BITPoint Weekly View(Jul. 31)

2017年07月31日

<先週の相場振り返り>

先週のビットコイン市場は比較的小動きとなった。

BIP91アクティベート後には、買い安心感が広がり一巡後に高値圏で推移する展開となった。

週中頃では、キプロスの取引所BTC-eを利用したハッキング事件の首謀者であるロシア人のハッカーが逮捕されてビットコインの価格は戻したものの、10%前後の下落となった。一難去ってまた一難といった週であり、トレードするには比較的難しい週だったのではないだろうか。

 

<今週の見通し>

さて、今週はBTC史上最も緊張感の高まる日を迎える。

81日のビットコイン分岐である。

ビットコインを現物で持ち越せば、ビットコインキャッシュがもれなく付与される形となるが、その後のビットコインの値動きを予想するのはかなり難しい。

正直わからないといった状況なので、取引については慎重姿勢で臨んでもらいたい。

覚悟を決めた現物の量で持ち越すことが懸命であろう。

 

BTC/円 レバレッジ市場 価格帯予想 7月 31日 〜 8月 6日>

 

想定レンジ:250,000350,000

コアレンジ:270,000320,000

■出所 BITPoint MT4 BTC/

 

ビットコインFXの日足になる。

現在、市場におけるビットコインの現物ポジションは長期買い持ちポジションが大半で、それに保険を掛けるようにFXやレバレッジポジションでショートをしてヘッジをしている上級者のプレイヤーが散見される。

 

または今回の分岐問題からのリスクオフ相場を狙った投機筋のショートポジションがいくつかあるだろう。

 

このようにバックグラウンドをイメージすると、ビットコイン円が下落した場合でもどこかで買戻しが入るため、いずれは元の30万円前後まで回復すると考えている。

すでに世界中のビットコインのポジションは覚悟の上で保有しているプレイヤーのみとなっているため、早々投げ売りが出るとは考えにくい。

またBCC(ビットコインキャッシュ)がほしいがためにビットコインを多くロングしている投資家も多いとは言えないだろう。

このように考えていると、どちらかというと上値の余地のほうがあるのではないかと考えている。

何事もなく今回のイベントを通過するならば、ビットコインは徐々に通常どおりの上昇になっていくだろう。

基本は様子見を推奨するが、82日の取引再開後からは少しずつビットコイン現物買いをしていくほうが良いのではないかと今のところ考えている。

 

またテクニカル的にもボリンジャーバンドは広がり気味で推移をしている。

下落のエネルギーもそこまで貯まっていないと判断できる。

よって、テクニカル的にも急落した場合、トレンドが継続するリスクは低いだろうと判断できる。

 

<イーサリアム円>

ETH/円 価格帯予想 7月 31日〜86日>

 

想定レンジ:15,000円~30,000

コアレンジ:20,000円~25,000

 

■出所 BITPoint  ETH/

 

さて、イーサリアム円はどうかと言えば、ビットコインの影響を受けて、総じてアルトコインはビットコイン以上に軟調だ。

 

原因は買われ過ぎであったこともあるが、開発元の資金調達がBTC建てで行っている機関も少なくない。

よって、今回の分岐問題に備えて、彼ら自身もイーサリアムを含むアルトコイン現金化を一部進めていたのではないだろうか。

 

これが原因でイーサリアムをはじめとするアルトコインがビットコイン以上に下落をしていたのではないかと考えている。

こう考えていくと、いずれ開発元も買戻しをしなければなくなるため、回復を始めたらビットコインより大きな上昇となるアルトコインは多いのではないかと考えている。

 

特に25,000円を超えていけば3万円ぐらいは比較的早く到達するであろう。

下値は15,000円となっている。

直近高値である45,000円付近から66%前後も下落していることから、市場ポジションはほとんど残っていないだろう。

下値は限定的ではないかと考えている。

ここ2週間は値固めとなっているため、次の上昇局面ではそのペースは力強いものとなる可能性があると認識しておきたい。

 

最後に、繰り返しとなるが、今週は業界全体でいっても山場となる。

ホームページの「ビットコイン分岐に向けた対応」が速報ベースで配信されるため、随時チェックをお願いしたい。

 

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■執筆者プロフィール
H&Iトレード株式会社
代表取締役 加藤 宏幸(通称:ひろぴー)

FXトレーダー兼FXコラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、第一回「ザイFX!杯 FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。
複数のポータルサイトにて執筆活動も精力的に行うなど、各種メディアへの出演も多数。
2015年からは仮想通貨の可能性に注目し、ビットコイントレードを開始した。

 

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