BITPoint Weekly Market View(Jun.25)

2018年06月25日

<先週の相場振り返り>

仮想通貨市場は相変わらず軟調に推移。
予想どおり65万円近辺でサポートされて、少し反発に到っている現状だが、再度の下値をトライすることで割り込む公算のほうが高いだろう。
ただ、特に悪材料があると言ったわけでもなく、かなりネガティブな意見も目立つようになってきた。
こういったタイミングではよく相場が反転する。
例えば、昨年の12月ごろを思い出して頂きたい。
ビットコインが200万円を超えて次は300万円か?400万円か?500万円か?と、かなり遠い距離、且つ、誰もが高い位置を意識していた。
さらにターゲットの目処があまりにもバラバラであるときに相場は終焉を向かえることが多い。

現在、ポータルサイトの記事やTwitterなどをみていると、BTC10万円説、30万円説、40万円説などが、盛んに出てきている。
もちろんそのような価格に到達する可能性はあるが、あまりにも遠い距離、且つ、下落ターゲットがバラバラになると根拠のない妄想で発言されていることが多い。(フィボナッチや何かしらのトレンドラインやサポートラインを参考にして論述している記事は除く。)
このように考えていると、間もなく下落相場は終わりに近いように思える。

<今週の見通し>

今年2月につけた各取引所の65万円前後の安値、及び海外の取引所では6,000ドルが重要なサポートラインとして機能している。
ただ、この数ヶ月は65万円〜110万円でレンジ相場が続いており、これらのウェーブによりレバレッジをかけた買いポジションなどは一掃されていると考えている。(というか、このような値動きされてはひとたまりもないので、かなり短期の買いポジションは解消されているだろう。)

昨晩、1時間足でみていたら急な急騰がみられ、特に材料となるニュースはなかったが大きく反発した局面があった。
間違いなく買いの仕掛けポジションかレバレッジのショート・ポジションの買い戻し作業であろう。
このタイミングではベストな値動きであった。
さて、各コイン簡単に分析をしていこう。

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 6月25日 ~ 7月1日】
想定レンジ:50万円 ~ 80万円
コアレンジ:65万円 ~ 75万円

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

ビットコイン現物のチャートは下降トレンドラインが引けるポイントが今週のターゲットであり、キーポイントとなりそうだ。
上に抜けてくるようだと、重要なレジスタンスライン、76〜77万円前後近辺となる。
MT4でMACDを設定して閲覧してみると、あきらかなダイバージェンスが発生している。
BTCの日足ベースで下落時のMACDダイバージェンスはかなり久しぶりとなる。
昨年の夏頃20〜40万円を乱高下したタイミングで見られた現象以来かもしれない。
それほどテクニカル的にはかなり売られ水準に達しており、ここから売り逃げる理由も特段悪材料がでない限りないように思える。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 6月25日 ~ 7月1日】
想定レンジ:40,000円 ~ 60,000円
コアレンジ:46,000円 ~ 58,000円

■出所 BITPoint ETH/円

代わってイーサリアム分析に移る。

EOS開発元からの売りは警戒に値するため、そこまで強気にはポジションを取れない。
ただし再三申し上げている通り、世界中のICOプロジェクトの集金源がETHになることが多いので断続的な実需の買いは今後も継続するだろう。
現在チャート記載どおり、ウェッジを作っている。
今週は反発するなら、下降トレンドラインが引ける56,000〜58,000円がコアレンジの上値の目処としたい。
ETHはBTC以上に下落トレンドが鮮明なので、上昇したところは今一度売却し、浅い押し目を拾うスタンスでいく。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 6月25日 ~ 7月1日】
想定レンジ:60,000円 ~ 100,000円
コアレンジ:72,000円 ~ 92,000円

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュの分析に移る。

88,000円近辺のサポートラインが引けるポイントがあるので、今週はここがまず上値の目処となる。
遠い距離でいうと、チャートのラインを引いた135000円近辺になるが、中期的に仕込むならここが上値の目処となるだろう。
出来高が盛り上がっているので、もう少ししずかに落ち着くタイミングを待ちたい。
BCHは週後半からポジションを取っていく感じだろうか?

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 6月25日 ~7月1日】
想定レンジ:6,000円 ~ 11,000円
コアレンジ:8,000円 ~ 10,000円

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

先週、コインテレグラフを読んでいたら英国の取引所、クリプトファシリティーズがLTCの先物取扱スタートという見出しが目に止まった。
先月、ETHも先物をリリースした会社なだけに、先物取引を中心にデリバティブ取引にも注力した動きが出ていることがよくわかる。
デリバティブ取引とは、先物取引やFXなど、証拠金取引ができるいわばレバレッジを効かせた金融商品の取引のことをいう。
よりプロ向けのサービスが充実してきていることに間違いない。

1960年代は米国の株式市場も個人投資家の売買が圧倒的な割合をしめていたが、年月と共に現在はプロの取引量が9割以上を占めるようになっていった。このような歴史がある。
仮想通貨市場も今はほとんどが個人投資家の取引だが年月と共に本物の投機筋や投資銀行が参入し、株式市場のようにマーケットプレイヤーが変わっていくのではないだろうか。現在の技術の進化を考慮すると、数年後にはそのようになっているかもしれない。

話が脱線したが、英国取引所でLTCの先物ができたことは大きい。
LTCは最近流動性が寂しいのでこれらの動きに期待したい。
1万円を割り込んでしまい、安値を更新した。
LTC/BTCチャートは下落基調だが、他のアルトコインと比較するとかなり売られすぎ水準に達していると考えている。
反発した場合、下落相応の反発があるため、大穴狙いで買い仕込んでおくのも悪くないだろう。あくまで中長期ポジションで考えていただきたい。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 6月25日 ~ 7月1日】
想定レンジ:40円 ~ 63円
コアレンジ:50円 ~ 58円

■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。

24時間の出来高が時価総額の1〜2%程度にまで縮小しており、安定期にさしかかっているように思える。
中央集権寄りのコインであるが、高騰したときは仕手筋の思惑通り行きやすいため、今週も短期トレードに徹したい。
50円をバックに55〜60円の反発を狙う展開だろうか?
下落チャネルレンジは緩やかになっており、大きなレンジでみると50-65円レンジで考えている。
BTCが65万円を大きく割り込んだ場合は、XRPも45円、40円を大きく値を下げる可能性が高いため、ストップロスは必ず48円ぐらいにはいれておきたい。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


免責事項・注意事項

ページトップへ戻る