BITPoint Weekly Market View(Apr. 30)

2018年04月30日

<先週の相場振り返り>

先週も仮想通貨市場は全体的に上昇。
BTCも週足レベルで陽線となり、順調に推移をしている。

目立ったニュースとしては、マウントゴックスのBTC口座から1.6万枚のBTCが移動され、再び売り観測があるのではないかと報道が流れ、下落した。
しかし、その売り騒動は1日で終え、現在は少しずつ戻してきている。
以前ならば大きく反応をしはじめていたが、上昇トレンド基調になると悪材料には反応しづらくなる。
相場はずいぶん都合の良い解釈をするので、こういったことは今後もよく起こるのでご記憶願いたい。

下落トレンド最中は悪材料に過敏に反応し、上昇トレンド中は悪材料を比較的無視する傾向がある。
逆もしかりで、下落トレンド中は好材料に反応しにくく、上昇トレンド中は好材料に過剰に反応しやすい傾向がある。
これで一相場の成熟具合をみる癖をつけておくとトレーディングが楽になる。
利食いもうまくなるだろう。
ぜひ今後も意識して相場をご覧になって頂きたい。

<今週の見通し>

今週も堅調に推移をすると予測する。

ポジティブ材料では、フランスから仮想通貨のキャピタルゲインの課税率が最大45%⇒19%にまで引き下げられると報道もあった。
今年1月のG20に向けた仮想通貨への世界的な規制・枠組みの言い出しっぺであったフランスがここへきて、かなり柔軟な姿勢を取り始めている。
先進国の中でも反対寄りの国が賛成派に傾きつつあるのは大きい。
これでドイツ・フランス・イギリスも仮想通貨やブロックチェーン技術に前向きな姿勢を見せ始めていることになる。欧州でもこれらの業界が全体的に前進をはじめるだろう。
7月のG20(アルゼンチン・ブエノスアイレス)では、各国の仮想通貨に対しての規制や枠組みが再度議論される予定だ。
これに向けて、1歩前進したと考えてよいだろう。

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 4月30日 ~ 5月6日】
想定レンジ:85万円 ~ 120万円
コアレンジ:90万円 ~ 110万円

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■出所 BITPoint BTC/円(現物)

先週はコラム更新の翌日に100万円の高値を超えていってしまった。
タイミング的には先週の既報通り、少し早いイメージがあった。
想定していた通り、結局反落。
テクニカル的にももう少し停滞期間が必要だったため、致し方がない。
今週はできたら小動きで100万円の値固めのほうが後々大きく上昇できるのではないかと考えている。

また不可解な出来高があった。出来高が大幅に増えているのにも関わらず、比較的小さな陽線で終えた日が見られる。
マウントゴックスの1.6万BTCの移動があった翌日ではあるが、下落報道を逆手に大きく買いが入っていた証拠かもしれない。
本来ならば大きな売りが出ていたのだろうが、それを吸収して陽線にまで持っていくパワーがあったと考えると、かなり力のある大口が買ったと判断できるだろう。
彼らが何か好材料を知っている可能性が高く、彼らの動向についていくほうが無難であろう。
引き続き、押した場合は買ってくる可能性があるので、90万円台前半は買いで考えたい。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 4月30日 ~ 5月6日】
想定レンジ:68,000円 ~ 90,000円
コアレンジ:70,000円 ~ 80,000円

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■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。

イーサリアムは高値近辺にて停滞をしている。
出来高も減少傾向にあり、価格上昇の条件に関していえばBTCより良好だと考えている。
今週はETH中心の買い戦略を個人的にも模索しており、引き続き高値近辺で停滞か少し上値を切り上げてくるのではないかと考えている。

イメージとしては価格上昇もそれほど急ぐ必要はないので、天井圏で三角持ち合いを形成するか、またジワリジワリと高値を少しずつ切り上げていく展開だ。
8万円を超えた場合、8~10万円のレンジにステージを切り替わるとも考えている。7万円前後にまで押す展開があれば買ってみるのも良いだろう。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 4月30日 ~ 5月6日】
想定レンジ:12万円 ~ 17万円
コアレンジ:14万円 ~ 16万円

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■出所 BITPoint BCH/円

ビットコイン・キャッシュ分析に移る。

前回の Weekly Market View で書いた通り、投機筋の買いが横行していた。
コラム更新後、BCHのburn報道が流れた。
開発元の持ち分であるBCHを消滅させてBCH自体の価値を上げる行動に出たのである。

※burn:焼却・燃やす、という英語訳になる。
中央銀行でいう、金融引き締め行動と同じである。仮想通貨の開発元の独断で実行できるため、意図的に価格を上昇させる力がある。ただし、発行総量が減るということは、流動性が枯渇する。なので急騰しやすいが急落もしやすいというデメリットがある。

個人的にこの行動は長期的な投資家として頂けないが、短期的には上昇する材料なので買いで問題がなかっただろう。

ただこの報道後、出来高をみると売り玉がぶつけられているので、ある程度利益確定をしておくべきなのかもしれない。
今週、仮想通貨市場が下落する場合、下落率が最も高くなる可能性が高いのがBCHになるだろう。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 4月30日 ~ 5月6日】
想定レンジ:14,000円 ~ 20,000円
コアレンジ:15,600円 ~ 18,500円

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■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

個人的に最も平和な値動きをしているのがライトコインだ。
昔から、あまり投機的な値動きをしないため、健全なコインとして個人的には好いている。
急落時にはライトコインの下落率が低いのも特徴ではあるが、下落が少ない分、反動で上がる上昇率も下がる。

こう考えていくと、今週に限ってはビットコイン・キャッシュからライトコインに一部資産を移動させるのも手だろう。

BTC価格の上昇に伴い、LTCも似たような上昇トレンドを描くと想定している。
買いポジションはそのままキープ、押しがあれば追加したいと考えている。
上値の目処は18500円だが、おおきく超えてくるにはLTCにとっての好材料のファンダメンタルズかBTCが110万円を超えてこないと難しいのではないかとも考えている。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 4月30日 ~ 5月6日】
想定レンジ:75円 ~ 110円
コアレンジ:80円 ~ 105円

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■出所 BITPoint XRP/円

最後にリップル分析に移る。

こちらももう少し上値を追いかけられそうな展開で考えていたが、予想以上に出来高が上昇してしまい、今後も上がったところは売りがぶつけられやすい可能性がある。
もちろん、XRPにとって好材料が出れば急騰するだろうが、その急騰が長らく続くかは疑問だ。
理想の値動きとするならば、チャートに記載した通り、三角持ち合いやペナントを形成し、少し出来高を落ち着かせてからのほうが買いやすいだろう。
今週前半は様子見し、90円台でおとなしく推移をしているなら、短期的に買いで参入すると値幅が取れるのではないかと考えている。

まとめると、今週はETH中心に、BTC、LTCの買い。
BCHは利食いを半分程度入れて様子見。XRPは現状様子見で週後半から参戦するか否かを決める、といったところだろうか。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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