BITPoint Weekly View(Mar.13)

        

<先週の相場概況振り返り>
 
中国では、全国人民代表大会が3月5日に開幕(3月15日閉幕)、政治協商会議が3月3日に開幕(3月13日閉幕)、となった。中国では旧正月明けの毎年3月の上旬に行われており、その一年間の政策や方針などを決める重要な会議であり、「両会」とも呼ばれている。
 
中国取引業者関係者からすると、この両会にて、中国のいくつかの仮想通貨取引所が業務停止命令を受けるかもしれないという噂が広まり、8日ビットコインが下落を始めた。
 
その下落後、大人しく推移していたが、11日に期待されていたウィンクルボス兄弟のビットコインETF上場申請が米SECより否認を受けたことで再度急落。
 
BTC/JPYは各取引所によってまちまちだが、150000円から130000円前後まで急落した。
 
 
しかし、急落は1日で切り返し、13日早朝現在は14万円前半で推移をしている。
 
<今週の展望>
 
引き続き、中国の両会の動向を注視する。
中国国内の仮想通貨取引所のいくつかの業務停止命令が下されないか否かを見守る展開が続くであろう。
16日の木曜日までは念のため注意をしておきたい。
 
為替市場では、米国の予算教書がコンセンサス通り、東京時間でいう14日の午前中にまで発表されるか否かによって、米ドル買いか失望売りかどちらかが起こるであろう。
その場合、リスクオフならばBTC/USDのロングが効率良さそうだ。
 
また、16日木曜日早朝にはFOMC議長会見が予定されており、利上げがほぼ100%近く織り込まれているようである。
そして、15日のオランダの総選挙もあり、ウィルダース党首の自由党が第一党を勝ち取れば、オランダ版トランプの誕生だ。連立を組むことが難しいとされているが念のため注意をしておきたい。
 
いずれにしてもリスクオフのタイミングになりやすい週であり、中国の両会のリスクを除けば、BTCの価格上昇には追い風であろう。
 
<今週のBTC/JPY 予想レンジ 2017年3月13日~19日>
 
想定レンジ幅:110000円~160000円
コアレンジ幅:130000円~152000円

 


 
■出所:BITPOINT ウェブ価格チャート
BTC/JPY 日足チャートである。
今週は重要イベントが多く、想定レンジ幅を広めに設定する。
ビットコインETFの上場期待でここ数週間上昇していた割には値を下げなかったのには驚きである。
これならば中国で仮想通貨取引所に対し業務停止命令が下ったとしても、130000円のラインで布石が打てているので、比較的下値は限定的ではないかと考えている。
11万円台、12万円台は一旦は買場となる可能性が高い。
 
今週さえ乗り越えれば再び緩やかな上昇基調に戻ると予想する。
 
<今週のBTC/CNY 予想レンジ 2017年3月13日~19日>
 
想定レンジ幅:6500元~9500元
コアレンジ幅:7000元~9000元

 


 
■出所:BITPOINT ウェブ価格チャート
 
こちらはBTC/CNYの日足になる。
ビットコインETF上場申請否認の報道にて、ビットコイン円よりも過度に反応したようだが、こちらも同じく値が戻っている。
 
8日の下落もあったことから、ガス抜きが多少されていたのが良かったのかもしれない。
 
中国外貨準備高は1月に3兆ドルを割れていたが、2月には再び3兆ドルを回復。
 
外貨準備高の減少と併せてビットコインが上昇していたのも事実であったが、この逆相関関係を否定できたことは大きい。
 
中国のビットコイン信用取引停止影響が市場に残る中でも、2月末~3月にかけてビットコインが史上最高値を更新したのも世界市場に大きく布石を与えたことだろう。
 
 



■執筆者プロフィール
H&Iトレード株式会社
代表取締役 加藤 宏幸(通称:ひろぴー)


FXトレーダー兼FXコラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
複数のポータルサイトにて執筆活動も精力的に行うなど、各種メディアへの出演も多数。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始した。


 

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