧倒的に安価ではないだろうか。
こういった材料も後押ししたと見ても良いだろう。
 
<今週の見通し>
市場ファンダメンタルズ的に注目されているのは、ライトコインのSegwitだ。
Segwitとは、ハードフォークと対義語になるだろうか?
先月から特に話題になっていたハードフォーク問題とは別の方法でビットコインのスケーラビリティ問題を解決しようといった動きだ。
現在ビットコインが抱えている問題は、前々回の記事でも言及した通り、昨今の取引高急増によって、ブロックチェーンの処理能力が限界に近づき、パソコンで言えば、動作が重い状態になっているということである。
このまま取引高が増えるとメモリ不足に陥ってパンクしてしまうといったニュアンスだ。
これを解決するために、パソコン内に存在するすべてのファイルを圧縮してメモリ不足を解消しようという動きがあり、これがSegwitと言われているのた。
実は、ライトコインはビットコインの仕組みを真似て作られたため、ビットコインのブロックチェーンと同様の仕組みなのである。
よって、ライトコインがビットコインに先立ってSegwitを実施して、安全に終えられるかどうかを世間に知らしめるために行動に出たのだ。
この勇気ある行動が兄貴分のビットコインの将来を握っていると言えるかもしれない。
こういった動きが注目され、ライトコインだけアルトコインの中で出遅れ感があったものの、今月から急騰している。
久しぶりにライトコインは1,000円台に乗せてくる場面があった。
この勢いを借りてビットコインは今週も堅調に推移すると考えている。
 
<BTC/円 価格帯予想 4月10日~16日>
想定レンジ:120,000円〜145,000円
コアレンジ:128,000円〜140,000円
 
<BTC/円 日足チャート>

(出所:BITPoint
 
134,000円付近まで価格が回復してきた。
実体 が小さいローソク足が連続的に続いているが、上昇している。
出来高が減少傾向にあるが、これは心配ない。
 
3月の急落で投げ売りしたプレイヤーが買い戻しの動きに入っているだけで誰もがしっかりと仕込めていない証拠であろう。
 
また過去の事例からみると、再び出来高が増え始めたときから相場が加速しやすくなる。
ここに注目であろう。
もし買いきれていないならば、打診買いでもいいので、少しは買い持ちしておくべきだろう。
 
昨年からの値動き事例を参考にすると、大きな下落のあとに決まってジリ高展開の相場がやってくる。その際は本当に少なめの出来高になる。
 
しかし、多くのトレーダーが価格のジワジワ上昇に押し目を待っていても落ちてこないため、買い始めるプレイヤーが増えてくる。
それにともなって価格の上昇が加速し、高値が高値を呼ぶ傾向にあるのだ。
 
まさにそのような状況がそろそろ到来しようというタイミングではないだろうか。
 
価格の上下に関心がいくのも大事だが、ぜひ出来高の動きについても今週は注意していただきたい。
 
 
<BTC/人民元 日足チャート>

(出所:BITPoint
 
代わってBTC/人民元である。
 
人民元建ての取引量は、信用規制が入ったことですっかり日本やアメリカの取引量を下回ってしまった。
BTC/円と比較すると、上昇率はBTC/人民元のほうが若干高かったようだ。
同じくこちらも出来高が全くない。
投げ売りプレイヤーが少しずつ帰ってきているだけの段階であろう。
それでも8,000元まで回復をしており、あと1割強の上昇で史上最高値更新になりそうだ。
引き続き主要3大通貨ペアを見比べながら、出来高が増えてきたときに上昇トレンドが加速するかどうかに注目していきたい。
 
 
 
 
 




■執筆者プロフィール
H&Iトレード株式会社
代表取締役 加藤 宏幸(通称:ひろぴー)


FXトレーダー兼FXコラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
複数のポータルサイトにて執筆活動も精力的に行うなど、各種メディアへの出演も多数。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始した。


 

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