BITPoint Weekly View(Apr. 03)

        

<先週の相場振り返り>
 
ハードフォーク問題に揺れているビットコイン市場ですが、先週は日本最大手ビットコイン取引所が声明を発表し、「ハードフォークなどにより、複数のブロックチェーンが共存し続ける事態には、強く反対」と表明した(ビットコイン・アンリミテッド(以下、「BU」と表記)のような存在を認めないという意味。よって従来のビットコインの在り方を尊重)。
 
これを受けてビットコイン(以下、BTCと表記)が反発。
1BTC11万円中盤にまで価格を押し上げた。
 
またその2日後には、カナダのBTC取扱事業者、16社が共同声明を発表し、BUへの拒絶を表明。
さらに、もしBUが市場に誕生した場合は、アルトコインとして扱い、BTCとは全く別物のコインとして扱うという結論に至ったようだ(従来のビットコイン・コア(以下、BCと表記)ブロックチェーンからの分岐は、相対的なハッシュパワーに関係なくアルトコインとみなす、と表明した)。
 
これらのポジティブニュースにより、市場は12万円台まで回復した。
 
 
<今週の見通し>
 
先週の見通しにて、BTC価格の下落の割には出来高が伴っていない点について指摘したが、やはりその通りであった。
 
結局先々週の一時10万円を割り込む展開がボトムとなり、上昇した。
 
高値で捕まっていたポジションが損切られた証拠だろう。
上値は軽くなったはずである。
じわじわと仮想通貨特有の戻し相場になるのではないだろうか。
高値をジリジリと更新している展開をイメージしている。
 
一服感が出て価格が停滞するかもしれないが、堅調に推移すると考えている。
 
一方、為替市場では、今週金曜日に米国の雇用統計を控えて様子見ムードになりつつある。
トランプ政権のヘルスケア法案成立が失敗したことから、米ドルが売られている。
政策は間違いなく保護貿易中心とした作戦にトランプ政権は変更をしてくるであろう。
米ドル安誘導になる可能性が高いため、BTC/USDのロングが一番効率的なのかもしれない。
 
 
BTC/円 価格帯予想 4月3日〜9日>
想定レンジ:105,000円〜140,000
コアレンジ:115,000円〜135,000
 

 
BTC/JPY 日足分析に入る。
 
ご覧の通り、7日かけてじわじわと価格を戻してきている。
 
数週間前の下落トレンドと比較して、明らかに取引ボリュームが落ちているのは明白だろう。
投げ売りが出た証拠であり、直近高値を超えていくと、再び上値掴み合戦がはじまるように思える。
 
ひとまず現物で買い持ちして、祭りが始まった際に短期的にレバレッジ取引でアクティブに勝負にしていくのが妥当であろうか。
 
特に13万円付近は、目先レジスタンスラインが引けるポイントなので、ここが焦点となるはずだ。
 
 BTC/人民元日足チャート>

 
BTC/人民元チャート日足である。
 
こちらはBTC/円よりも出来高が如実だ。
あからさまに取引の出来高ダイバージェンスというべきであろうか、逆行的な動きをしているように思える。
ピンク線で囲った2つの四角だが、左が2月の値動きである。
 
下落後からの高値更新をする際に、誰もがここの価格帯では買えない、といった心理的状況に当時はあっただろうが、そういったときに限り、BTCはジリジリと値を上げる。
 
この傾向は見ている限り、1年以上続いている。
今回もその類ではないだろうか。
 
史上最高値近くまで上昇してくると、我慢できなくなってきた典型的な買い遅れ組がやってきて買い上げてくれるため、再び出来高が増えてきている。
見比べて頂ければ、お分かりいただけるだろう。
 
今週~来週にかけても似たような展開が待っているのではないだろうか。
 
BU問題が完全に消えたわけではないのだが、一服感が出ていることは確かで、各国のBTC主要取引所もBCを支持する声明を発表していることから、沈静化に向かうのではないだろうか。
 
今週は個人的にも少し押したポイントでは押し目買いを入れる予定だ。
 
 
 
 
 




■執筆者プロフィール
H&Iトレード株式会社
代表取締役 加藤 宏幸(通称:ひろぴー)


FXトレーダー兼FXコラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
複数のポータルサイトにて執筆活動も精力的に行うなど、各種メディアへの出演も多数。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始した。


 

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