BITPoint Weekly Market View(Jul.02)

2018年07月02日

<先週の相場振り返り>

先週もボトム圏での値動きとなった。一時、最安値更新!?と思わせる値動きがあったが、そこから大きく反発。
BTCは70万円前後での推移を終始した。
反発の理由としてこれといったものがないのだが、小生がTwitterでツイートした通り、四川省の集中豪雨によりマイニング工場のいくつかが稼働を停止することとなったようだ。
小生のコネクションにて中国の協業者(個人的な)にも連絡を取り、ヒアリングをしてみた。

四川省には巨大な水力発電が多く、その近辺で民間企業の多くは廃工場や廃小屋を買い取ってマイニングをしているとのこと。
廃工場などは風通しがよく、吹き抜け式であることが多いため、発電効率が良いことが多く、設置場所としては安くてメリットがあるようだ。

ただし、吹き抜け式であるがために、セキュリティも含めて大きな水災害などが直撃すると甚大な被害につながる恐れがあるとのこと。
今回はそのパターンに当てはまったのではないかと見解を頂いた。

現在、S9というビットコインをマイニングする機器が仮想通貨同様に大幅に下落していた。
機器購入のハードルが下がってきていることは確かだ。
こういった面もあり、BTC価格も軟調に推移をしていた可能性がある。

今回の災害をきっかけに、S9需要の上昇⇛BTC価格上昇につながったのかもしれない。
まるで原油価格のようだが、今後こういった面からでも市場を眺める必要が出てきそうだ。

<今週の見通し>

さて、今週の見通しに移るがまだ下落トレンドは明確に終了していないと考えている。

安値の更新は踏みとどまったのだが、直近の際立った高値を一度超えてレンジ相場を意識させられるかがポイントになる。
その場合、BTCは76〜77万円超えが必須条件となる。
チャート形状的にはどのコインも底が近い形状になりつつあるが、まだどちらかというと弱気姿勢でいる。
安値を割り込んで大きく走るようには思えないが、じり安展開が続く雰囲気は変わっていない。
今週のチャート分析をしていこう。

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 7月2日 ~ 7月8日】
想定レンジ:50万円 ~ 80万円
コアレンジ:65万円 ~ 75万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

先日より、ビットポイントアドバンスのチャートがリリースされ、テクニカル分析の一つ、一目均衡表が追加された。是非アドバンスを試して頂きたい。
今後チャートの種類は増えていくそうだが、ユーザーの皆様にはもうしばらくお待ち頂きたい。

折角なので今週は一目均衡表で相場分析をしていく。

一目均衡表は、一目山人というペンネームを持つ日本人が開発者であり(本名は細田さん)、世界的にも有名なテクニカル分析の一つである。
かなりユニークな分析方法ではあるが、このテクニカルは大局を読むことに非常に優れている。
比較的長い時間足で使うとしっくり来ることが多い。

チャートを御覧いただきたいが、
基準線
転換線
先行スパン1
先行スパン2
遅行スパン(線)

以上、5つの線で成り立つ。
今回は簡単に2つの使い方をご紹介しておく。
(※一目均衡表は語りだすと非常に時間がかかるので、近々小生のウェブページで使い方を紹介しておく。)

・先行スパン1と2を結んだゾーンを通称:雲とよび、この雲が抵抗帯やサポート帯として機能することがある。
雲をクッションのようにしてはローソク足の実体が跳ねたり、沈んだりするイメージでつけられていた。

・もう一つは遅行スパンといい、遅行線ともいう。
現在のローソク足から26本分、後ろにスライドしたもので、折れ線グラフにしたものである。

この遅行線が26本遅れているのだが、それでも実体のローソク足を上抜いてくるタイミングでトレンドが転換することが多い。
特に、大きな下落トレンドの後や上昇トレンドの後に、ボトム圏や天井圏で揉み合いが続いた際、26本遅れてやってくる遅行線がローソク足に追いつき、そしてクロスしてくると、相場の反転の合図となりやすい傾向ある。

以上、簡単にこの2つを紹介して理解していただいた前提で分析をすすめる。

今一度、チャートを閲覧頂くと、遅行線は最も近いローソク足と5〜6本距離があることがわかる。
このローソク足を遅行線が上に抜けてくるタイミングが上昇トレンド転換のタイミングとなりやすい。

