BITPoint Weekly Market View(Apr. 02)

2018年04月02日

<先週の相場振り返り>

先週も月曜日から1週間通して下落。
実体の短い陰線続きの相場に嫌気がさしてしまうほどだ。
こういった相場は様子見する以外やることがない。大口プレイヤーも観察体制に入る。
目立ったニュースもなく下落するのはまだ個人レベルで断続的に投げ売りが出ている証拠であろう。
今週も様子見姿勢が無難かもしれない。

ふと、投資家仲間の中で話になったことがあり、興味深いコメントがあったので取り上げておく。
もちろん内容は「この仮想通貨市場の下落」についてどうみているかだ。

どんな話かと言うと、4月20日や25日に個人や個人事業者の確定申告納税振替日があるため、それまでに現金を確保しないといけなくなるという話だった。

株式投資でもよくある話で、確定申告後に納税額が判明するため、それにそなえて納税分の現金を確保しなければなくなる。
人間、そういった現金確保は納期に結構ぎりぎり近くまで行動に移さない人がほとんどである(税務署が3月11日~15日に混雑するのと同じ現象)。
それが仮想通貨と株式市場の同時下落により、現金確保が厳しくなってきた投資家から泣く泣く投げ売りを実施し、早めに納税分の現金を確保しているのではないか、と言うのである。

今回の仮想通貨市場を見るポイントは、出来高が減少し、かなり取引量が収まっているのにも関わらず、徐々に下落していることだ。
普段なら、真横に動くレンジ相場を形成することが多いのだが、今回は急落というものでもなく、本当に日に日にじっくりと下値を掘り下げている。

これらの値動きに話を根拠にした仮説をあてるならば、4月17日~19日までにこの下落相場が収まる可能性がある。
あと2週間半ほど我慢の相場かもしれない。
それほど日本人の個人投資家が市場に影響を与えているのか、と問われれば疑問だが、一理あるのではないだろうか。

<今週の見通し>

さて、今週の見通しはやはり様子見のほうが無難であろう。

オフィシャルな投機筋(投資銀行系)がいないため、買い支えや急落を起こす目途となる大口プレイヤーがいない。タイミングがとりづらいのも事実だ。
ただ直近でビットコインだけ短い時間足だが良い動きがあったので今日は追加でそれも紹介しておく。

<ビットコイン>

【BTC/円 価格帯予想 4月2日 ~ 4月8日】
想定レンジ:50万円 ~ 100万円
コアレンジ:65万円 ~ 80万円

20180402-btcjpy

■出所 BITPoint BTC/円(現物)

まずビットコイン日足チャート。本日、下髭をつけて陽線を形成しはじめている。
直近安値である65万円まであと少しのところまで迫ってきたが特に何も抵抗体がない68万円台で反発し、現在の水準で推移をしている。
あきらかに市場の板に売りも買いも注文が入っておらず、不安定なポイントで値動きしているとしか思えない。
大口プレイヤーも様子見姿勢を崩さずに、虎視眈々とセリングクライマックスのような値動きを狙っているように感じる。
小生もだが、まだ彼らも動かない(動けない)。

そこで1時間足で面白い値動きをしていたので下記に紹介をしておく。

20180402-btcjpy_60分足

■1時間足チャート形状

日足レベルでこのような値動きがあれば、勝負したいのだが・・・(笑)

市場の売買量が少ない時に起こる現象で、今回は売り板が少ないところで買われた値動きをした。
どこの取引所でも同じような値動きになっている。
こういったボトム圏で大陽線や大陰線が非常にポイントとなりやすい。
売り物がなくなった合図となるからだ。

但し、これが1時間足なので、これからまた徐々に長い時間足に波及していってくれることを願いたい。
日足レベルで今週や来週、または再来週に出現したら、強めに買い戻しを入れる予定だ。

<イーサリアム>

【ETH/円 価格帯予想 4月2日 ~ 4月8日】
想定レンジ:30,000円 ~ 60,000円
コアレンジ:37,000円 ~ 48,000円

20180402-ethjpy

■出所 BITPoint ETH/円

イーサリアム分析に移る。

こちらも徐々に下落トレンドが続いており、BTCよりも悪い形状になっている。
昨年11月後半から毎日のように上値を切り上げる時期があったが、すべてそれを帳消しにしてしまっている。

正直、イーサリアムだけは値崩れをおこしてほしくない。
昨年のICOで集める資金がイーサリアムベースとなっていることが多いため、各社資金繰りに苦しんでプロジェクトが進まなくなる懸念がある。
これが徐々に波及し、連鎖反応を起こすと最も想定したくないパターンで市場が反応してしまうからだ。
下落途中であるし、直近の出来高もまだまだ旺盛のため、この出来高が収まるころを待ってからまた買いに向かいたいと思う。

<ビットコインキャッシュ>

【BCH/円 価格帯予想 4月2日 ~ 4月8日】
想定レンジ:50,000円 ~ 90,000円
コアレンジ:60,000円 ~ 80,000円

20180402-bchjpy

■出所 BITPoint BCH/円

ビットコインキャッシュ分析に移る。

8万円のサポートラインを割り込み、底割れとなった。

先週までの出来高はよかったものの、ここから買い下がったプレイヤーの断続的な損切りが出てきているようにみえる。
買い向かいやすい形状になりつつあったが、今週は一変、また様子見となる。

下値の目処があまりないため、BCHは手を出さないほうがよさそうだ。
下げ止まって小動きになったころから再度買いを模索する。

<ライトコイン>

【LTC/円 価格帯予想 4月2日 ~ 4月8日】
想定レンジ:8,000円 ~ 15,000円
コアレンジ:12,000円 ~ 14,000円

20180402-ltcjpy

■出所 BITPoint LTC/円

ライトコイン分析に移る。

ビットコイン同様に、ライトコインは直近の安値を割り込んでいない。
しかし、今年の安値である12,000円のサポートライン寸前のところまで追い込まれているのも事実だ。

ここを割り込むと少し下落が加速し、1万円付近まで下落するであろう。
LTCトレードはできそうにみえる。
12,000円か10,000円をバックに短期的に買い勝負ができそうだ。

ただ、あがったところはすぐに利益確定をして逃げなければならない。
上の方で損切りを実施し、現在投資資金の確保が出来ている方ならトライしても良いだろう。

LTCは出来高もかなり少なくなってきており、BTC同様に少しだけ勝負しやすくなってきている。

<リップル>

【XRP/円 価格帯予想 4月2日 ~ 4月8日】
想定レンジ:75円 ~ 120円
コアレンジ:90円 ~ 110円

20180402-xrpjpy

■出所 BITPoint XRP/円

リップル分析に移る。

こちらもひどい下落が続いている。
先週のコラム通り、小生は50円台でいくつか買ったが、まだまだ地合いが悪い。
似たようなプライスで半分ほど手じまっているが、負け試合であることは変わりない。また50円台半ばぐらいでは全て手じまってしまおうかと考えている。

次の目安的に40円や30円ぐらいでまた指値を入れておく予定だ。
45円割れで定着をはじめれば、ついに最高値から90%の下落となる。

まとめると、今週のテクニカル分析的には、BTC、LTC中心、投機的にはXRPのオーバーシュートを狙って取引する。
ただし前述した仮説を考慮すると、4月17~19日ぐらいまでは上値が重い前提を頭に入れておいて、慎重姿勢で短期トレードに集中するとよいのではないだろうか。

■執筆者プロフィール
ひろぴー(@hiropi_fx

FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイFX!」や「みんなの株式」など、大手ポータルサイトでの執筆活動にも精力的に取り組んでいる。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始。
香港系プライベートファンドにて運用も担当している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。


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