つまり、今週に至っては一目均衡表でいうと明確な上昇トレンド入りする可能性はないということが伺える。

また仮に上昇をしたとしても、ローソク足実体の上空に控えている雲が抵抗帯となり、一度は下落する可能性が出てくる。

こういった面で一目均衡表ベースでは今週に限って、上値は限定的であることが伺える。

理想はピンク色の○で囲ったあたりで値を固めるレンジ相場を形成といったこととなるだろう。

ただし、この値固めに成功すると、上値を抜けていく下準備が完了するということにもなるので、この値動きに期待して先回りのポジションを取ることは大いにありだ。
ただし、あくまでも下準備期間がまだ続くということなので、資金配分は打診売買程度に留めておく必要がある。
ポジションコントロールの指標としても使えるので、ぜひチェックしていただきたい。

まとめると、65万円をバックに買い、65万円割れでストップをタイトに。
利食いの目処は75万円の手前になるだろう。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 7月2日〜7月8日】
想定レンジ:40,000円 ~ 60,000円
コアレンジ:45,000円 ~ 55,000円

■出所 BITPoint ETH/円

代わってイーサリアム分析に移る。

こちらは下降トレンドラインをまだ抜けてきていないため、まずはここを超えることが第一条件となる。
遅行線もまだかなりローソク足実体と遠い距離となっている。

抜けてくるのにもう2週間ぐらい時間がかかるだろう。
雲の抵抗帯はこの角度から少しずつ上昇をしてきても、6万円の価格を超えることは非常に難しいように思える。
先週買いで入った方は6万円近辺では一度利食いを推奨する。
また4000〜5000円ぐらい下がった場所で再度指値の買いをセットすると良いのではないだろうか。

今週の個人的な理想は出来高の減少と、下降トレンドラインに一度タッチしつつ横ばいのレンジ相場だと次週から戦略がうちやすいように思える。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 7月2日 ~ 7月8日】
想定レンジ:7万円 ~ 11万円
コアレンジ:7.5万円 ~ 10万円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュの分析に移る。

直近のレジスランスラインは10万円の手前に引けるため、こちらも上抜けるためにはこのラインと10万円を大きく超える必要がある。
そのためにもレンジ相場が必要になる。
ブレイクアウトに必要なエネルギーを蓄える期間がもう1週間以上はほしいところだ。V字で動くチャートは中々現れない。
BCHも同じくして今週は様子見としていきたい。
ただし、中長期投資で入る前提なら、77000〜78000円近辺から買い指値をセットしておくなら良いのではないだろうか。
今週の理想は出来高減少、レンジ相場形成期間となる。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 7月2日 ~ 7月8日】
想定レンジ:7,500円 ~ 11,000円
コアレンジ:8,000円 ~ 10,000円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

こちらはBCHやETHと比較して下降トレンドラインにすでにタッチをしてきている。
右に抜けてくると安値更新に踏みとどまりやすい可能性が高く、他のアルトコインと比較して底堅さは先行して出やすいだろう。
心理的節目として1万円が意識されそうだ。
今週のターゲットとしては8000円をバックに買い、10000円手前では売りということになるだろうか?
出来高を見ていると、1万円を割れたタイミングでは投げが多く出たように見える。アク抜けした可能性があるので、買うとしたらライトコインかもしれない。
下落トレンド最中の出来高より、1万円割れの投げがあったということは小さなセリングクライマックスがあったのかもしれない。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 7月2日 ~ 7月8日】
想定レンジ:40円 ~ 70円
コアレンジ:45円 ~ 60円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。

こちらもイーサリアムと似たような角度で推移をしている。
下降トレンドラインまではあと3日ぐらいだろうか?
一度タッチし、押したところから勝負したいと考えている。

入るなら今週後半からだろうか?
一度55円近辺に上がり、そこから50〜52円の押したタイミングから上方向に賭ける勝負をするとやりやすいのかもしれない。
下降トレンドラインを上抜けてくると、次のターゲットは60円になる。
ここはレジサポラインが引きやすいポイントなので、まずは一部利食いを敢行すると良いだろう。
50円⇛60円のさやが抜けると20%となるので、プライス以上に値幅がある。
今週も短期勝負で考えている。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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